日本人女性とタイ人男性の国際結婚手続き体験談2020【タイ国内で先に手続き】

サワディーカップ!LABタイ語学校です。

2020年、知人の日本人女性がタイ人男性と結婚された体験談の記事となります。国際結婚の手続きを進める為に準備した書類、進め方とスケジュール、各手続きをした場所についてまとめました。タイ国内で手続きをした後に、日本で手続きをした場合のケースとなります。

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*記事内の写真や内容については情報を頂いた当人の許可を得て使用しております。

 

1.国際結婚手続きを進める為に準備した書類

国際結婚の手続きにあたり準備した書類リスト

以下の書類を準備しました。両人、結婚歴はなし。でしたので、離婚登録証や子供の出生登録証は準備する必要はありませんでした。

【日本人側】

  1. 戸籍謄本3通Family register from japan
  2. 住民票3通Resident card at embasy(在留届をタイで出している場合、必要ないようです。事前に領事部で確認はしておいたほうが良いです。
  3. 在職証明書Certificate of Employment.(言語は 日本語・タイ語・英語いずれでも可)
  4. 所得証明書 salary certificate(言語は 日本語・タイ語・英語いずれでも可)
  5. パスポートpassport と ワークパミット(原本及びコピー1部)
  6. 証明発給申請書apply letter at embassy
  7. 結婚資格宣言書apply letter of marry at embassy

1.2.3.4については3か月以内に発行されている必要があります。

(【日本側で就労となっていた場合】3.4. 所属先から「在職証明書」「所得証明書」の発行を受けた後、公証人等 (NOTARY PUBLIC) の認証を受けてる必要があります。日本語・英語以外の言語の場合は日本語訳も添付して下さい。【タイ側で就労の場合】公証人の認証は必要ありません。)

6.7.については在タイ日本国大使館のサイトにて、ダウンロードが可能です。事前に記載しておく、もしくは在タイ日本国大使館にて記入が可能です。

↑申請の際に使った在職証明書です。

 

【タイ側】

  1. 身分証明書(原本及びコピー1部)
  2. 住居登録証(原本及びコピー1部) コピーをするページ:住所のページ 本人のページ 。本人のページに変更事項がある場合は18ページも。タイ人の方は実家(田舎)にタビアンバーンを置いている事もある為、事前に取り寄せて頂いておいてもらうようにしたほうが良いそうです。
  3. パスポート(未取得の場合は不要です。)

詳細は在タイ日本国大使館のサイトにて、

これらの書類がそろったら、在タイ日本国大使館領事部証明班の窓口にて「結婚資格宣言書」の署名証明及び「独身証明書」を申請する必要があります。

 

 

2.国際結婚の進め方とスケジュール

今回のケースでは結婚するお二人がタイにいて、日本には帰国していないケースとなります。

タイ側での手続きと、日本側への手続きトータル2か月程かかるそうです。

タイ側での手続は、大体1か月程見ておけば、良さそうです。

(日本から書類取り寄せ1週間、タイ国領事館2日、タイ外務省1週間、タイ国領事館1日。最短だとおそらく1~2週間ですが、余裕を持ったスケジュールを確保しておいたほうが良いです。)

日本側への入籍手続きは、申請から受理まで1か月程かかるようです。

 

 

(1)タイ側の手続き

【STEP1】パートナーと一緒にタイで結婚手続きをする大体のスケジュールを決めます

仮に2020年7月にタイの役所への結婚手続きを申請する事とします。

 

【STEP2】2020年4月に 日本の役所へ、両親に戸籍謄本を3通(予備を考えるとそれ以上でも良いかもしれません)取り寄せてもらうように依頼します。

 

【STEP3】 戸籍謄本がタイに届くのを待っている間に、(日本人側の)タイの勤務先の会社へ在職証明書と所得証明書の発行を依頼します。

また、(タイの)在タイ王国日本国大使館のサイトから、”証明発給申請書” と ”結婚資格宣言書” のサンプルをダウンロードし、可能な範囲で書類を記入しておきます。

 

【STEP4】タイの在タイ王国日本国大使館で住民票の発行3通(もし、日本に住民票を残していた場合、日本から取り寄せる必要があります)を依頼(大使館側では「在留届」で現住所を確認)し、

”証明発給申請書” と ”結婚資格宣言書” も提出します。(在タイ日本国大使館のサイトにて、ダウンロードが可能)

翌日、”結婚資格宣言書(見本 here )” と ”婚姻要件具備証明書(独身証明書?)” の書類を 在タイ王国日本国大使館で入手する事ができます。

在タイ王国日本国大使館では住民票を基に、独身証明書( 見本 here )を作成します。

 

【STEP5】タイ外務省近く(同ビル内)の翻訳センターにてタイ語に翻訳します。

翻訳した書類を タイ国外務省領事局国籍・認証課に提出し、認証を受けます。(外務省の届出は通常1週間ほどかかります。)

タイ国外務省領事局国籍・認証課
所在地:バンコク都ラクシー区トゥンソンホン町ジェーンワタナ路123番

Legalization Division , 3rd floor
Department of Consular Affairs
Ministry of Foreign Affairs
123 Chaeng Watthana Road
Bangkok 10210

電話:0-2203-5000 ・ Call Center 0-2572-8442

 

【STEP6】Lak Si District Office(สำนักงานเขตหลักสี่:ラックシー区の市役所)で婚姻届を提出し、結婚証明書(「婚姻登録証」)を受領します。

(サイトによっては、タイ人婚約者の住居登録をしている役場に婚姻届 と書いているものもありましたが、どこの役場でも良いです。)

(届け出る郡役場はタイ人配偶者の住居登録役場でなくともよいようですが、女性の場合は敬称(Miss からMrs. へ)の変更のため、又、男女ともに婚姻後の姓を日本人の姓に変更される場合は、後に本人が登録されている郡役場にお届け出が必要です)

 

(2)日本側(在タイ王国日本国大使館で可)へのタイで手続き

日本の市区町役場に報告が必要です。報告の際は、3ヶ月以内の婚姻届出が必要です。

*婚姻届は日本語に知人本人が訳して、翻訳者はその方の名前を書けばOKだったそうです。翻訳認証は不要との事。

↓以下は大使館Web Siteに記載がある為、そのタイミングでの事前確認をしておいたほうが良いと思います。

(*婚姻届は タイ語の書類を、英語か日本語に翻訳しておく必要があり、 タイ国外務省領事局国籍認証課の翻訳認証が必要です。)

日本の役場に婚姻届出をするには、市区町村役場、又は当館どちらかに下記の書類を提出して下さい。

申請書作成1日大使館提出から日本側の区役所での受理まで約1ヶ月程かかったそうです。

 

【二人の必要書類】

・婚姻届2部 (在タイ王国日本国大使館 領事部 窓口に用意されています)

 

【日本人側】

・戸籍謄本1部(婚姻後の本籍地を現在の本籍以外のところにする場合はもう1部用意が必要)*3か月以内のもの

 

【タイ人側】

・婚姻登録証(家族身分登録証) サンプル here

・住民登録証(タビアン・バーン) サンプル here

 

 

3.各手続きをした場所

在タイ王国日本国大使館 領事部

タイ国外務省領事局国籍・認証課3階(Legalization Division)

Lak Si District Office(สำนักงานเขตหลักสี่:ラックシー区の市役所)

 

 

4.最後に

コロナ期間でも、タイ人との国際結婚が出来た。という事は SNSを通じて 情報は入ってきていましたが、

実際に知人が結婚手続きを完了していたので、情報を頂き記事にさせて頂きました。

 

国際結婚は、双方にとって、相手の国側への滞在に関し、VISA面が容易となり、このような国を移動がなかなか難しいタイミングだと、結婚を考えていた方々にとっては良いキッカケになる事もあるかもしれません。

知人からの”嬉しいニュース” このような状況下でも、相手の事を信じ、前に進んでいく力というのは聞いていて、聞いている側もなんだか幸せな気持ちになれます。

 

お二人にとって、よりよい未来がある事を願って、そして、この情報が誰かの役に立つかもしれないと信じて、

引き続き情報発信していきたいと思います。

 

 

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