タイの伝統陶器3種を解説 買えるお店&ワークショップ情報も!

サワディーカー!LABタイ語学校です。

タイの人気お土産の一つとして有名なのがお皿ではないでしょうか。タイの陶器には種類があり、自分の好みや渡す相手によって選ぶことが出来ます。またお皿作りを体験をすることで自分だけのお皿を作ることができ、思い出に残ること間違いなしです。

今回はそんなタイの陶器について紹介していきます。

 

 

อันนี้เท่าไร ครับ(男性)/ คะ(女性)

アンニ―タオライ カップ/カー

これいくらですか?

 

มี 〇〇 ขาย ไหม ครับ(男性)/ คะ(女性)

ミー〇〇カーイマイ カップ/カー

※音声では〇〇に「お皿(ジャーン)」を入れています。

○○は売っていますか

マーケットなどで買い物をする際に使えるタイ語音声と動画コチラ

 

タイ陶器の歴史

タイの陶器の歴史は10世紀頃に生産が始まり13世紀頃が最盛期だといわれていて、タイの陶器は特に中国やインドからの影響を強く受けています。古代タイでは、土器が生活必需品として使われており、時代が進むにつれて技術が発展し、芸術性の高い焼き物が作られるようになりました。

アユタヤ王朝時代には、陶器が貴族や宗教儀式で広く使用され、交易を通じて日本やヨーロッパなどに輸出されました。しかし1767年のアユタヤ王朝の滅亡により陶器生産は一時停滞しました。ですが、18世紀末にバンコク王朝が成立し伝統陶器の復興が進められ、現在タイの陶器は世界から評価されお土産としても観光客から人気が出ています。

 

タイの三大焼き物とは?

タイの三大焼き物として有名なのが、「ベンジャロン焼き」「セラドン焼き」「ブルーホワイト」です。それぞれの歴史と魅力をご紹介します。

 

ベンジャロン焼き

ベンジャロンとは、サンスクリット語でベンジャとロングから由来していて「五彩」を意味しています。多様な色を使って繊細な模様を職人の手作業で描かれているのが特徴です。模様を描くのは手作業で行われているため製作には多くの時間と技術が必要で、その品質の高さから高級陶器として評価されてきました。

ベンジャロンは17世紀前後、中国から白い磁器に色をつける技法が伝えられました。しかし、タイにはまだそれを作る環境が無かったため、職人を中国へ派遣し、そこで作ったものをタイへ輸入して王室に納めていたのが始まりといわれています。そしてサイアムで磁器の原材料であるカオリンが発見されると、タイ国内でもベンジャロンの陶器が作られ始めました。

ベンジャロン焼きは王室向けに作られていた最も品位の高い器ですが、現代でも高級感のあるギフトとしても人気があります。高級と言ってもそのお値段はピンキリで、専門店から市場でお手頃に買えるものまで様々です。

 

セラドン焼き

セラドン焼きとは、タイ北部で作られる焼き物で美しいグリーンと繊細なひび模様が特徴で優れた耐久性を持っています。タイ北部の土を使い草木の釉薬をかけて高温で焼くという製法で、全て天然原料のみで作られている焼き物です。

セラドン焼きは約700年前にスコータイ王国のラームカムヘン王が、中国から陶工を招きつくらせたのが始まりといわれています。当時はサワンカロークという地域で作られていましたが戦争が起こり、陶工たちはタイ北部にあるチェンマイに移り、再びセラドンを作り始めました。現在もチェンマイを中心に色々なところでセラドン焼きが作られています。

また最近ではグリーンだけではなく青や白に近い色のものも作られていて、食器や茶器だけではなく花瓶、ランプシェードなどのインテリアも作られています。

 

ブルーホワイト

ブルーホワイトは14世紀頃に中国からタイに伝わり、白色の陶器に青色で模様が描かれたもののことを言います。当時は主に花や鳥・魚などをモチーフにした模様が描かれていましたが、最近ではパイナップルの模様が描かれているのが定番となっています。パイナップルそのものではなくパイナップルの模様というところが人気のポイントの一つとなっています。また、ブルーホワイトの模様はベンジャロンと同じく一つ一つ職人の手作業で描かれていることが多いです。

ブルーホワイトはベンジャロン焼きやセラドン焼きよりも比較的リーズナブルな価格で売られていることが多いため、レストランなどで目にする機会も多いと思います。お土産に食器をあげたいという方におすすめです。

 

おすすめのお店

 

ベンジャロン焼き

・Thai Isekyu

BTSアソーク駅から徒歩で約4分 マップはこちら

・JJ Benjarong

チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット(セクション16 ) マップはこちら

Siam Paragon 4階

BTSサイアム駅直結 マップはこちら

 

セラドン焼き

・TheLegend

BTSラチャテウィー駅近く マップはこちら

・Celadon Shop

チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット(セクション7) マップはこちら

・near equal

BTSプロンポン駅から徒歩で約10分 マップはこちら

 

ブルーホワイト

・THONG CHAROEN CERAMIC

チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット(セクション18) マップはこちら

・Tookdee Ceramic

BTSサムローン駅から車で約5分 マップはこちら

・BaanCharm

MRTバンワー駅から車で約10分 マップはこちら

 

タイの陶器が買いたいけど、どの種類にしようか悩んでいる…という方はぜひチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットへ足を運んでみてください。色々なものが売ってあって陶器以外のショッピングも楽しむことが出来ます。

 

ワークショップへ行ってみよう!

 

【店名】Stella Art Cafe

Stella Art Cafeではベンジャロン焼きの絵付け体験をすることが出来ます。

【住所】1/27 Sukhumvit 30 Alley, Klongton, Klongtoei, Bangkok, 10110

BTSプロンポン駅から徒歩6分

【営業時間】月~金10:00~18:00 最終受付15時 (日曜日は定休日)

【料金】900THB〜 選ぶ器によって金額が異なります。

【所要時間】2時間から2時間半程度

【予約】予約をしなくても体験することが出来ますが、先客がいた場合は予約の方優先になるので予約していくことをおすすめします。

ホームページから予約をすることが可能です。

※器は当日お渡しではないのでご注意ください。

埋め込みマップ

 

【店名】Thai Isekyu

Thai Isekyuでもベンジャロン焼きの絵付け体験をすることが出来ます。

【住所】1/16 Soi 10 Sukhumvit Rd., Klongtoey, Bangkok 10110

BTSアソーク駅から徒歩で約4分

【営業時間】午前の部 9:00〜12:00、午後の部 13:00〜16:00 各回3時間(日曜・祝日 体験不可)

【料金】300THB〜 選ぶ器によって金額が異なります。

【所要時間】3時間

【予約】事前予約必須

ホームページに載っているメールアドレスから予約をすることが可能です。

※器は当日お渡しではないのでご注意ください。

埋め込みマップ

 

最後に

いかがでしたか?

今回はタイの陶器の歴史やおすすめのお店についてご紹介しました。タイは職人が手作業で作っている陶器がほとんどなので自分だけの食器や花瓶などを見つけてみてください。

 

興味のある方はマーケットやワークショップに足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

1.จอดที่หน้าร้านนั้น ครับ(男性)/ คะ(女性)
ジョーティーナーラーンナン カップ/カー

その店の前停めてください。

タクシーに乗る際に使えるタイ語音声と動画コチラ

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。