シャム戦隊タイレンジャー第1話ータイの国旗の秘密ー

サワディーカー!LABタイ語学校です!

今回から、シャム戦隊タイレンジャー第1話!楽しくタイ語、タイの歴史をみんなで学んでいきましょう!

登場人物

泰郎   :心優しい高校1年生ひょんなことからタイレンジャーと知り合う。
タイブルー:タイレンジャーのリーダー。まだ覚醒していない仲間を探しながら敵と戦う中、泰郎に出会う。
サットルー:人々を脅かす存在。

 

今回のお話

今回のキーフレーズ
・きみ、誰?
・なんだって!?

学校の帰り道。雨が強く降る中、泰郎は家へ歩いて向かっています。

泰郎「うっわあ、なんでこんなに雨が強いんだよ」

だんだんと強くなる雨音。泰郎は焦って走り出します。

泰郎「まずい、このままじゃカバンの中の本までびしょ濡れだ。」
泰郎「う、うわああああ!」

なんと、泰郎は雨で足元を見ておらず、蓋のしまっていなかったマンホールに落ちてしまいます。

泰郎が目を覚ますと、目の前にいたのは何やら黒い化け物。

泰郎「きみ、誰?

サットルー「ふん、お前は知らなくていいんだよ、もうじきこの世界からおさらばするんだから」

泰郎「どういうことだ?ここはどこだ?」

サットルー「俺はお前を異界から呼び寄せたのさ、われら一族のいけにえとしてね」

泰郎「どういうことだ?」

ここで、近くに転がっている本に泰郎は気が付きます。

泰郎「あ、この本。図書館で借りたやつ」

サットルー「お前の持っているその本が、お前の世界とこの世界を結びつけたのさ」

泰郎「なんだって!?

サットルー「だからお前は、ここでいけにえになr…」

ブルー「そうはさせるかあ!」

サットルー「来たな、タイレンジャーめ」

泰郎「?」

ブルー「タイブルー、ここに参上!坊や、もう大丈夫だからね」

サットルー「ふん、リーダーのお前を倒せばこの世界はわれらのもの…今日という今日こそ決着をつけようぞ」

ブルー「ああ、そうだな」

泰郎「ちょっと待って!なんでリーダーがブルーなの?レッドじゃないの?」

ブルー「おいおい、時代錯誤もその辺にしておくんだな坊や。今時、リーダーのカラーが青じゃないといけないなんてルール、ないんだぜ?それに、俺がリーダーなのには深ーいわけってもんがあるのさ」

泰郎「深いわけ?」

ブルー「これを見てごらん」

 

泰郎「タイの国旗?」

ブルー「その通り。タイの国旗は赤、青、白から成り立っているんだ。ところで君は、タイの国はどんな政治体制になっているか知っているかな?」

泰郎「ええ、王政ですよね」

ブルー「その通りだ。じゃあ君は、王室を表すのはどの色のストライプだと思う?」

泰郎「えっと、青、ですか?」

ブルー「チャーイ!!その通りだよ!君は天才だね。」

 

解説

まずは今回のキーフレーズの音声確認からいきましょう。
きみ、誰? คุณคือใคร:クンクークライ

ใคร→クライ
この、クライは、英語で言うとwhoに当たります。

きみ、誰?は、タイ語でคุณคือใคร(kʰun kʰɯɯ kʰrai)、クンクークライと使います。

なんだって? อะไรนะ:アライナ

 

アライが、タイ語の何に相当します。アライナで、なんていった?というニュアンスになります。タイドラマなどを見ていてもよく使われていますね♪皆さんも、タイドラマを見た際にアライナを探してみて下さいね。

なんだって?は、タイ語でอะไรนะ (arai ná)アライナ、と使います。

 

では、音声も確認できたところで、今回のポイントの解説をしていきます。

国旗について

タイの国旗は、縦に赤・白・青の3本のストライプが配されたデザインです。この国旗は、1917年にタイの国旗として採用されました。以下に、タイ国旗の由来について説明します。

赤いストライプは、タイの国民の勇気と意志を象徴しています。白いストライプは仏教を表し、タイの国民の精神的な信仰と純粋さを象徴しています。青いストライプは、タイの王室を象徴しています。

このデザインは、タイの国王ラーマ6世(ワチラーロンコーン)が制定しました。彼はタイの国旗を変更し、タイ国民により強く統一されたシンボルを提供することを望んだのです。

また、赤は国旗の上部に位置していることから、タイの国民が王室に対しての忠誠心を示すことを意味しています。この国旗は、タイの国内外で非常に一般的なシンボルとして使用され、公式の行事や祝日、政府の建物などでよく見ることができます。

王室について

タイの王室は、タイ王国の君主であるタイ国王を中心とした制度です。タイ王室は歴史的に非常に重要な存在であり、タイの文化や伝統に深く根ざしています。

現在、タイの国王は国王ワチラーロンコーン・ボーランティラト・チャオユハネット(ラマ・X世)です。彼は2016年に父親の国王ピューミポン・アドゥンヤデート(ラマ・IX世)の死後、即位しました。

タイの王室は非常に崇敬されており、タイ国民からの深い敬意と愛情を集めています。王室の象徴である王家の象徴として、タイ国内の公共の場所や建物には王室の写真や絵画が掲示されています。

また、タイ王室は宗教的な儀式や公的な行事にも関与しており、国内外での公式訪問や外交活動も行っています。タイ国王は、国家元首としての役割を果たす一方で、タイの文化や伝統の維持と発展にも力を入れています。

ただし、タイの王室は憲法に基づいた制限を受けています。タイ憲法では、王室に関する一連の規定が定められ、王室の行動や機能に制約が課されています。

いかがでしたか?これから定期的に投稿していきますのでタイレンジャーと一緒にタイの歴史や文化について学んでいきましょう!

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。