1034万丁の銃が民間人の手に?-タイは銃社会なのか?!

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サワディーカップ!どうもLABタイ語学校です!
 
今回はタイの銃社会について他国と比較しながら、対策も含めた記事にしております!
 
そもそも銃社会とは「銃社会(じゅうしゃかい)とは、銃が日常的に存在する社会を指す言葉。」(weblioより引用)
 
この言葉を聞くと怖い等のネガティブな感情を持つと思われますが、ただ恐れるのではなく正しい知識と安全に対する心構えを持ってタイを含めた外国での旅や生活を楽しんでほしいと思いこの記事を書かせていただきました。
 
▶この記事はこんな方にオススメ!

タイに来られる方

銃社会に興味を持っている方

近日海外に行かれる方

 

 

タイは銃社会?!

gun
 
結論タイは銃社会です。日本とは当然異なります。大変残念ですが、先月の3日、バンコクの大型ショッピングモールで14歳の少年による発砲事件があり、2人が亡くなり5人が負傷する事態となりました。少年はSNSを通じて銃を手に入れたとのことです。
 
そのニュースはこちら
 
日本でも今年、自衛隊員による悲惨な事件がありました。しかし、目を付けるところは銃撃事件だけでなく、タイでは14歳の少年がSNSでいとも簡単に凶器を手に入れることができた点です。

 
要するに、その辺に銃撃事件を起こす凶器が転がっているということです。それが銃社会です。
 
一方日本では銃を所持するのは大変難しいです。そのため銃撃事件を日本国内で恐れる・意識して生活している人はあまりいないと思います。
 
それではタイで銃を所持する方法と所持率のデータを見ていきましょう。

タイで銃を手に入れる方法それは、

 

  • 政府に銃購入許可申請をする

です。
 
ただし申請するには以下の条件をすべて満たす必要があります。

 
成人(20歳以上)であること
 
犯罪歴がない
 
職業を持ち、収入を得ていること
 
タイの永住権を持つこと(現在はタイ人のみ)
 
申請する地域の在宅登記に本名で少なくとも6か月居住すること
 
精神状態が不安定でないこと(精神疾患がない)

Wikipedia参照)

これらを満たせば銃を購入できてしまうのです。ちなみに携帯には別の許可証が必要です。違反すると「1年から10年の禁固刑または2,000バーツから20,000バーツの罰金が課せられる。」(Wikipediaより引用)
 
どうでしょう?大半の人がその気になれば所持できることになります。また彼らが銃を持つ目的は自衛、狩猟、競技等となっております。
 

統計データ

 
タイ民間銃統計

民間所有の銃の推定数 1,034万丁
100人あたりの民間銃所持数 15.14丁
登録銃 622万丁
非登録銃 412万丁

small arms surveyの調査結果より作成
 
small arms survey の調査結果によるとタイの市民が1034万丁の銃を所持している事が推定され、100人に15丁の銃を所持している計算になります。
 
そしてASEAN国の中で所持率は1位です。
 
また表の通り、約600万丁が正式に登録され、残りの約400万丁が登録されていないと推定されているのです。
 
それでは日本はどうでしょう?
 
日本民間銃統計

民間所有の銃の推定数 37.7万丁
100人あたりの民間銃所持数 0.3丁
登録銃 17.5万丁
非登録銃 20.1万丁

small arms surveyの調査結果より作成
 
ちなみに日本は全体が約37万丁で登録されているのが約17.5万丁、されていないのが約20万丁と推定されております。
 
数は少ないですね。非銃社会で民間人が銃を持つ目的のほとんどが、狩猟、競技ですからね。決して自衛は認められません。
 
登録されていない銃の割合だけみると確かに日本の方が多いですが、数量としてはタイの方が約20倍の差で多いです。
 
このデータは2018年(2023年現在最新)かつ推定が含まれていますので、実際はこれより多い・少ないどちらの可能性も考えられます。
 
特に登録されていない銃は取り締まりを受けなければ絶対に見つかりませんからね。
 
したがって、私の見解としては安全意識の観点からこれよりも多いと推定する考えで良いと思います。
 
少なくともタイには銃が日本より多く、安全意識を持った行動を取ることが一番です。
 
では他国の銃社会はどうでしょう。今回は私が行った事のあるアメリカとフィリピンについて私の経験も交えながらお伝えしていきます!
 

他国の銃社会(アメリカ・フィリピン)

アメリカ

flag of the US
 
米国民間銃統計

民間所有の銃の推定数 3億9,347万丁
100人あたりの民間銃所持数 120.48丁
登録銃 107.3万丁
非登録銃 3億9,227万丁

small arms surveyの調査結果より作成
 
もはや桁が違いますね。何かの間違いかと最初思ったくらいです。
 
さらに知人のアメリカ人が言うには、ほぼ毎日アメリカのどこかで銃撃事件が起こっているとのこと。
 
合衆国ですので州によって法律が異なりますが、タイと同様に申請すれば購入可能です。
 
そして多くの人種と異なる考えを持った人々が一つの大陸で暮らしています。そこに自衛の意識が生まれても何もおかしくはありません。
 
ここで私の体験談を入れさせて貰います。銃撃事件関連で怖い思いをしたので。結論から言うと、別に怪我したわけでも、銃声を聞いたわけでもないんですよ。
 
実は私が高校生の時、1か月ほど学校をサボってアメリカ(オレゴン州)に行ったことがあります。
 
ある日、そこでできたお友達と夜遅くまでダウンタウンで遊んで、帰りのバスを逃した事があります。
 
時間で言えば深夜の12時。日本でもこの時間に出歩くと補導されますよね。
 
その夜は特に怖い思いをせず、普通に歩いて帰宅して親戚にブチギレられたんですけどね(笑)門限オーバーってやつですよ。オマケに親にまで報告されて、親からも怒られたのを覚えています。
 
アメリカ人にキレられるのも十分怖いのですが、翌日の朝、叔父さんが朝刊の一部を私に見せてくれました。そこには、
 
news
 
私の帰り道で私がその道を通った1時間後に銃撃事件があって負傷者を出したとのこと。
 
「もしダウンタウンでもう1時間遊んでいたら・・・」
 
この経験が私の中で銃社会に対する危機感を持たせてくれました。皆さんもどうか、ただ恐れるのではなく、危機感を多少持って海外ライフをエンジョイしてください。

フィリピン

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フィリピン民間銃統計

民間所有の銃の推定数 377.6万丁
100人あたりの民間銃所持数 3.64丁
登録銃 173.9万丁
非登録銃 203.7万丁

small arms surveyの調査結果より作成
 
一応、銃社会と言われていますが、規模としてはタイの3分の1程度。
 
どこのショッピングモールでも警備員が銃を持っているため、警戒はしていますが、私がセブ島に留学していた期間内で銃撃事件は聞きませんでした。
 
フィリピン人英語講師と銃社会について話しましたが、彼が言うには
 
「俺たちは理由が無ければ撃たない。どこかの国とは違って無差別に撃つようなマネはしない!」
 
ツッコミどころが多いですが、一個人の彼の意見ですので。
 

各国民間銃統計比較表

 
ここでは前章までご紹介した各国のデータを1つにしてみました。
 
民間銃統計比較表

国名 アメリカ タイ フィリピン 日本
民間所有の銃の推定数 3億9,347万丁 1,034万丁 377.6万丁 37.7万丁
100人あたりの民間銃所持数 120.48丁 15.14丁 3.64丁 0.3丁
登録銃 107.3万丁 622万丁 173.9万丁 17.5万丁
非登録銃 3億9,227万丁 412万丁 203.7 20.1万丁

small arms surveyの調査結果より作成
 
あえてアメリカには触れません。ただタイがASEAN諸国で所持率が1位であり銃社会であることに変わりはありません。
 
ここまで銃社会をデータと私の経験を交えながらお伝えして参りました。ここでは身を守る手段をお伝えしてこの記事を締めくくろうと思います。
 

私たちができる対策

 
それでは何ができるのでしょうか。私は3つ思い浮かべました。
 

  • 危機感を持つ。
  • 夜間にむやみに出歩かない。
  • 仮に銃声がしたら、伏せるか音とは反対の方向に逃げる。

 

crisis
 
1つ目があるだけで大分違います。確かに海外で過ごす時間は確かに魅力的で刺激にあふれています。しかし、日本と同じ感覚で過ごすことはできません。お伝えしたとおりタイは銃社会です。この危機感を持って過ごすことで、多くの危険を避けることができます。
 
night
 
2つ目は1つ目の危機感があれば当然だと思います。特に街灯も人気のないところはもっての外。
 
escape
 
3つ目は、上記2つを守っても巻き込まれたケースです。その時はとにかくその場から離れてください。
 
間違っても戦おうとか映画みたいなことはしないでください。あれはアクションの一部ですので。
 

最後に

 
いかがでしたか?今回は少し暗いタイの一面や他国の銃社会についてお伝えしましたが、これも皆さんに安全にそして楽しくタイで暮らしてもらうために必要な要素だと私は考えております。
 
重要なのは、
 

  • 銃社会をただ恐れない
  • 心構えを持った適切な行動

です。

 
それではコップンカップ!またお会いしましょう
 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。