プロンポンの隠れ家居酒屋「酔い処 あかね」完全ガイド|おばんざい&家庭料理が人気の日本式居酒屋
サワディーカー!LABタイ語学校です。
本日は、プロンポンにある居酒屋「酔い処 あかね」について、詳しく紹介します。
【入店時に使えるタイ語フレーズ】
ไม่ได้จองไว้ครับ/ค่ะ
マイダイ・ジョーン・ワイ・クラップ/カー
(意味)予約していません
มีที่นั่งไหมครับ/คะ
ミー・ティーナン・マイ・クラップ/カー
(意味)席はありますか?
酔い処 あかねとは
「酔い処 あかね」はスクンビット・ソイ22を少し進んだところにあるアットホームな雰囲気が魅力的な居酒屋です。タイにいながらも日本の雰囲気を味わいながらご飯やお酒を楽しむことができます。
「酔い処 あかね」の大きな魅力は、“おばんざい”という言葉が使われる通り、家庭的で “おふくろの味” 的な料理が並んでいることです。例えば、だし巻き卵や、こんにゃく甘辛煮、ジャーマンポテトなどです。
また、日本酒・焼酎・ワイン・梅酒などの酒類が豊富です。また、ボトルのキープや、自分の酒を持参して楽しむスタイルももちろん可能です。
席は、入ってすぐにカウンター席があり、ひとり飲みでも入りやすい雰囲気となっています。もちろん、少人数や2〜4人の飲み会にも向いています。
実際に行ってみた!
大注目は手書きの日替わりメニュー
(日替わりのおすすめメニュー)
メニューは青いファイルに入っているフードメニューと茶色のファイルに入っているドリンクメニューのグランドメニューのほかに、このように日替わりでおすすめメニューのシートも用意されていました。
今回はこの日替わりメニューからは「ガパオと韓国海苔」をチョイスしてみました!
注文!🤩
(牛ごぼう)
最初にいただいたのはこちらの「牛ごぼう」です。
見た目は素朴ながら、ひと口食べるとしっかりと味の染みた牛肉の旨みが広がり、後からごぼうの香りがふわっと抜けていきます。
また、甘辛い味付けがちょうどよく、お酒がよく進む味わいでした。常温でも美味しいタイプの煮物で、冷めてもおいしかったです。
(牛コロッケ)
続いていただいたのはこちらの「牛コロッケ」です。箸を入れた瞬間、衣が軽やかに崩れ、中からホクホクのじゃがいもとほろほろの牛肉が!
外はサクサクで香ばしく、中はふんわりしています。昔ながらの惣菜屋さんの味わいを思わせる、どこか懐かしさのある一品でした!
ソースをかけてももちろん美味しいですが、そのままでも十分満足できる仕上がりとなっていました。
(ガパオと韓国海苔)
続いていただいたのが、日替わりメニューの中にもあった「ガパオと韓国海苔」です。
タイ料理の定番・ガパオを、韓国海苔にくるっと巻いて食べるという新スタイル。居酒屋ならではの遊び心を感じるユニークなメニューです。
タイのガパオというと、本場の辛いガパオを想像しがちですが、こちらのガパオはほとんど辛みがなく、とてもマイルドな味となっていました。韓国海苔のごま油の風味とガパオの甘じょっぱさがしっかりと調和していて、ひと口ごとに手が止まらなくなる美味しさです。
こちらもかなりお酒が進みそうな一品でした。
(ハンバーグ)
こちらは自家製のハンバーグです。運ばれてきた瞬間から、肉の香りがふわっと立ち上がり、食欲を刺激します!切ると中から肉汁がと溢れ、柔らかくジューシーな食感でした。
お店特製のソースがまた絶妙で、濃厚すぎず、肉の旨味をしっかり引き立ててくれる最高の一品です。
家庭的な温かさがあり、満足度の高い一皿でした。
🇹🇭 タイで日本式居酒屋が発展した歴史
① 1990年代:日系企業の進出と駐在員の増加
1990年代のタイは、外資誘致政策の成功により経済が大きく発展し、日本の自動車メーカーや家電産業がこぞって進出した時代でした。それに伴い、バンコクには多くの日本人駐在員が暮らすようになります。
当時の駐在員たちは、
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日本食を安心して食べられる場所
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商談や接待を行う落ち着いた和食店
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海外でも日常的に飲める“気軽な場所”
を求めていました。
こうしたニーズが徐々に高まり、バンコクにも最初の日本式居酒屋が少しずつ登場します。
とはいえ、この時代はまだ「高級和食店」や「接待向け割烹」が多く、いわゆる大衆居酒屋はごくわずかでした。
まさに日本式居酒屋文化が芽生え始めた“黎明期”といえる時代でした。
② 2000年代前半:スクンビットを中心に居酒屋が増加
2000年代に入ると、日本人コミュニティの中心がスクンビットエリア(プロンポン、トンローなど)に形成されます。日本人家族向けのコンドミニアムや学校が集まり、周辺には日系スーパー・美容室・レストランも相次いで出店されます。
これに合わせて、日本式居酒屋も本格的に増加します。
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焼き鳥、もつ鍋、おでんなどのある居酒屋が登場
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日本語メニューや日本人スタッフが当たり前に
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仕事終わりに“気軽に寄れる場所”として駐在員の間で定着
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接待文化が残る一方で、カジュアルな居酒屋も広まる
特にプロンポン〜トンロー界隈は「日本人街」とも呼ばれるようになり、日本式居酒屋が街に自然に溶け込むようになります。
ここが、日本式居酒屋がバンコクで市民権を得たターニングポイントでした。
③ 2010年代:日本食ブーム × 観光ブームでタイ人客が急増
2010年代に入ると、日本式居酒屋は一気に“日本人のもの”から“タイ人の人気外食ジャンル”へとステージアップします。
その背景にはいくつものトレンドが重なっています。
🔸 日本食ブームの加速
タイの若者の間では、日本のドラマ・アニメ・ファッション・旅行が大人気になります。
この流行の中で、
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ラーメン
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焼肉
- とんかつ
などに続き、居酒屋料理がおしゃれで新しいグルメとして注目され始めます。
唐揚げ、餃子、枝豆、だし巻き卵などは、タイ人にとっても食べやすく“インスタ映え”する料理として定着していくのです。
また、訪日タイ人が増え、日本の居酒屋文化を現地で体験したことで、「バンコクでも日本の居酒屋体験がしたい」という需要が急上昇したことも大きな理由のひとつです。
🔸 店舗の多様化と本格化
この頃から居酒屋のジャンルが一気に広がります。
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大衆のれんチェーン
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高級おでん専門店
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一人飲み向けの小料理屋
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立ち飲み風のカジュアル酒場
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日本酒バー・焼酎バー
味、雰囲気、価格帯が分かれ、多くのタイ人がシーンに合わせて居酒屋を利用するようになりました。
④ 2020年代:ローカル化&ミックス文化へ
2020年代になると、SNSの普及やデリバリー文化の台頭も相まって、日本式居酒屋はタイ社会にさらに浸透していきます。
🔹 タイ人向けの味付けアレンジが増加
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マヨネーズたっぷりの濃い味付け
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スパイシー&酸味を加えたソース
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ガパオ・ラープ・ナムトックなど“タイ料理×居酒屋”の融合
など、ローカルに合わせた“ハイブリッド居酒屋メニュー”が登場します。その結果、タイ人でも親しみやすい“進化系居酒屋”が増えました。
🔹 日本人よりタイ人客が多い居酒屋が一般化!?
若者や女性グループがSNSの写真をきっかけに訪れ、「居酒屋=気軽で楽しい飲み会スポット」というイメージが完全に定着します。
今や、日本式居酒屋はバンコクのナイトライフに欠かせない存在となっています。
酔い処 あかね アクセス
◎酔い処 あかね(PM5:00-AM1:00)
(🗺 https://maps.app.goo.gl/aKUUPvG5DfnwitYWA)
✏️最寄駅はBTS・Phrom Phong(プロンポン)駅。スクンビット通りからSoi22に入って少し進んだところにお店を構えています。
📌166 Sukhumvit Alley 22, Khwaeng Khlong Toei, Khlong Toei, Bangkok 10110
☎️0964211534
🌐https://www.facebook.com/profile.php?id=61568175174307
最後に
今回は「酔い処 あかね」について詳しく紹介しました。
プロンポン駅から少し歩きますが、隠れ家のような雰囲気で美味しいご飯とお酒を楽しむことができます。また、食事だけでなくお客さん同士の交流も盛んで、コミュニティの場ともなっていました。もちろん、ひとりでまったりお酒を楽しむこともできます。
プロンポン駅付近に訪れた際はぜひこちらの「酔い処 あかね」へ足を運んでみてはいかがでしょうか!✨
【会計時に使えるフレーズ】
จ่ายบัตรได้ไหม
ジャーイ バット ダイマイ
(意味)カードで支払えますか?
ขอใบเสร็จด้วย
コー バイセッ ドゥアイ
(意味)領収書をください
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