SNSで話題!ワット・パクナムの見どころ徹底解説|巨大仏像&エメラルド仏塔が圧巻

サワディーカー!LABタイ語学校です。

 

 

本日は、InstagramなどといったSNSでも人気沸騰中のバンコクの寺院のひとつ「ワット・パクナム」について紹介します。

 

 

 

【寺院などで使えるタイ語フレーズ】

 

ซื้อตั๋วที่ไหน

スー・トゥア・ティー・ナイ?

(意味)チケットはどこですか?

 

ค่าเข้ากี่บาท
カー・カオ・ギー・バート?

(意味)入場料はいくらですか?

 

 

ワット・パクナムとは?

ワット・パクナム(Wat Paknam Phasi Charoen)は、バンコクの西側にある人気急上昇中の寺院です。エメラルド色に輝く「ガラスの仏塔」巨大な白仏像が象徴的な、バンコクの観光地としても人気の、寺院のひとつです。

 

(ワット・パクナム。この大きな仏像は、徒歩約8分ほど離れたMRTブルーラインの最寄駅・バンパイ駅からも見えました!)

 

寺院の歴史はアユタヤ時代までさかのぼり、20世紀には高僧ルアンポー・ソッドのもと“瞑想修行の中心地”として発展しました。
現在でも多くのタイ人が功徳積みや参拝に訪れる、信仰の深い寺院でもあります。

一方で、寺院の5階にある幻想的なエメラルド仏塔と、2021年に完成した高さ69mの巨大仏像がSNSで話題となり、世界中の観光客が訪れるフォトスポットとしても人気が高まっています。

 

静かで落ち着いた雰囲気の中、タイ仏教の精神文化と、現代的な美しさの両方を体感できるのが魅力です。バンコク中心部から少し離れているもののアクセスが良く、半日観光にぴったりの寺院です。

 

実際に行ってみた

実際に「ワット・パクナム」へと行ってみました!👏🏻✨

私が訪れたのは月曜日でしたが、多くの観光客とタイの参拝客の方で賑わっていました。

拝観料は無料で、チケット引換などもないため、入口からスムーズに寺院へ入ることができました!

 

(金色の大きな仏像)

 

まずは入り口をまっすぐ進んでみると、こちらの大きな仏像が出迎えてくれます。

写真にはなかなか収まりきらないほどとても大きく、そしてかなりの迫力を感じました。こちらもワット・パクナムのなかでも人気の写真スポットのひとつで、多くの人が写真撮影をしていました。

 

 

次はこちらの「大仏塔(チェディ)」です。

正式名称は、Phra Maha Chedi Maha Ratchamongkhon(プラ・マハー・チェディ・マハー・ラチャモンコン)といいます。

外側は白を基調とした近代的なデザインですが、内部は階ごとに役割が違い、仏教の学び・展示・瞑想・崇拝の場などとして使われています。

 

1階は、講堂・瞑想ホールとして、僧侶や参拝者の集会・講話の場や法要や瞑想会が行われる広いホールとなっています。

2階は、仏教資料館(博物館)で、仏像、経典、僧侶の生活用品などを展示しています。寺院の歴史や高僧ルアンポー・ソッド(ワットパクナムの復興に最も貢献)の資料が多い、伝統仏教の知識が深められるエリアです。

3階は、「高僧ルアンポー・ソッド記念館」です。ルアンポー・ソッドの功績と生涯が紹介されており、写真・愛用品・彫像などが展示されています。

4階は、中間ホール(通過フロア)となっており、展示物などはありません。聖域(エメラルド仏塔)に近づく階とされているためです。

 

そして、ついに最上階の5階です。

 

 

ここが、「ワット・パクナム」最大の象徴でもあるエメラルド仏塔です!✨

🔹 特徴

  • 中央にガラス製のエメラルド仏塔(蓮台の形)があります。

  • 周囲を囲む壁画には、宇宙・天界・仏陀の世界観が描かれています。

  • 天井は曼荼羅のような宇宙の広がりをイメージした鮮やかな緑と青。

  • 自然光や照明で、時間帯によって色が変わる“光の仏塔”が大きな特徴。

 

🔹 意味

  • 仏塔の形は「仏陀の悟り」をシンボル化!

  • 緑色は「平和・慈悲・清らかさ」という意味合いがあります。

  • 宇宙壁画は「輪廻・法の広がり」を表現しています。

 

こちらも多くの観光客で賑わっていました。歴史などを学びながら階を上がっていき、最上階でSNS映えなどの写真撮影ができるので、最初から最後まで楽しむことができる作りになっており、とても面白かったです。

 

(豆知識)歴史ある「ワット・パクナム」

① アユタヤ後期(17世紀)に創建

ワット・パクナムはアユタヤ時代後期(17世紀)に建立されたと言われています。

当時のバンコク周辺はまだ小さな村で、この寺の場所はチャオプラヤー川につながる水路の交差点に位置しており、“水の口(パク=口、ナム=水)”という地名が寺名の由来です。

つまり、水上交通の要衝に建てられた寺院という意味になります。

 

② ラタナコーシン前期〜中期(バンコク王朝初期)

バンコク遷都(1782)後、寺院は地域の中心として再整備されました。しかし大きな繁栄はまだで、寺としては中規模の地方寺院に留まっていました。

 

③ 20世紀前半:ルアンポー・ソッドの時代

ワット・パクナムが全国的な名声を得たのは、20世紀に入ってからです。

 

🔹 ルアンポー・ソッド(Luang Por Sodh、1884–1959)

タイ仏教界で最も尊敬される高僧のひとりです。

  • ヴィパッサナー瞑想(特に「禅定(Samatha)」と「ダンマヤーティカ瞑想」)の普及者
  • ワット・パクナムの第12代住職

 

彼が住職に就任した1916年以降、ワット・パクナムは瞑想修行の中心地になりました。

 

🔹 寺院の再建と改革

ルアンポー・ソッドはこのような改革を行いました。

  • 寺院の建物(礼拝堂・僧房)を全面的に建て替え。

  • 僧侶の教育制度(戒律・瞑想・読経)を確立。

  • 一般信者向けの瞑想指導を開始。

  • 全国から僧侶が集まる講学堂を創設。

 

彼の時代に、寺院はタイ中から修行者が集まる大寺院へと変貌しました。

 

④ 20世紀後半:瞑想の名門寺として定着

ルアンポー・ソッドの没後も、弟子たちが瞑想プログラムを継承し、ワット・パクナムは 「瞑想修行の名門寺院」 として知られるようになります。

タイ人にとっては、観光地というよりも「功徳積みや修行のための寺」という印象が伝統的に強い場所です。

 

⑤ 21世紀:大仏塔・巨大仏像による国際的な人気

2000年代以降、寺は新しい象徴を次々と建設します。

 

🟢2012年頃:五層構造の「大仏塔(チェディ)」が完成

  • 最上階には名物のガラス製エメラルド仏塔が創設されました。

  • 天井には宇宙や曼荼羅を描いたカラフルな壁画が!→これがインスタグラムで世界的に一躍有名になりました。

 

🟢2021年:巨大白仏像(69m)が完成

  • 「プラ・プッタ・モンコン・マハ・ナワミン」

  • 高さ約69メートル→バンコク西側地区の新たなランドマークに!

これにより、ワット・パクナムは「修行の寺」から「国際的観光スポット」へと二面性を持つ寺院となりました。

 

🧘‍♀️ ワット・パクナムの本質は“瞑想寺”

派手な建物で注目されがちですが、寺の根幹にあるのは 瞑想・教学を重んじる本山の伝統 です。

  • 僧侶向けの学問カリキュラム

  • 毎日の瞑想会(一般参加可)

  • ルアンポー・ソッドの教えを継ぐ講学センター

 

これが寺院の歴史を支えてきた最も重要な部分です。

 

ワット・パクナム アクセス

◎วัดปากน้ำภาษีเจริญ(ワット・パクナムパーシーチャルーン・8:00-18:00)

 

(🗺 https://maps.app.goo.gl/XEsqZ9QhbovtbbFy7

 

✏️最寄駅は、MRTブルーライン・Bang Phai(バンパイ)駅から徒歩8分ほど。または、BTSシーロムライン・Wutthakat(ウッタカート)駅から徒歩15〜20分。徒歩が大変な場合は、バイクタクシーなどを使って行くことも可能です。

📌300, Ratchamongkhon Prasat Alley, Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160

☎️024670811

🌐https://www.facebook.com/WATPAKNAM.BKK

 

最後に

今回は、タイの人気のある寺院のひとつ「ワット・パクナム」について紹介しました。

「ワット・パクナム」は、寺院のエメラルドの内装が特に大人気で、連日多くの観光客で賑わっている寺院ですが、深い歴史があり、面白い寺院でした。

 

都心部からは少し遠いですが、拝観料が無料なので、バンコクに訪れた際はぜひこちらの「ワット・パクナム」へ足を運んでみてはいかがでしょうか!✨

 

【観光地で使えるタイ語フレーズ】

 

ถ่ายรูปได้ไหม

タイ・ループ・ダイ・マイ?

(意味)写真を撮ってもいいですか?

 

ห้องน้ำอยู่ไหน
ホンナーム・ユー・ナイ?

(意味)トイレはどこですか?

 

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。