【2025年最新】ウドンタニからラオス・ビエンチャンへの国際バス完全ガイド|陸路国境越え体験記
サワディーカー!LABタイ語学校です。
本日は、ビザランブログ第1弾✨タイ東北部・ウドンタニ県から出ている国際バスについて紹介します。
(ビザランとは:滞在期間を延長するために、一度出国してその国に再入国することを指します。目的は主に観光ビザやノービザ滞在(30日以内)での滞在延長です。私は今回タイでの滞在期間を延長するため、陸路でラオス・ヴィエンチャンへと旅行をしました。)
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【チケットを買う時に使えるタイ語フレーズ】
มีที่นั่งไหม
ミー ティー ナング マイ?
(意味)座席はありますか?
รถบัสเที่ยวถัดไปกี่โมง?
ロット バット ティアオ タット パイ ギー モーン?
(意味)次のバスは何時ですか?
หนึ่งใบครับ/ค่ะ
ヌン バイ クラップ/カ
(意味)(チケットを)1枚ください
陸路でラオスへ
今回私はビザの更新手続きである「ビザラン」のため、まずは国内線でバンコクからウドンタニへと向かい、そしてそこから出ている国際バスを利用して、ラオスの首都・ヴィエンチャンへ向かいました。
(ウドンタニから出ているビエンチャン行き国際バス・行き先が英語でも明確に書かれているので、外国人観光客もすぐにバスを見つけることができます。)
陸路での国境越えは、空路である飛行機とはまた違った旅の雰囲気があり、ちょっとした冒険気分を味わえるのが魅力です。
タイからラオスへ陸路で移動する場合、多くの旅行者が利用するのが、タイとラオスを結ぶ「第一タイ=ラオス友好橋(First Thai–Lao Friendship Bridge)」と呼ばれる国境ポイントです。
ウドンタニーからバスに乗ると、ノンカイ(Nong Khai)まで1時間ほどで到着し、そのまま国境へ向かうのが一般的なルートとなります。
ここではまず、タイ側での出国審査を行い、パスポートに出国スタンプを押してもらいます。手続きが済むと、橋を渡ってラオス側へ。ラオス入国審査場に到着したら、入国カードの記入やパスポートの提示など、ラオス入国のための手続きを行います。
国境の通過にはもちろんパスポートが必須です。有効期限が十分に残っているか、またビザ条件を満たしているかなど、事前にしっかり確認しておくと安心です。また、ラオスでは入国審査時にビザ料金が必要になる場合もあるため、現金(米ドルまたはタイバーツ)を準備しておくとスムーズです。
実際に乗ってみた!🚌
実際に私もバスに乗ってみました。
(バスターミナルに入ってすぐの窓口です)
まずは、このピンク色のTicket Officeでバスチケットを買います。
窓口にはバンコク行きと書かれていますが、バンコク行きだけでなくこちらでラオス・ヴィエンチャン行きのチケットも販売しています。この国境を越えるバスはかなり人気なので、早めに買いに行くことをおすすめします。金額は80バーツ(日本円:400円前後)です。
ウドンタニのバスターミナルから出入国後、ヴィエンチャンの市街地にあるバスターミナル(タラート・サオ)まで乗せてもらえます。
こちらの窓口でチケットを購入すると、紙のチケットが渡されます。集合時間や席番号などが買いてあるので大切に保管するようにしましょう。
ヴィエンチャン行きは5番です。
ヴィエンチャンの他に、バンコク・スワンナプーム空港行きもバスが出ています。長時間移動にはなりますが、外国人観光客もバス1本で移動ができるのでバックパッカーやひとり旅行者に特に利用されているそうです。
(ラオタイ国際バス・なんと元々このバスは京都の市内バスとして運行されていたそうです。内装も日本のバスのままでびっくりしました。)
バスに乗り込み、運転手が客数などを確認します。この日はタイ人やラオス人だけでなく、外国人観光客も多く、バスはほぼ満席状態でした。確認が終わったら出発です。
ウドンタニのバスターミナルから約1時間ほどで国境ポイントである「ノンカイ」に到着します。
(Nong Kai・ノンカイ)
ここでタイ側の出国審査を行います。出国審査が終わると、もう1度乗っていたバスへ戻ります。再度出発し、タイとラオスの友好橋をバスで渡ります。(なんと窓から見てみると、歩いて国境を越えている人もちらほらいました。)
そして、ラオスへ到着です。
(ラオス側のイミグレーションポイント)
ラオスでは入国の際、ビザ料金でタイバーツ40バーツ(ラオスキープの場合は2万5000LAK)が徴収されます。あらかじめ用意しておくようにしましょう。
ラオス入国後、またもう1度バスへ戻り、ヴィエンチャンの市街地・タラートサオまで行きます。
(豆知識)タイとラオスの関係性・歴史編
1. 古代〜中世
- タイ(シャム)とラオス(ランサーン王国)は隣接し、交易や文化交流が盛んでした。
- 両国の王朝間では婚姻や同盟による友好関係もありましたが、同時に領土争いもありました。
2. 18〜19世紀:衝突と植民地化
- 18世紀末〜19世紀:タイ(シャム)がランサーン王国を支配下に置き、ラオスの一部をタイの影響下に置きます。
- 19世紀半ば:フランスがラオスを保護領化(ラオスはフランス領インドシナに組み込まれる)します。この時期、タイは領土を一部失うものの、両国の文化的交流は続きました。
3. 20世紀前半:近代化と国境確定
- この時期にタイとラオスは正式な国境を画定します。
- 両国は独立国家として国際関係を構築。
- 友好関係の基礎として、文化的・宗教的な交流は継続します。
4. 20世紀後半:冷戦期と協力
- ラオスは共産主義政権樹立(1975年)しました。
- タイは資本主義国としてラオスを警戒しつつも、国境貿易や民族・文化交流は継続。
5. 21世紀:ASEANと友好関係の強化
- タイ・ラオス友好橋(Thai–Lao Friendship Bridge)建設により交通・貿易・観光がより活発化しています。
- 両国はASEAN加盟国として地域協力を強化しています。
- 今もなお、文化・教育・経済・観光分野で密接な交流を維持し続けています。
- 最近では観光や陸路ビザランなど、国境を越えた日常的交流も活発化しています。
タイとラオスの関係は、歴史的な領土問題や植民地化の影響を経て、現代では文化・経済・交通・観光面で非常に密接な友好関係に発展しています。
そして現在も「友好的な隣国」として、相互に協力を続けています。
「ウドンタニバスターミナル1」アクセス
◎ウドンタニバスターミナル1(24時間営業)
(🗺 https://maps.app.goo.gl/rKi4FFkbAqfsQk4z8)
✏️24時間営業。ラオス・ヴィエンチャン行きは「ターミナル①」のみなので、注意が必要です。
📌อุดรดุษฎี หมากแข้ง, Tambon Mak Khaeng, Mueang Udon Thani District, Udon Thani 41000
最後に
今回は、ウドンタニーから陸路でラオス・ヴィエンチャンへと行くバスについて紹介しました。
基本的に海外旅行だと空路で国境を越えがちですが、あえて陸路で国境を越えてみるのも面白いのではないかと思いました。(ただ、最近は国境ポイントでの審査がよりきび少なっているので注意が必要です。)
海外旅行が好きな方、普段とは違うことに挑戦してみたい方はぜひ1度、陸路で出入国をしてみてはいかがでしょうか!
【支払い時に使えるタイ語フレーズ】
เท่าไหร่ครับ/ค่ะ?
タオ ライ クラップ/カ?
(意味)いくらですか?
ผม/ฉันจ่ายเงินสดครับ/ค่ะ
ポム/チャン ジャイ ネン ソット クラップ/カ
(意味)現金で支払います。









