【タイ語会話の初心者向け】タイ人と会話をする際にタイ語が通じない3つの原因と解決策をご紹介!
サワディークラップ!
LABタイ語学校です。
皆さんはタイ人の方々とタイ語をしていく中で自分ではあっているつもりでタイ語を喋っているのに相手に全く伝わっていないといった場面に遭遇したことはありませんか?
特にタイ語の勉強を始めたばかりの方、外国人に慣れていないタイ人の方と会話をする際は上記のような事が起こりやすいです。
今回の記事では、なぜあなたのタイ語が通じないか、どうやって解決すれば良いのか、を説明していきます。
それでは、タイ語会話の初心者向けにタイ語が通じない3つの理由と解決策をご紹介していきます。
理由1. 声調を間違えている
タイ語を少しでも勉強している方であればもう既にご存じの方も多いと思いますが、タイ語には5つの声調があります。
平声 | 普通の高さで上下の無い真っ直ぐとした声 |
低音 | 低い声で伸ばす声 |
高音 | 高い声で伸ばす声 |
下音 | 高い声から低い声に落とす声 |
上音 | 低い声から高い声に上げる声 |
タイ語には一見似たような言葉が多く存在しますが、声調で言葉の意味が変わってきます。
簡単な例を紹介すると、「犬・マー mǎa」と「来る・マー maa」などがあります。
なので、声調を間違えてしまっていることが原因でタイ語が通じていないパターンが多いです。
タイ語で会話をする際は声調に気を使って話すことが重要です。
理由2. 末子音の発音を間違えている
末子音とは単語の最後につく子音のことです。
タイ語には母音で終わる単語と子音で終わる単語があります。
末子音は子音を出す口の形はしますが、はっきりと耳に聞こえないづらい音です。
末子音の種類 | 単語の例 |
k | 6(6・hòk)愛する(ラック・ rák)鳥(ノック・ nók) |
p | 10(10・sìp )会う(ポップ・phóp)急ぐ(リープ・ rîip) |
t | 8(8・pɛ̀ɛt)間違い(ピット・ phìt)話す(プート・ phûut) |
m | 僕(ポム・phǒm)お菓子(カノム・ khanǒm )風(ロム・lom) |
n | 人(コン・khon)雨(フォン・ fǒn)食べる(ターン・ thaan) |
ŋ | 高い(ペーング・phɛɛŋ )~時(モーング・mooŋ)物(コーング・ khɔ̌ɔŋ) |
w | 白(カーウ・khǎaw)娘(サーウ・ sǎaw)コップ(ゲーウ・ kɛ̂ɛw) |
y | 綺麗(スアイ・sǔay)バター(ヌーイ・ nəəy )恥ずかしい(アイ・aay) |
上記に単語の例を紹介しましたが、例えば「白・カーウ」の末子音を間違えて「カーオ」と言ってしまう場合があるかと思いますが、「カーオ」と言ってしまった場合、状況によっては「カーオ・米」と伝わってしまう可能性があります。
日本語は基本的に末子音をハッキリと発するので、末子音の発音は中々慣れるまで難しいかもしれません。
しかし、末子音の発音を間違っているとタイ語が通じない場合があります。
なので、末子音の発音を間違っていることが原因でタイ語が通じない場合もあるということを頭に入れておくことをおすすめします。
理由3. 有気音と無気音が使えていない
タイ語には「有気音」と「無気音」があります。
有気音は、発音の際に強く息を吐く発音であり、無気音は、息を吐かない発音のことです。
日本人には少し難しい発音の仕方です。
しかし、この息を吐いてるか吐いていないかの違いがとても重要だったりします。
無気音であるはずの言葉を有気音で発してしまうと全然違う伝わり方をしてしまいます。
例えば、「辛い」と「アヒル」はどちらも「ペッㇳ」と言いますが、「アヒル」は無気音はのため、意識をせずに有気音で発してしまうと「辛い」と伝わってしまいます。
なので、日本人にとって「無気音」を発するのは難しいということから、有気音と無気音が使えていないという原因でタイ語が通じないことが良くあります。
4. 解決策
上記の3つの原因を改善する解決策をご紹介していきますが、「今すぐにできる解決策」と「長期的に改善するための解決策」の2パターンに分けて紹介します。
今すぐに使える解決策
今すぐに使える解決策として有効なのは、
「会話をする際に1単語だけではなくなるべく文や2語以上の単語、文で伝える」
という方法があります。
この方法をすることによって「タイ語が通じない3つの原因」を直接的に解決するわけではないですが、会話をする相手側のタイ人が文や熟語から伝えたい内容を予想しながら聞き取ることができるので、声調等が多少間違っていてもタイ語が通じやすくなります。
なので、タイ語会話の初心者の方は単語のみで伝えようとしがちですが、なるべく動詞等を覚えて2語以上の文で伝えるようにしましょう。
基本動詞を紹介している記事は下記からご覧になれます。
長期的な解決策
長期的にタイ語が通じない3つの原因を改善するには、
「タイ会話の勉強と並行しながらタイ文字を学習する」
という方法がおすすめです。
なぜかというと、タイ文字を勉強することで、タイ文字の記号から声調を学ぶことができますし、末子音がどの文字なのかを知ることができ、正確な子音を発音することができるようになるからです。
また、有気音と無気音についても学ぶことができます。
「タイ語会話は勉強しているがタイ文字は全く勉強したことがない」という方は、タイ語を独学で勉強している方に多いと思います。
しかし、それでは声調や末子音などの違いを知ることが難しく、多くのタイ語を知っているはずなのにタイ語が通じないということが起きてしまう可能性があります。
なので、もしタイ語が通じなくて困っている本記事の読者さんがタイ語学習初心者であり、文字の勉強をしたことがないのであれば、今すぐに少しずつでいいのでタイ語会話の学習と同時に文字の勉強も始めてみてください。
徐々にタイ人の方にタイ語が通じないという場面が減っていくと思います。
5. 最後に
以上、今回はタイ語会話の初心者向けにタイ語が通じない3つの原因と解決策をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
タイ人の方々と会話をする際にタイ語が通じない際は主に3つの原因があることがわかっていただけたと思います。
もし、自身のタイ語が通じない機会が訪れた場合、今回の記事で紹介したことを思い出し、改善してみてください。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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