タイに留学する際に必要な予防接種とは?日本人が使える病院は?留学、就職する人必見

サワディーカー!LABタイ語学校です!

今回の記事では、タイに就職、留学する際に必要となる予防接種についてまとめてみました!少しでも皆様の力になれれば嬉しいです。

 

必要になる予防接種リスト

〈狂犬病ワクチン〉
狂犬病は日本やヨーロッパ、オセアニア地域の一部は洗浄地域とされていますが、世界的に流行しています。
特にアジアは流行地域であり、渡航の際に注意が必要な感染症の一つです。犬だけでなく、その他の感染動物に噛まれることで唾液から感染し、体内に侵入したウイルスが神経病原性を引き起こします。また、1度発症するとほぼほぼ100%死亡すると言われ、年間5万人が亡くなっていると言われています。
 
接種スケジュール
 
曝露前 接種:3回接種(0、7、21日または0、7、28日のスケジュール)
暴露後 接種:5回接種(0、3、7、14、28日)
※創部が深かったり紹介状を海外から持ってきたりして途中からの場合には、6回接種(0、3、7、14、30、90日)
暴露後【過去に接種を完了している方】:2回接種(0、3日)
※1回目接種日を0日とする
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〈破傷風ワクチン〉
破傷風菌は土壌中に広く存在し、切り傷などの 創傷部位から体内に侵入して感染します。
潜伏期間は3日~21日であり、口から全身に広がる筋肉の痙攣、呼吸困難などにより、発症したばあいには死亡することもある感染症です。
 
接種スケジュール
 
初回、2回目は3~8週間後、3回目は6ヶ月後以降で120日~180日後を推奨されています。
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〈日本脳炎ワクチン〉
日本脳炎ウイルスはコガタアカイエカという蚊によって媒介されます。
潜伏期間は5日~15日で、主な症状としては、頭痛・嘔吐・意識障害・痙攣などがあり、致死率は15%~40%と言われます。
また、死に至らなくても、後遺症が残りやすく30%~50%の人は神経症状が残ることがあります。
 
接種スケジュール
 
初回、1~4週間、1年後
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〈A型肝炎ワクチン〉
A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。
途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。
 
接種スケジュール
 
ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。
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〈B型肝炎ワクチン〉
B型肝炎は主に輸血などの血液を介しての感染および性的接触で感染します。約3ヶ月の潜伏期間を経て、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸などの症状が現れます。
大人での致死率は1%程度と言われていますが、肝硬変やがんになる場合もあります。
 
接種スケジュール
 
初回、4週間後、20~24週間後
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〈腸チフスワクチン〉
チフス菌と呼ばれるサルモネラの一種による感染症です。一般的には感染者や回復期の患者、保菌者の便で汚染された食べ物や水から感染します。
日本での発生の多くは海外で感染し帰国後に発症した輸入感染です。潜伏期間は6~30日です。
 
接種スケジュール
 
一回の投与で効果がありますが、ワクチンの効果があらわれるまでに最低2週間となりますので、旅行前最低2週間での接種が必要となります。
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〈髄膜炎ワクチン〉髄膜炎は、発症から24~48時間以内に5~10%が死亡、回復しても約10~20%の頻度で難聴、神経障害、循環不全による四肢切断などの後遺症が残ると言われています。
メッカ巡礼のビザ発給条件として髄膜炎ワクチンの接種をサウジアラビア政府が要求していたり、をアメリカへの留学の際に接種証明が必要だったりと渡航先によっては必要な場合がありますので、ご確認ください。
 
接種スケジュール
 
1回
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〈ジフテリアワクチン〉

ジフテリアはジフテリア菌により発生する疾病です。その発生は最後に報告されたのが、1999年であり稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。
主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全等を来たして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合があります。
 
接種スケジュール
 
1期:初回接種については生後2ヵ月~12ヵ月の期間に20~56日までの間隔をおいて3回、追加接種については3回目の接種を行ってから6ヵ月以上の間隔(標準的には12ヵ月~18ヵ月の間隔)をおいて1回の接種を行います。
※1期に沈降ジフテリア破傷風混合トキソイドを使用する場合は、接種開始スケジュールが生後3月からとなります。
2期:11~12歳の期間に1回の接種を行います。
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〈百日せきワクチン〉

百日咳は咳を主とした急性気道感染症で、百日咳菌という特殊な細菌が原因です。終生免疫(一度感染したら次はかからない)の感染症ではないため、風邪のように何度でも百日咳にかかる可能性があり、特に6か月未満の乳児が百日咳にかかると呼吸器不全など命に関わることがあります。
 
接種スケジュール
 
1期:初回接種については生後2ヵ月~12ヵ月の期間に20~56日までの間隔をおいて3回、追加接種については3回目の接種を行ってから6ヵ月以上の間隔(標準的には12ヵ月~18ヵ月の間隔)をおいて1回の接種を行います。
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〈ポリオワクチン〉

口から入ったポリオウイルスが腸の中で増え、便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染し、乳幼児にかかることが多いです。
ポリオに感染してもほとんどの人が症状が出ませんが、発熱、頭痛、咽頭痛、悪心・おう吐、倦怠感、頚部硬直、下肢痛などの症状がみられる場合があります。

日本では1980年からポリオは発生していませんが、海外から入ってくる可能性はあります。入ってきたとしても現在の日本では、ほとんどの人が免疫を持っているので、大きな流行になることはないと考えられますが、予防接種を受けない人が増え、免疫を持たない人が増えるとポリオの流行が起こる可能性が高まります。
 
接種スケジュール
 
生後3ヵ月から接種が可能です。3〜8週間隔で3回接種し、3回目の約1年後に4回目の接種をします。
また、成人で感染がみられる地域へ行く場合に、接種経験が無い、接種回数が不完全、接種の既往がわからない方は、4〜8週間隔で2回の接種、2回目から6〜12ヵ月後に3回目の接種をしてください。
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〈水痘・帯状疱疹ワクチン〉

水痘は、いわゆる水疱瘡(みずぼうそう)と呼ばれる病気です。10~21日間の潜伏期間のあと、体中に発疹ができます。38℃前後の発熱や倦怠感を伴うこと場合があります。
小児の場合は軽症の場合が多いですが、成人では重症になる場合があります。免疫機能が低下している場合には死亡することもあります。
過去に感染したことが確認できない場合や不明な場合は接種をおすすめします。

また、帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じ、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる疾患です。主に小児期に、水痘に羅患し、治癒したものが、大人になり再活性化し発症すると考えられています。
加齢や疲労などで免疫力が低下したときに発症するため、帯状疱疹患者の約7割が50歳以上となっています。症状としては、体の左右どちらかに、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に出ます。
強い痛みをともなうことも多く、まれに合併症による障害・後遺症が残ることもあります。

日本では成人の9割以上が、帯状疱疹ウイルスに感染しているといわれているため、50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種をおすすめします。
 
接種スケジュール
 
免疫が不明、不十分の可能性が高い場合は2回(初回,3ヶ月以上、可能であれば6ヶ月~12ヶ月)
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〈おたふくワクチン〉
おたふくは、ムンプスウイルスによって感染し、感染から発症までの潜伏期間は12~24日で、主に発熱と耳下腺の腫脹と疼痛によって発症します。
様々な合併症が有り、無菌性髄膜炎、 難聴や膵炎、精巣炎、 卵巣炎等が挙げられます。
 
接種スケジュール
 
1回の接種でも予防効果は認められていますが、ワクチンを定期接種する海外諸国では確実な予防のために2回接種が行われており、日本小児科学会も2回接種を推奨しています。
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〈ガーダシル9ワクチン〉

ヒトパピローマウィルス(HPV)は、性交渉のある女性の半数以上が生涯で一度は感染すると考えられている一般的なウィルスで、子宮頸がんだけでなく、膀胱がん、咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がんなど多くの病気の発生に関与しています。最近、20代女性の死亡率で2番目になるほど子宮頸がんが増えてきており問題視されています。日本では毎年約1万人の女性が子宮頸がんで子宮を摘出、約3,000人が亡くなっています。ガーダシル9ワクチンではHPVの9つの型に対応し子宮頸がんの原因の約90%をカバーできます。
 
接種スケジュール
 
初回接種から2ヵ月後に2回目、その6ヵ月後に3回目の計3回接種となります。
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〈シルガード9ワクチン〉

ヒトパピローマウィルス(HPV)は、性交渉のある女性の半数以上が生涯で一度は感染すると考えられている一般的なウィルスで、子宮頸がんだけでなく、膀胱がん、咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がんなど多くの病気の発生に関与しています。
最近、20代女性の死亡率で2番目になるほど子宮頸がんが増えてきており問題視されています。日本では毎年約1万人の女性が子宮頸がんで子宮を摘出、約3,000人が亡くなっています。
シルガード9ワクチンではHPVの9つの型に対応し子宮頸がんの原因の約90%をカバーできます。
 
接種スケジュール
 
初回接種から2ヵ月後に2回目、その6ヵ月後に3回目の計3回接種となります。

※Myメディカルクリニック様より引用

 

 

どこで予防接種を受けられるの?

必要な予防接種の種類はわかったけれど…どこで受けられるの?と思いますよね。選択肢がいくつかありますのでご自分に合わせて医療機関を選んでみてくださいね。

1. 保健所
地域の保健所は一般的に予防接種を提供しています。渡航先の予防接種要件に基づいて、保健所で必要なワクチンを受けることができます。
 
2. 旅行クリニック
専門の旅行クリニックや国際予防接種センターでは、渡航先ごとの予防接種や健康相談を行っています。こうしたクリニックは、旅行者向けに特別なサービスを提供しています。
 
3. 地元の医療機関
地元の医療機関や診療所でも一部の予防接種が受けられることがあります。ただし、渡航先に特有のワクチンが必要な場合は、それを提供できるか確認する必要があります。
 
4. 企業や大学の健康サービス
一部の企業や大学は、従業員や学生向けに予防接種を提供しています。これには海外赴任者や留学生に向けたサポートも含まれます。

 

 

日本人も使える病院 バンコク編

予防接種はしてきたけれど、そうはいっても病気になるかも…と不安ですよね?ご安心ください。現地に行っても大丈夫。実はバンコクには、多くの日本人が利用できる病院があるんです!

1. バンコク病院 (Bangkok Hospital)
– 国際的な患者向けのサービスがあり、多言語対応スタッフもいます。
 
 
2. バンコクナコーン病院 (Bangkok Nonthaburi Hospital)
– 日本語対応医師がいるなど、日本人患者向けのサービスが提供されています。
 
 
3. サムイ国際病院 (Samui International Hospital)
– 観光地であるサムイ島にあり、観光客にも対応しています。

 

 

日本人も使える病院 チェンマイ編

続いてチェンマイ編。

1. ラムホスピタル (Lanna Hospital)
– チェンマイ市内に位置しており、国際患者向けにサービスを提供しています。
 
 
2. チェンマイラーム病院 (Chiangmai Ram Hospital)
– モダンな施設で、国際的な医療サービスを提供しています。
 
 
3. メディカルパークチェンマイ病院 (McCormick Hospital)
– カジュアルな雰囲気で、日本人患者にも対応しています。

 

今回の記事はいかがでしたか?しっかり予防接種を打って、安全にタイにいきましょう!
それではまた。コップンカー!!

 

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