世界が注目!2025年に聴くべきタイのT-POPアーティスト5選【MILLI・Jeff Satur・Ink など】

サワディーカー!LABタイ語学校です。

 

 

本日は、タイで人気を集めているアーティストを何名か紹介します。

 

 

 

【アーティストに関するタイ語単語】

 

นักร้อง

ナックローン

(意味)歌手

 

เพลง
プレーン

(意味)曲・歌

 

เนื้อเพลง

ヌアプレーン

(意味)歌詞

 

世界から注目を浴びている『T-pop』

T-POP(Thai Pop)は、タイ発のポップミュージック全般を指す言葉で、タイの若いアーティストの台頭とともに、近年国際的に注目が高まっているジャンルのひとつです。

音楽性は、

  • ポップ

  • R&B

  • インディー

  • エレクトロ

  • バラード

 

など幅広く、K-POPや西洋ポップの影響を受けた洗練されたサウンドが特徴です。

🌏 海外展開との関係:なぜ今T-POPが世界で注目されている?

①K-POPブームの波及

タイはアジア最大級のK-POPファンダムを持つ国です。その影響で、タイのアーティストもダンス・ビジュアル・MVクオリティなどを重視するようになり、国際的に通用しやすいスタイルに進化してきています。

 

②SNS発信力が強い

Jeff Satur、MILLI、4EVE、PP KRITなどといった名だたる若手アーティストが TikTok・YouTubeなどを通して海外ファンを獲得しています。
特にMILLI のコーチェラ出演は、世界のT-popへの注目が急上昇した要因のひとつです。

 

(MILLIのコーチェラでのパフォーマンス。カオニャオマムアン(:タイの伝統的なデザート料理のひとつ)を手に持ってのパフォーマンスが世界中で大きな話題を呼びました。)

 

③ドラマ × 音楽(OST)の世界的ヒット

タイBLドラマの人気により、「ドラマの挿入歌(OST)=T-POP」が海外で広まった要因のひとつです。(例:Billkin, PP Krit, Jeff Saturなど)

 

 

(Non Tanont「รักแรก (First Love)」)

 

Nont Tanontの代表曲「รักแรก (First Love)」も、BLドラマではないもののタイ国内で人気を集めていた「My Precious」というドラマの主題歌となっていたことから、大ヒットしました。YouTubeでは1億回以上再生されており、今もT-popのランキングでは上位を走り続けている楽曲のひとつです。

 

④海外コンサート・アジアツアーが増加

タイアーティストの海外ツアーや、韓国・日本フェスへの出演(タイアーティストが日本で主催されているタイフェスに参加するなど)、アジア各国でのファンミーティング・ショーケースなどの開催によって、T-POPが“輸出産業”としてもより成長しています。

 

🎵 今のT-POPは「アジアで次に来る音楽」

今のT-POPは、「タイのローカル音楽」から「国際市場へ発信する音楽」へと段階を上げているところです。

 

SNSでの拡散力や、タイドラマの世界的ヒット、そしてアーティストの個性と実力などの多くの要素が重なって、世界の若い世代に見つかり始めているジャンルとなっているのです。

 

タイで人気のアーティスト・5選

今回は、Apple MusicやSpotify、タイの音楽サイトなどでチャートトップを走る、人気アーティストを5名厳選して紹介します。

 

Nont Tanont(ノント・タノン)

 

 

プロフィール

  • 本名:Tanont Chumroen
  • 生年月日:1996年3月4日
  • 出身地:タイ・プーケット

2012年、The Voice Thailand シーズン1で優勝をきっかけに知名度を集め、芸能界デビューしました。ポップ/R&B系を得意とする、人気の若手男性ソロ歌手のひとりです。人気曲はトップチャートをずっと維持しているなど、若いながらに実力派でもあります。

キャッチーで聴きやすい曲が多く、若い世代を中心にタイ国内で人気を集めています。

 

また、日本でもライブを行ったことがあるなどから、タイ国外のファンにも知られています。

 

Bowkylion(ボーキーライオン)

 

プロフィール

  • 本名:Anchisa Nim-at Pichsinee Veerasuthimas
  • 生年月日:1994年6月3日
  • 出身地:タイ・ノンタブリー県

 

R&B、ポップス、エレクトロポップなど、繊細でムーディーな雰囲気のある曲で人気を集める若手の女性ソロ歌手です。独特なハスキーボイスや雰囲気のある歌唱、感情的な歌詞やメロディで多くのファンの支持を集めています。

 

Bowkylionは、主にタイ国内で活躍しており、若い世代やR&B/ポップ好きのリスナーから注目されています。

 

INK WARUNTORN(インク・ワルントーン)

 

プロフィール

  • 本名:Waruntorn Paonil
  • 生年月日:1994年2月23日
  • 出身地:タイ・バンコク

 

中学時代にはアイドルとして活動していましたが、学業のための活動休止後、再度アーティストとして活動を再開。R&Bや現代ポップスを歌い、多くの若い世代から強い支持を受けています。また声の質や、歌唱表現にも定評があります。

 

主にタイ国内での音楽活動を中心に、SNSやストリーミングでも注目を集めていますが、歌手活動のみならず最近では多くの企業で広告モデルに起用され、「企業の顔」となっている一面も。

 

Jeff Satur(ジェフ・サター)

 

プロフィール

  • 本名:Worakamol Satur
  • 生年月日:1995年3月6日
  • 出身地:タイ・バンコク

 

2020年、タイ国内で大ヒットしたドラマ「Kinn Porshce」に出演したことから知名度が急上昇。俳優としても知られていますが、実は“本業は音楽”と言われるほどの実力派シンガーです。

独特の世界観と歌声で、タイ国内外に多くのファンを持っています。特に持ち味は「声」だそうで、唯一無二の声を持っているアーティストです。

 

また、音楽リリースだけでなく、ライブやストリーミング・ファンとのコミュニケーションなども積極的で、ファンダム層が厚いというのが特徴です。

 

MILLI(ミリ)

 

プロフィール

  • 本名:Milliya Yun
  • 生年月日:2002年11月13日
  • 出身地:タイ・バンコク

ヒップホップ・ポップ・R&Bを混ぜた独特なスタイルで注目されている、タイの新進気鋭の若手ラッパーです。タイのラッパー界の中でも圧倒的に頭一つ抜けている存在と言われています。

2022年にはCoachellaのメインステージに立つなど、国際的にも活躍しています。MILLIは、コーチェラのメインステージに立った最初のタイ人ソロアーティストとなりました。

 

また、アメリカの音楽レーベル「88 rising」にも所属しており、アメリカのフェスにも多数出演するなど、タイ国内のみならず世界的な注目を集めています。

 

(タイの人気ラッパー・F.HEROと大人気K-popグループ「Stray Kids」のチャンビンとのコラボ曲は1.2億回以上再生されており、ビルボードの世界総合ランキングでも19位という好成績を残しました。)

 

(豆知識)タイではどんな音楽が人気?

①タイポップ(T-POP)

  • 若者の定番。

  • Jeff Satur / Nont Tanont / Ink Waruntorn など。

  • K-POPの影響を受けた「洗練されたポップス」が多いのが特徴です。

  • MVのクオリティも高く、YouTube・TikTokなどのプラットフォームで人気を集めています。

 

特徴

  • メロディックで聴きやすい

  • 感情を表現するバラードが強い

  • SNS映えする曲・恋愛曲が多い

 

②ラップ・ヒップホップ

  • 2018年から現在までタイの若者で急成長しています。

  • MILLI、1MILLIONのプロデューサー陣、Youngohm、F.HEROなど。

  • アメリカ・韓国のヒップホップ文化の影響が大きいです。

 

特徴

  • ストリートカルチャーと繋がっており主に都市部の若者に人気です。

  • TikTokでバズる曲などが多いです。

  • また、自己主張・社会問題・アイデンティティなどを歌う傾向もあります。

 

③インディー系(R&B/Lo-fi/Bedroom Pop)

  • バンコクの若者にとくに人気です。

  • Safeplanet、Tilly Birds、AUTTA、Bowkylionなど。

  • カフェで流れているような「おしゃれでチル系」なサウンドが流行しています。

 

特徴

  • 洗練されたR&B

  • 温かいギターの音、柔らかい歌声

  • YouTube・Spotifyで人気が広がる

 

④バラード(国民的人気ジャンル)

  • タイでは昔からバラードがとても強く人気です。

  • Nont Tanont や Three Man Downなどが若者の中で人気。

 

特徴

  • 歌詞の要素的に恋愛・失恋ソングが多め。

  • ミュージックビデオの物語性が強いことから再生されることも。

  • カラオケなどでも圧倒的に人気のジャンル。

 

⑤K-POP

  • タイは世界有数のK-POPファン大国です。(BLACKPINK, NCT, BABYMONSTERなど、タイにルーツを持つメンバーがいるグループなどは特に人気です。)

 

特徴

  • ダンス系ポップ

  • MVのビジュアルがかなり重視されています。

  • ファンダム文化が定着しているのもまた人気の理由のひとつです。

 

最後に

今回は、タイ国内でトップチャートを走り続けている、国内で大きな人気を集めているアーティストを5名紹介しました。

どのアーティストも、Spotifyなどのプラットフォームのランキングを見てみると上位に位置しています。

 

今では、異国の音楽をYouTubeや音楽のサブスクリプションアプリなどから気軽に聴くことの出来る時代です。皆さんもぜひ1度、聴いてみてはいかがでしょうか!

 

【イベントなどで使えるタイ語フレーズ】

 

วันนี้เวทีสุดยอดมาก

ワンニー・ウェーティー・スットヨート・マーク

(意味)今日のステージ最高!

 

ขอถ่ายรูปได้ไหม
コー・ターイ・ループ・ダイマイ

(意味)写真を撮ってもいいですか?

 

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。