タイのコロナワクチン事情

サワディーカー!LABタイ語学校です。

2月28日日曜日の午前7時半、タイ国内で一番最初にヌティン公衆衛生大臣が、コロナワクチンを摂取したというニュースが入ってきました。打ったのは、チュラロンコン大学医学部の医学教授博士。ノンタブリーにある感染症研究所にて、マスコミを集め、大々的に実施されました。ちなみに、タイにおける最初のワクチンは中国の薬品メーカー「シノバックバイオテック社」。当日はヌティン公衆衛生大臣に続き、文化大臣や保険大臣、医療従事者など次々にワクチン接種を受ける様子が報道されています。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

ワクチンについては、賛否両論の意見があると思います。が、今回はその是非を問うのではなく、あくまでも、タイ国内に在住する日本人だからこそ知り得た情報、肌で感じたことを通じて、バンコクポストの記事ソースをベースに、タイがとった施策、タイの人々の考えをご紹介していきたいと思います。

 

การทดสอบ(Kār thds̄xb)・・・テスト、認証試験

การทดสอบ คุณภาพと書くと、品質検査となります。

”人間ドック” で使えるタイ語音声コチラ

 

1.タイにおけるコロナの現状とワクチン輸入の経過

昨年末にここタイにもコロナの第二波がやってきて、一時期、不安が広がりました。年明けからはバンコクでは学校や飲食店など公共施設がクローズされ、ここクラビでもわずか数人のコロナ陽性患者が出たというだけで、結果的に2週間だけではありましたが、学校が閉鎖されました。 まだまだ慎重論もありますが、ここにきてようやく、さまざまな規制が緩和されつつあり、収束しつつあるのかなあと感じています。

世界中の国々で続々とコロナワクチンの摂取を開始する中、慎重になっていた感があったタイ。タイの食品医薬品局(Food and Drug Administration:=FDA)が、各国からのワクチンの申請を拒否している、などという噂も巷で流れていました。ですが、タイ政府にきちんと手続きをとって、申請する薬品メーカーがいなかったから、というのが事実のようです。1月4日のバンコクポストのインタビュー記事を読んでみると「FDAは、コロナワクチンの登録申請を制限する方針はありません。まだ、輸入ライセンスを申請した企業がないだけです」と、タイの食品医薬品局(FDA)の事務局長が答えています。

日本にいた頃に聞いたことがあるのですが、化粧品や薬品などを日本からタイへ輸出する場合、FDAにさまざまな書類を申請しなければならず、これがとにかくややこしい、と。例えば、タイに支店を持っている日本の大企業メーカーでさえ、化粧品や薬品類の新製品を輸出する際、そのすべての書類をイチから揃えて申請しなければならず、これがなかなか面倒な作業であると。

ワクチンの話に戻ると、例えば、ファイザー製薬(米国本社)はバンコクにオフィスがあるにもかかわらず、ワクチンに関する自社の計画や申請をしてこない。そちらが申請してこないのだから承認できないですよね、というのがどうやらFDAのスタンスのよう。つまり、タイでワクチンの市場を持ちたいのであれば、これまでの医薬品と同様、FDAを通して申請をしてきてくださいね、ということなのです。

なるほど!!なるほど??世界的なパンデミックを解消する可能性のあるワクチンでさえ、今まで同様のアプローチできてね、という強気なタイ。これこそが、ザ・タイ国なのでしょうか。いち早くその手続きを行ない、FDAの審査を経て、条件付きながら市場の承認が得られたのが、中国の薬品メーカー「シノバックバイオテック社」というわけなのでしょう。

「シノバックバイオテック社」側の発表によると、その条件とは「今後、有効性と安全性の結果をさらに確認する必要がある」というもの。イントネシアやブラジル、トルコなど複数の外国や国内での実績があるにもかかわらず、さらなる有効性と安全性を求めるあたり、タイ側もなかなかシビアな判断をしているように感じます。それは、タイが世界で4番目にパンデミックを食い止めた、という実績と自負があったからからなのでは?というタイ人がいて、なるほど!と思いました。

 

 

2.タイ国内のコロナワクチン摂取の条件の不思議

いつ「シノバックバイオテック社」のコロナワクチンが承認されたのか、という明確な記事を見つけることはできませんでしたが、「『シノバックバイオテック社』のコロナワクチン、最初の20万回分が2月24日、タイ航空によって空輸される予定」という記事が2月18日付のバンコクポストに掲載されていました。その際、タイ政府のスポークスマン、アピサマイ博士が伝えたことは「 タイにいるすべての人(タイ人をはじめ、移民労働者を含む外国人も対象)が高品質で安全なコロナワクチンを利用できるようになる」との談話が伝えられました。

さらに、アピサマイ博士によるとワクチン接種は、コロナの感染と死亡を減らすために行なうことを目的としています。予防接種は60歳以上の人と慢性疾患のある人が最初。次に、国の医療制度を保護するために医療関係者や疾病管理を担当する労働者や職員、そして疾患を抱える患者たち。さらに、経済と社会を保護するために、サービス、観光、産業部門の労働者へと続きます。第一陣として2月24日に到着する最初に確保したワクチンは5月くらいまでの間に、まずはこれらの人し使用し、その後、大量に到着するワクチンは、サービスおよび観光業に従事する労働者まで届けたいと考えています」

そして「これは、外国人労働者、および外国人駐在者も含みます。政府としても緊急使用のためのワクチンを予備として保管しますが、雇用主は、移民労働者の分もワクチン接種の費用を負担する必要があります」。次に一転、ビックリするような発言を目にしてしまいました。

今まで、タイにおいてのワクチン承認は、FDAのみが行なってきましたが、今後は、民間組織がコロナワクチンを自分たちで入手できるべきであるという方向に、タイ政府として達しました。ただし、注射後にアレルギー反応を起こす可能性がある場合を考え、医師と適切な機器を備えた医療機関つまり、ワクチンを直接調達する民間組織は、病院に限ることになります。この詳細については追って方針を発表します」

えええっ!あれだけ厳しく、従来の医薬品同様、FDAの審査を得なければ、コロナワクチンは認められませんよ、といっていたのに、わずか十数日で手のひら返し。さらに驚いたのが、冒頭に述べた最初の摂取者すべき対象年齢のこと。

 

 

3.一転!!コロナワクチンは、18歳~59歳の摂取の人からまず、に変更!?

これまでの60歳以上の人、慢性疾患のある人を優先するといっていたのに、2月28日付のバンコクポストの記事では、これが一転。 中国の薬品メーカー「『 シノバックバイオテック社』のワクチンは、18歳~59歳の人が安全な対象であると判断された」と伝えられています。もう、ワケがわかりません。そうなった経緯を調べようと検索しましたが、アタシの力では見つけることができませんでした。が、これは、事実のようです。

それが証拠に、当初は66歳のプラユット首相(将軍)がタイ国内一番のコロナワクチン摂取者に予定されていましたが、年齢を鑑み、今回は見送られたとのこと。不思議ですよね。当初は60歳以上から摂取を開始すると言っていたのに、一転、60歳以上はよくないと。どこで、どのように判断されたのか、などは、一切報道されていないためその詳細はについてはわかりませんが、またまたタイの七不思議が増えました。

 

 

4.今後のタイにおけるコロナワクチンの見通しは、まったくもって不明です

タイに暮らし始めて、特にコロナ禍において、感じたことですが、突然、前触れもなく、タイ政府の方針が発表され、昨日までできていたことができなくなり、ア然とすることがあります。そのスピード感が時として賞賛に値することもあるのですが、例えば、アルコール類が一切買えないなど、お店に行って初めて知ったりするので、たまったもんじゃありません。これは、アタシたち外国人だけかと思いきや、タイ人、しいてはお店のヒトまで当日まで知らないことが多く、それでもなんとかなる、なんとかしちゃうタイには、ある意味リスペクトせざるを得ません。

現在、2月24日に到着しているもののまだ承認がなされていない「アストラゼネカ社」のワクチン。契約を待つことなく先に発表していしまった「ジョンソン&ジョンソン」のワクチンなどの行方が気になるところですが、今後、タイにおけるコロナワクチン市場がどのような展開になっていくのか、まったくもって予測がたちません。これがまさに、タイの不思議なところでもあり、魅力でもあるのではないでしょうか。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

熱とめまいがあり、下痢も出ます。

ミーカイ ウィアン フア レ トーン シア(クラップ/カ)

mii khây wian hǔa lɛ́thɔ́ɔŋ sǐa(khráp/khâ)

มีไข้เวียนหัวและท้องเสีย(ครับ/ค่ะ)

レ=~と、そして

 

風邪をひいてのどが痛いです。

ペン ワット ロン コー(クラップ/カ)

pen wàt loŋ khɔɔ(khráp/khâ)

เป็นหวัดลงคอ(ครับ/ค่ะ)

”体調不良の時” に使えるタイ語音声コチラ

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。