【中国茶で有名】隠れ家カフェ「Gimbocha」へ行ってみた
サワディーカー!LABタイ語学校です。
本日は、BTSナショナルスタジアム駅の近くにある隠れ家カフェ「Gimbocha(金母茶)」について、紹介します。
【カフェなどで使えるフレーズ】
อันนี้เท่าไหร่ครับ/คะ
アンニー タオライ クラップ/カー
(意味)これはいくらですか?
แนะนำเมนูหน่อยครับ/ค่ะ
ネー ナム メーヌー ノーイ クラップ/カー
(意味)おすすめはなんですか?
Gimbochaって?
まず「Gimbocha(漢字表記:金母茶)」とは、バンコク・BTSナショナルスタジアム駅から徒歩約5分ほどの場所にある、主に中国茶を扱う人気のカフェです。店舗はBTSナショナルスタジアム駅の近くに構えていますが、最近ではEmsphere(エムスフィア)のGフロアでもお店を出しています。
お店は 「ホーミー(家庭的/こぢんまり)」な雰囲気を大事にしていて、まるでおばあちゃんの家でお茶を飲むような温かさを感じさせる空間づくりをしているとのことです。
また、“คุณยาย”=おばあちゃん、というキャラクターを店の象徴にしていて、ブランドイメージや店内装飾、カップのステッカーなどにもそのモチーフが使われています。
店内には「絵を描くコーナー」・「ボードゲーム」・「読書をするスペース」などがあり、ドリンクを飲むだけでなく時間をゆったり過ごせる店づくりをしています。
気になるメニュー
中国茶を主に取り扱っているカフェということもあり、メニューは茶葉にこだわっていて、伝統的な中国茶(烏龍茶・紅茶・緑茶など)や、ブレンドやアレンジを加えたモダンなお茶のドリンクが揃っています。また、ドリンクに加えて、ケーキやスイーツ、軽食なども提供しています。
中国茶のメニュー
中国茶を主軸にしたカフェらしく、メニューはどれも“茶”を中心に展開されています。特に伝統的な中国茶の品揃えは豊富で、烏龍茶・紅茶・緑茶といった基本から、丹欽(ダンツォン)や白茶などの希少な茶葉まで幅広く揃えており、本格的な茶器でじっくり味わえるのも魅力です。さらに、従来の中国茶に現代的なアレンジを加えたフュージョンドリンクもあり、フルーツやハーブを組み合わせた爽やかなブレンドティーや、ミルクフォームをのせたクリーミーなアレンジティーなど、よりモダンに中国茶を味わうこともできます。
ドリンク(中国茶除き)・軽食メニュー
ドリンクは中国茶以外にも、コーヒーやフルーツベースのドリンク、ハンドクラフトソーダなどバリエーション豊かです。
また、軽食やスイーツも!中国茶に合わせて楽しめるシフォンケーキや、季節限定のスイーツのほか、月餅や中華菓子のような伝統的な一品もラインナップされています。ティータイムやちょっとした読書・作業のお供にもぴったりです!
実際に行ってみた!✨
到着✨
入り口にはこのようにGimbochaのオリジナルキャラクターであるおばあちゃんがお茶を淹れているイラストが描かれた看板があります。かわいい!🥰✨
植物もたくさんあり、まるで「おばあちゃんの家のお庭」というような雰囲気を感じました。
いざ注文✨
先に注文・お会計をしてお茶を待つ形です。
honey orchid dancong(蜜蘭香單叢・160バーツ)というお茶を注文してみました。中国・広東省(特に鳳凰山=Phoenix Mountain地域)発祥のダンツォン烏龍茶(Dancong Oolong) の中で、最も有名かつ代表的な香りの品種のひとつだそうです。
この茶葉は、乾いた葉そのものや湯に浸した後にも、蘭や蜂蜜を思わせる香りが漂うことから、「飲む香水(a drinkable perfume)」などと表現されることもあるそうです。
お茶特有の渋さの中に、蜂蜜の甘い香りがあり、何度淹れてもおいしかったです✨
また、お茶のデザートとして抹茶味の月餅も注文しました。
中国茶を取り扱うカフェなだけあり、中国の中秋節(旧暦8月15日・十五夜のお祭り)に食べられる中国の伝統的なお菓子であるこの「月餅」も、何種類かバリエーションがありました。
この抹茶の月餅は、抹茶がとても濃厚で美味しかったです✨
お茶と共に中国の伝統的なデザートも楽しめるのも、Gimbochaならではです。
趣味に没頭できる📕
このようにとあるテーブルの後ろには、多くの本が所蔵されている本棚が!
タイの文学はもちろんのこと、洋書や、村上春樹さんの小説などといった日本の本も多くありました。さまざまな国から集めた本があるのが魅力なのはもちろん、小説やエッセイなど、気分によって読む本を選ぶことができます。
今回、私は友人とタイのアーティストが描いた台湾・台北に関するエッセイを読みました。
また、読書以外にも絵を描き壁に貼ることができるスペースがあったり、鳥がいるので鳥と戯れるスペースがあったり、もちろん広いテーブルで友人とのおしゃべりを楽しむことができたり… このカフェでの過ごし方はさまざまです。ゆったりとしたBGMが流れており、とても過ごしやすい空間でした🍵
(番外編)タイにおける中国茶の伝統的な歴史
タイでの中国茶(ชา จีน / チャージーン)については、「流行」というよりは深い伝統と生活文化に根付いた存在であり、近年は若者やカフェ文化に合わせて「再流行」している側面もあります。
歴史的背景(伝統)
◎華僑(中国系移民)の影響
タイには19世紀以降、中国南部(広東・潮州・福建など)から多くの移民が渡ってきました。
彼らは商売と共に食文化も持ち込み、日常的に「中国茶」を飲む習慣を広めました。
特に潮州系移民は「烏龍茶・鉄観音・普洱茶」などを伝えています。
◎食堂や市場の文化
タイの中華系食堂(ヤムチャ店や潮州料理店)では、昔からポット入りの烏龍茶やジャスミン茶が定番で、食後や会話のお供として欠かせない存在でした。
◎儀式との関係
中国系の家庭では、祖先崇拝や旧正月、結婚式などの儀式に「お茶を捧げる」風習があり、これが今でも続いています。
現代の流行・新しいスタイル
◎カフェ文化との融合
バンコクを中心にGimbochaのような「中国茶専門カフェ」が登場しました。
伝統的な工夫茶(中国式の茶器を使うスタイル)をモダンにアレンジし、若い世代に人気を集めています。
◎健康志向ブーム
茶ポリフェノールやカフェイン控えめといった健康イメージから、中国茶やハーブティーが「身体にやさしい飲み物」として再注目されています。
Gimbocha アクセス
◎Gimbocha(AM11:30〜PM9:00(休日はPM7:00閉店)・木曜日定休)
(🗺 https://maps.app.goo.gl/7BREgs8ghLjZ8DP49)
📌36 Kasem San 1 Alley, Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330
🌐https://www.facebook.com/gimbocha
☎️0990821691
最後に
今回はBTSナショナルスタジアム駅近くにある隠れ家カフェ「Gimbocha」について紹介しました。
ドリンクを飲んで少し休憩するだけでなく、読書や絵を描くなどといった趣味に没頭しながらゆったりと過ごすことのできる空間が広がっています。
ナショナルスタジアム駅の近くに訪れることがある際は、ぜひこちらのカフェで休憩してみてはいかがでしょうか!✨
【会計時に使えるフレーズ】
จ่ายบัตรได้ไหมครับ/ค่ะ
ジャーイ バット ダイ マイ クラップ/カー
(意味)カードで支払えますか?
ขอใบเสร็จด้วยครับ/คะ
コー バイセッ ドゥアイ クラップ/カー
(意味) 領収書をください