タイで交通事故に巻き込まれた時の対処法まとめ
サワディカー!LABタイ語学校です。
タイではバイクや車がたくさん走っていて、事故がとても多いです。
なので自分に非がなくても事故に巻き込まれる場合があります。
そこで今回は、タイで交通事故に巻き込まれたらどうすればよいのか、
詳しく説明していけたらと思います。
事故は突然起こりました
ウバティヘート グートクン ヤン カタンハン
อุบัติเหตุ เกิดขึ้น อย่าง กะทันหัน
警察に電話してください
カルナ トーハー タムルアット
กรุณา โทรหา ตำรวจ
タイの交通事故事情
タイでは毎年100万件近い交通事故がが起きており、
2022年は19万8000人が交通事故で怪我を負っていて、
17,300人もの人々が交通事故で命を失っています。
参考:ย้อนดูสถิติเจ็บ-ตายบนถนนไทย ปี 2564 – 2566
日本の交通事故死亡者数はおよそ2600人ですので、
タイの人口は日本の半分ほどですが、交通事故での死者数は6倍ほど多いでです。
タイでは飲酒運転もヘルメット着用も法律で決められていますが、
守っている人もそこまで多くないのも事故の原因の一つと考えます。
では実際事故に巻き込まれたらどうすればよいのか、説明していこうと思います。
物損事故のみの場合
事故を起こしたときに日本と違うことは、
タイで事故を起こしたら警察ではなく保険会社に連絡することです!
すると何分後かにバイクで保険会社事故調査担当が駆けつけてくれます。
タイ語しか話せない場合がほとんどですので、翻訳を使うか、
タイ語が話せる知人に電話して通訳してもらいましょう。
保険会社と事故の相手と過失割合をその場で話し合います。
過失割合を確認して、簡単な書類を作って終了です。
あとは保険会社の指示に従えば大丈夫です。
人身事故の場合
まず事故の後はお互いの保険会社、それから警察を呼びます。
怪我人がいる場合はタイの緊急ダイヤル【1669】に連絡をしましょう。
それから、相手がすぐ逃げないように相手の車両の写真を撮るようにしましょう。
前後ドライブレコーダーをつけると証拠を残せるのでいいと思います。
警察が到着するまでの間、現場に居合わせた人から証言を集めると良いです。
警察が到着すると写真を撮ってなどの指示がありますので従いましょう。
保険会社同士が来て現場検証を終わらせたら、大体その場で帰ることができます。
後日保険会社から連絡があり、また次の指示があるそうです。
相手が保険未加入だった場合
相手が保険未加入なら示談をするしかありません。
現場検証をしたあと警察署に向かいます。
そこで事情聴取、事故書類作成をしなければいけません。
書類を作ると相手が逃げたり噓に言い換えたりができないので、
文面での証拠を作っておくが大切です。
書類は3枚あり、自分用、担当警察用、警察署用があるのですべてにサインをしましょう。
ですが1つ注意してもらいたいのが、事故調書は簡単にサインしてはいけないということです。
もし事故調書に『治療費を払うことでその責任を果たす』と書かれていた場合、
事故当日に一度だけ支払われたのみで、その後の治療費や通院費などが払われずに逃げられる場合もよくあるそうです。
調書のサイン次第ではもし逃げられた場合に損害賠償請求できないこともあるので
タイの弁護士に一度相談して、確認してからサインしたほうがいいです。
タイで日本語対応してくれる交通事故関連の弁護士がいくつかあるので
ぜひ使ってみてください。
こうして警察署で作った書類を自分の保険会社を送ります。
すると後日保険会社から指示と連絡があります。
保険会社が間に入ってくれるので、事故の相手とは一切連絡を取らなくてもよく、
修理代請求も保険会社がやってくれます。
もし相手がお金を払わない、連絡が取れなくなると先ほどの担当警察が動いてくれます。
自動車保険について
保険は日本で入っておくことをおすすめします。
タイでは強制保険と任意保険の2種類の保険があります。
強制保険は普通車で650バーツくらいなのでそこまで高くありません。
強制保険は加入せず運転をしていると2000バーツの罰金が科せられます。
任意保険には1等2等3等のランクがあります。1等だとおよそ20000バーツかかりますが
保険のランクを下げると10000バーツを下回ることもあります。
1等だと、よほど悪質でなければ自分に過失があっても全額負担してくれます。
まとめ
今回はタイで交通事故に巻き込まれたらどうすればよいのかについてまとめました。
保険会社が対応してくれることがとても多いので、任意ですが運転するなら保険に入っておきましょう。
怪我や後遺症を負ったらもちろん加害者の責任ですが相手が保険未加入で資産もないと泣き寝入りしかないので
保険に入っていても事故をしないように心掛けることが一番大切だと思います。
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