タイで買えるりんごジュース飲み比べ(酸蝕歯に注意)
サワディーカー!LABタイ語学校です!
コロナの影響で自宅待機が騒がれている中、ちょっと楽しい記事となればと思い、この企画で記事を書かせて頂きました。
エカマイのマックスバリューでりんごジュースを買い揃えて、飲み比べをした感想をご紹介いたします。
最後まで読んで楽しく、勉強になるネタを盛り込んだつもりです。是非最後まで読んでお楽しみください。
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*こちらのページに記載の情報は2020年3月現在のものです。変更される可能性があります。
< こんな方に読んでほしい >
✓ 濃縮還元とストレートの違いを知らない方
✓ 日本の果物ジュースのパッケージのルールを知らない方
✓ 飲み比べした感想を知りたい方
✓ アップルサイダーって何か知りたい方
✓ 酸蝕歯(さんしょくし)とは何か知りたい方
✓ この自宅待機期間に子供や友人・恋人と自宅でちょっと楽しめるネタを探している方
タイ語でのレビュー、日本語字幕でも見たい方はコチラ
1. フルーツジュース(果物ジュース)について少し勉強
一般的にスーパーによく陳列されているフルーツジュースは濃縮還元(Concentrate)とストレート(Not from concentrate)の2種類があります。
安価な果物ジュースのほとんどは濃縮還元となります。
濃縮還元とストレートの違いとは?
濃縮還元?
果物から搾った果汁を加熱などで水分を取り除いて濃縮した物です。この場合、輸送費用や保管費用を抑える事ができます。
例えば100リットルの果汁を5倍濃縮にすると20リットルにできます。その分、輸送コストが下げられます。
濃縮還元の場合、水や香料・砂糖を入れ最終製品にする為、安定した味を作る事ができます。
ストレート?
果物から搾った果汁をそのまま殺菌したもの。味は添加物がない為、素材の味に左右されます。
日本の商品パッケージのルール
日本の場合、パッケージに果実の断面を使えるのは100%ジュースだけとなります。
・果汁100%の場合、果実の断面の使用ができます。
・果汁5%~100%未満の場合、断面の使用はできませんが、果実を載せるのは許可されています。
・果汁5%未満の場合、リアルな果実を載せるのもできません。(ファンタ等)
タイの場合はどうなんでしょうか。この商品を見ている限り、日本のようなルールはないように感じます。
2. エカマイゲートウェイのMaxValuで購入
ストレートジュースのEssenceは りんごが陳列されている棚に置かれていました。
濃縮還元ジュースは、飲料(ジュース)が置いてある冷蔵棚と、通常の棚、それぞれから
コロナの影響で、店員さんはマスクとフェイスガードの2段構えで対応していました。
ゲートウェイ入ってすぐの場所には、宅配サービスのドライバー向けの待機場所となっていました。
3. 飲み比べ してみる商品
今回は以下6製品で飲み比べしてみたいと思います。
↓Essenceの “①Hirosaki Apple Juice“ と “②Toki Apple Juice”
【商品詳細情報】製造方法:コールドプレス、かつコールドプレスジュース。通常の棚持ちが3~5日なのに対して製造方法の工夫により賞味期限45日
飲み方:普通に冷やしても美味しいが、凍らせてシャーベット状にしたら更に美味しいそうです。また棚持ち1年は大丈夫との事です。
左の③Tipco Fruit Juice(タイ語表記りんごジュース):デザインがりんご全開ですが、りんご果汁80%, グレープジュース20%の ミックスジュースです。
真ん中の④Malee Fruit Juice(タイ語表記りんごジュース):こちらは”りんご果汁100%”となります。
右の⑤SUNFRESH, APPLE JUICE DRINK : りんご果汁40%となります。
ちょっと変わった比較対象ですが、⑥Tipco Apple Cider、デザインはりんご感が全面に出ていますが、
Pomegranate Juiceが30%、Apple Ciderが6% と りんご系果汁比率がごくわずかの商品です。
Apple Ciderとは
アップルサイダー(英: Apple cider)とは、リンゴを原料に作る無濾過・無加糖・ノンアルコール飲料の、アメリカ合衆国およびカナダの一部での呼び名である。リンゴ果肉粒の懸濁により透明でなく、使用するリンゴの種類により一般的な濾過済みリンゴジュースよりも味が濃い[1]。スイートサイダー(英: Sweet cider)、ソフトサイダー(英: Soft cider)とも呼ばれる。
この無調整サイダーは季節商品の飲料であり[2]、貯蔵期限が制限され通常は秋にのみ販売されるが、冷凍して1年中使用することもある。伝統的にハロウィン、感謝祭、クリスマス休暇に供され、温めて香辛料を加える場合もある。
参照: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
4. 評価・比較してみた
比較製品
①Hirosaki Apple Juice
②Toki Apple Juice
③Tipco Fruit Juice
④Malee Fruit Juice
⑤SUNFRESH, APPLE JUICE DRINK
⑥Tipco Apple Cider
比較項目
りんごジュースを比較するにあたって、色、香り、味(濃厚さ、酸味、甘味、後味)で比較してみました。
色の比較
まずは、色について比較してみると、たまたまこの製品がそうなのかもしれないですが、
ストレート系は、非透明
濃縮還元系は、半透明
という明らかな差がある事がわかりました。
香りの比較
香りの強さ ◎>〇>△>×
香りについては、Essenceのストレート系①と②は、〇
また明らかに味に比例した香りを感じる事ができ、①と②でそれぞれ明確に香りの違いを感じました。
Tipcoの③は”ほのかに香る”、△
として、④と⑤に関してはほとんど香りを感じる事ができず、×
⑥に関しては強くCider(酸っぱさ?)を感じてしまうような香りがありました。◎
味の比較
自分的に感じた強さという意味での点数をつけてみました。
①Hirosaki Apple Juice | ②Toki Apple Juice | ③Tipco Fruit Juice | ④Malee Fruit Juice | ⑤SUNFRESH, APPLE JUICE | ⑥Tipco Apple Cider | |
濃厚さ | 5 | 4 | 4 | 1 | 2 | 4 |
酸味 | 0 | 1 | 1.5 | 1 | 1.5 | 5 |
甘味 | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 |
後味 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1 | 4 |
比較する前段階で、Ciderは別枠
①、②はストレート系
③、④、⑤は濃縮還元系と違いがありますが、
ストレート系でいえば、個人的にHirosaki林檎をしっかり香りから感じて、味を楽しめるという気がしたので、
①と②の比較だと、私個人としては①が好みかと思いました。ただ味がまったくこの2つで違う事、濃縮還元系とも全然違うという事がわかりました。
濃縮還元系でいえば、③だけが唯一香りを感じる事がきて、味の濃厚さも感じられるという事で③が個人的には好みでした。もしかすると、りんご果汁100%だと薄味すぎてしまう、また香りがなくなってしまうという事で、③の製品はグレープフルーツ果汁が20% 入っているのかと思いました。
5. 飲みすぎに注意。酸蝕歯とは?虫歯とは違う?
当然ですが、ジュース(食べ物も)を飲み過ぎると虫歯になるリスクが上がります。飲食はだらだら・ちびちび飲み食いしてはいけません。
具体的には酸蝕歯が起きる可能性が上がります。
酸蝕歯とは
食べ物や飲み物に含まれる酸によって歯のエナメル質が溶けてしまった歯の事を言います。
発生原因は?
人や飲食によって、食べ物に含まれる酸や、虫歯菌が作り出す酸によってお口の中が酸性に傾きます。
唾液(弱アルカリ性)がその酸を洗い流し、口の中を中性に戻して、健康的な状態を維持してくれています。
ただし、酸性の強い食べ物や飲み物に長時間触れ続けると、唾液による中性化が間に合わず、酸により歯のエナメル質が溶けてしまいます。
虫歯と酸蝕歯の違い?
酸蝕歯 | ムシ歯 |
・酸蝕歯は、酸にさらされた歯の表面全体で起きる ・酸により軟化したエナメル質は徐々に弱くなり、歯がシミやすくなる ・キレイで健康な歯でも、酸蝕歯になる危険性はある ・外的な酸の影響(食べ物や飲み物に含まれる酸または胃酸)によるもの |
・ムシ歯は通常、磨きにくい部分に起きる ・菌が食べ物に含まれる糖分やデンプンを酸に変え、歯垢を形成し、ムシ歯を発生させる ・唾液成分と歯の表面の細菌が結合し、歯垢となって歯に付着する ・細菌が歯垢の中で酸を作り出し、その酸がエナメル質を徐々に分解し、ムシ歯が発生。歯医者で治療が必要となる |
参照元:https://www.hagashimiru.jp/about-enamel-wear/acid-erosion/erosion-vs-cavities.html
6.最後に
今回あたらめて認識した事として、
普段飲んでいるジュース(濃縮還元系)は、やはり人工物の味だった事
ストレートジュースを飲むと、日本で作られた林檎がいかに林檎農家の方が、品種改良に取り組み、様々な味の林檎を実現してきたのか、すごく感じてしまう部分がありました。香りも、ストレート系と濃縮還元系を比較するとまったく異なっていて、ストレート系の魅力を認識する事ができました。
今回、あまり面白くない記事になってしまわないか不安でした。正直味を比べる前は、りんごジュースってそんな味が濃い製品じゃないし、飲み比べても差なんてほとんどないんじゃないか!?と思っていましたが、良い意味でまったくの期待外れでした。
実際飲み比べてみると、色んな違いが感じれて、また製品の事をしっかりと知る(勉強)する事ができて、すごく良い機会となりました。
是非みなさんも一度は、この飲み比べ、ご家族(お子さん)と恋人・友人とやってみてください。きっと楽しめると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
*こちらのページに記載の情報は2020年3月現在のものです。変更される可能性があります。
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