タイの曜日ごとの色解説

サワディーカー!LABタイ語学校です!

実は、タイには曜日ごとに決まった色があること、ご存じですか?タイで自己紹介していたらあなたの生まれた日は何曜日?と聞かれることもあります。今回の記事でサクッと解説していきますのでぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね。

 

曜日ごとの色まとめ

タイの曜日ごとに色が対応しています。例えば、

曜日
月曜日 黄色
火曜日 ピンクまたは
水曜日
木曜日 オレンジまたは茶色
金曜日
土曜日
日曜日 または黄色

と、なっています。
これはタイの文化に基づいたもので、各曜日に仏教に関連する神々がいるため、といわれています。

由来

せっかく色について知ったのなら、もう一つ知って、上級者となりましょう。この色の由来がどこから来ているのか、気になりませんか?

タイの曜日の色の由来は、アストロロジー、宗教、神話に関連しています。タイの伝統的なアストロロジカル・システムに基づいて、各曜日には異なる天体に対応する色が割り当てられています。

 

1. 月曜日(วันจันทร์ – Wan Chan)
– 色: 黄色
– 天体: 月
– 由来: 月曜日は「チャン」(月)と呼ばれ、黄色がその日の色とされています。

 

2. 火曜日(วันอังคาร – Wan Ang-khan)
– 色: ピンクまたは赤
– 天体: 火星
– 由来: 火曜日は「アンカーン」(火星)にちなみ、ピンクまたは赤色がその日の色とされています。

 

3. 水曜日(วันพุธ – Wan Phut)
– 色: オレンジまたは茶色
– 天体: 水星
– 由来: 水曜日は「プット」(水星)に関連し、オレンジまたは茶色がその日の色とされています。

 

4. 木曜日(วันพฤหัสบดี – Wan Phrae-ha-tha-bodi)
– 色: グリーンまたはオリーブ
– 天体: 木星
– 由来: 木曜日は「プラヘート」(木星)と呼ばれ、グリーンまたはオリーブ色がその日の色とされています。

 

 

5. 金曜日(วันศุกร์ – Wan Suk)
– 色: ブルー
– 天体: 金星
– 由来: 金曜日は「ソク」(金星)に関連し、ブルーがその日の色とされています。

 

6. 土曜日(วันเสาร์ – Wan Sao)
– 色: パープルまたはブラック
– 天体: 土星
– 由来: 土曜日は「ソー」(土星)と呼ばれ、パープルまたはブラックがその日の色とされています。

 

 

7. 日曜日(วันอาทิตย์ – Wan Aa-thit)
– 色: レッドまたはオレンジ
– 天体: 太陽
– 由来: 日曜日は「アーティット」(太陽)にちなみ、レッドまたはオレンジ色がその日の色とされています。
私はアーティットと聞くと、有名ドラマSOTUSを思い出します。みなさんはいかがですか?

 

 

曜日ごとの花

もちろん、曜日ごとにその色に関連した花も決まっています。

1. 月曜日(วันจันทร์ – Wan Chan)
– 花: ビンカ(Mexican Creeper)

https://onl.la/FT65wKFより引用

 

 

2. 火曜日(วันอังคาร – Wan Ang-khan)
– 花: ヤクディン(African Marigold)

https://onl.la/Gbqpu7Fより引用

 

 

3. 水曜日(วันพุธ – Wan Phut)
– 花: ジャスミン(Jasmine)

https://onl.la/M14eAmcより引用

 

 

4. 木曜日(วันพฤหัสบดี – Wan Phrae-ha-tha-bodi)
– 花: トウヒバナ(Yellow Trumpet)

https://onl.la/irfdnzcより引用

 

 

5. 金曜日(วันศุกร์ – Wan Suk)
– 花: チャン・ロム(Paper Flower)

https://onl.la/BSLkFnNより引用

 

 

6. 土曜日(วันเสาร์ – Wan Sao)
– 花: トルメリア(Indian Cork Tree)

https://onl.la/3ThKqe2より引用

 

 

7. 日曜日(วันอาทิตย์ – Wan Aa-thit)
– 花: チャンスアイ(Golden Shower Tree)

https://onl.la/SAWnAXSより引用

 

 

いくつか色と関係あるの?というものも出てきましたが、曜日によって花が割り当てられている、と覚えていれば大丈夫です。

縁起のいい色、悪い色

タイでは縁起のいい色と悪い色があります。タイに行く際、気を付けてくださいね。
縁起のいい色:黄色
タイの国王ラーマ9世(プミポン・アドゥンヤデート)は、1927年12月5日に生まれました。彼の生まれた曜日は「月曜日」でした。月曜日は黄色が割り当てられており、月曜日生まれの人々は黄色を身に着けることが多いです。ラーマ9世はタイ王室の重要な人物であり、彼の生まれた曜日が月曜日であることから、月曜日と黄色がさらに尊敬されるようになりました。

縁起の悪い色:黒
喪に関連することから避けられているようです。ここは日本と同じですね。
ですが、近年では若い世代を中心に黒をファッションとして取り入れる人も多くなってきています。世代ごとの色に対する意識としてはこんな感じですね。

1. 年配世代(お年寄り): 年配の人々は伝統的な価値観や信仰に基づいて、色に対する意味を重視することが多いです。黄色や金色などの伝統的に縁起の良い色を重んじ、特に宗教的なイベントや祭りでこれらの色を好む傾向があります。

2. 中年世代: 中年の世代は伝統的な価値観を尊重しつつも、現代的な考え方も取り入れることが多いです。縁起の良い色には敬意を払いつつ、ファッションやエンターテイメントなどのコンテキストでは幅広い色を受け入れることがあります。

3. 若い世代: 若い世代は比較的柔軟で開放的な考え方を持つことが多く、伝統的な色の意味よりも個人の好みや流行を重視することがあります。特に都市部では、多様な色が一般的なファッションやエンターテイメントに取り入れられています。

 

色に関連したイベントまとめ!

1. ソンクラーン(タイの新年)
– 行事: ソンクラーンは水かけ祭りとして知られ、4月13日から15日にかけて行われます。
– 色: 白
– 由来: 白は清浄さと新しい始まりを象徴し、ソンクラーンの期間中、人々は白い衣服を着て清めの儀式を行います。

 

2. ロイ・クラトーン(カオパンサー)
– 行事: ロイ・クラトーンは、仏教の行事の一部として行われる、灯籠を川に流す祭りです。
– 色: イエロー、オレンジ、レッド
– 由来: これらの色は炎や灯火を象徴し、灯籠を川に流すことで悪縁や災厄を浄化し、幸運を呼び込むとされています。

 

3. ロイ・クラトーン・サーンヤーイ(大灯籠祭り)
– 行事: チャイヤフーン県のイサーン地方で毎年11月に行われる祭りで、巨大な灯籠が作られます。
– 色: 多様な色
– 由来: この祭りでは、多彩な色の灯籠が作られ、夜空に浮かぶ美しい光景を楽しむことができます。

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。