タイで日本人がバイクの免許を2日間で取った【体験者をリポート】

サワディーカー!LABタイ語学校です。

タイで日本人が教習所に通わなくても、たった2日でバイクの免許を取得できるって知っていましたか?タイはもちろん、日本や他外国でもバイク免許を活用できるかもしれないので要チェック。

 

 

1.クリニックとイミグレに行こう!ビザは必要!?バイク免許取得に必要な書類

まず、大前提として知っておいていただきたいのが、これはクラビの陸運局でバイク免許を取得した実話のリポートだということ。そして、日本で取得した免許証の書き換えではなく、全く新規にバイクの免許を取得した場合の話です。ちなみにこのバイク取得者は、実は中免のバイク免許を持っており、国際免許も持っていたのですが、期限切れになってしまい、陸運局に懇願したのですが「新規に取りなさい」と言われたとのこと。

 

【バイク免許取得に必要な書類】

  1. パスポート
  2. パスポートの顔写真ページ、ビザページのコピー
  3. 居住証明(クラビの場合はイミグレーションで取得)
  4. 健康診断書

クラビには日本大使館がないので、居住証明はイミグレーションで即日発行してくれます。銀行口座を作った時にも話しましたが、基本的には無料で発行されるものですが、お金を要求されます。アタシはいつも100バーツ支払います。バイクの免許を取得した友人は、銀行口座開設分と同時に居住証明を発行したのですが、2通で100バーツで大丈夫でした。これは、クラビだけの話のようで、バンコクやチェンマイなどでは日数も金額ももっとかかるようです。例えば、バンコク在住の人がクラビでバイクの免許を取得することができます。が、この居住証明だけはバンコクでもらわなければいけないので、こちらだけ注意してください。

免許更新の際にも必要な健康診断書は、近くのクリニックで発行してもらえます。「運転免許証のための健康診断書を発行してください」とクリニックの受付でお願いすると、身長と体重だけを聞かれ、血圧を測らず(クラビのクリニックの話です)正常な血圧を記入して、順番待ちをしている人を飛ばして、受付だけで、即、発行してくれます。金額は200バーツ。こちらはタイ国内のどの地域も同じような価格のようです。多分、血圧だけは測られると思います。

そして、ビザの問題です。2023年現在、陸運局のサイトにはノービザ、観光ビザの場合、バイク、車ともに免許を取得できないと書かれています。つまり、ノンイミグランド(いわゆる結婚ビザやEDビザなど)やワークパーミットを持っている人でなければ、免許を取得することはできません。過ぎ去ったことをここで紹介しても仕方がないのですが、数年前まではクラビやタイ各地ではノービザでもバイクの免許を取得できたようです。

アタシの友人がそうで、実はその時取得したバイクの免許をいまだに更新し続けて持ち続けています。もちろん、ノービザです。ただし、タイの免許更新は最初は2年、その後、5年ごとの更新となりますが、ノービザで免許更新する場合は(ほぼ)永遠に2年ごとの更新だとか。いつか、元のようにビザに関係なく、免許を取得できる時が来るのでしょうか。

 

【クラビ陸運局】

 

 

2.内容は講習、筆記テスト、実技テスト

クラビ陸運局の場合、月、水、金が初日、つまり講習の受付日となります。朝、8時受付開始なので、まずは遅れず行くことが大切です。その後、必要書類の確認をされ、色覚、ブレーキ反応、距離感のテストを受けた後、教室のようなところに案内され、永遠とビデオ鑑賞が続きます。合計5時間!しかも、タイ語。これは、免許更新の際にも見させられるキョーフのタイ語ビデオですが、更新の時は約1時間。これが5時間続くのですから、ジゴクですよね。10時くらいから始まり、お昼休憩をはさみ、3時前にアタシの友人を含む外国人数人が外に呼び出され、英語でこれからの流れについて説明されたそうです。この時の注意事項としては、施設内はクーラーがとても効いていて寒くて仕方がないらしいので、上着などを持参した方がいいということです。ちなみに彼女は講習会場を「氷の部屋」と呼んでいました。笑

講習後、次の日に筆記試験を受けるよう指示を受けます。試験は一日2回まで可能で、50点満点中45点以上が合格ライン。友人は一発で合格し、そのまま、実技の試験へと向かいました。筆記テストの難点といえば、英語、だったそうです。先述のノービザでバイク免許を取得した友人の場合、日本語でのテストが受けたそうです。が、2023年現在、日本語の筆記テストはなく、英語かタイ語のみとのこと。いろいろ調べてみると、チェンマイなどいまだに日本語で筆記テストを受けられるところがあるみたいです。が、なぜかクラビ陸運局では日本語筆記テストがなくなりました。

実技テストは筆記テストに比べればカンタンです。テストポイントはコーンをジグザグ運転すること、ウインカーを出すこと、一本橋を渡ること、この3点です。そして、ぶっちゃけ試験官、見ていません。というのも、次のテスト生の書類チェックに忙しく、戻ってくればOK、みたいです。たまたま一本橋を渡れなかったヒトを見つけた場合、もう一度チャンスがもらえていました。多分、ほとんどの人が合格していたんじゃないのかな。

特筆すべき点は、実技テストを受ける時のバイクは持参という点。借りる場合は、レンタル代を支払うというシステムです。ご存知の方も多いとは思いますが、タイ人のほとんど、というと大げさですね、無免許でバイクを乗る人が多いです。つまり、免許を取る人が自らバイクを運転して陸運局へ行き、そのまま実技を受けるのです。試験官の皆さんも、見て見ぬふりなんでしょう。

こうして、アタシの友人は最短の2日間で見事バイクの免許を取得しました。タイでは、特に地方都市では、バイクというアシがとても大切です。バンコクなどでは身近なバイタクがありますものね。クラビやチェンマイでは、検問があちらこちらで行われており、特にバイクを狙います。まずはヘルメットをしていない、ということから始まり、免許をチェックされ、特に外国人は標的にされ、というと大ゲサですが、罰金を取られます。しかも、日本では車の免許を取ると原付がもれなく付いてきますが、タイのバイクは基本的に、50CCを超えるため日本でいうところの中免が必要となります。

 

 

3.メリットは総費用106バーツ!デメリットはタイ語と英語!?

そして、このバイクの免許取得にかかる費用の総合計は106バーツ!つまり、これは免許証発行手数料なのですね。筆記試験や実技試験を何回受けようが、まったくもって無料。これは、すごいですよね。ちなみに日本で中免を取ると、10万前後はするはずです。みんな!バイクの免許はタイで取ろうよ、と言いたいところですが、問題はビザ。タイに遊びに来がてら取得できたらいいのですが、難しそうなので、何らかのビザを持っているタイ在住日本人には、ぜひともお勧めしたい、バイク免許取得です。

 

 

4.バンコクで2日間はむつかしい!?ならばホリデイのついでにクラビで免許を取ろう!

タイのクラビ以外の地域では、紹介してきた必要書類や免許取得までの過程、料金なども異なってくるかもしれません。筆記テストの内容などはともかく、予約なしで行けるなど最短の2日で取れるのは、タイの地方都市であるクラビだからかもしれません。であれば、休日をクラビで過ごすついでにバイクの免許を取得する、というのもいいかもしれませんね。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

 

LAB thaiko先生のブログ

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