昔はタイの国旗に象がいた!?国旗の意味と歴史まとめ。
こんにちは、LABタイ語学校です!!
タイは国のあちらこちらで国旗を見かける国ですので、なんとなく国旗のデザインを覚えている方も多いと思います。
しかし、タイ国旗は現在使われているもの以外に過去に使われていた様々なデザインもあります。
今回はタイ国旗の変遷と意味についてご紹介します!
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1. 昔はタイ国旗に象がいた!?
実際、昔のタイ国旗には象がいました。
下記の2つの国旗がそれに当たります。
現在の国旗の基本的なデザインは1917年から使用されています。
それ以前もタイ国旗は度々変更されており、一部のタイ国旗では象がシンボルとして用いられていました。
かつてのタイでは像は庶民の生活に欠かせない存在であり、戦争になると国王は象に乗って戦ったのだとか。
しかし、今のタイ国旗に象はいません。なぜデザインに象を使わなくなったのでしょうか?
2. なぜ国旗のデザインが変わったのか?
タイ国旗に象が用いられていたのはやはりタイの国民的動物であるという認識があったためです。
この国旗のデザインが変わった理由は、「国旗が逆さまに揚がることを防ぐため。」だと言われています。
国民が上下逆さまに国旗を挙げていたのを目の当たりにした国王が国旗の変更を指示したそうです。
上下左右のある国旗は、その国の国民が間違えて掲揚したり、他国間で行われるイベントで誤って掲揚されて問題になることがあります。
今年は日本で開催された世界選手権で韓国の国旗が上下逆さまに掲揚されるという問題もありました。
しかし、例えばアメリカや中国、カナダなどの国旗は上下逆さまになってしまうデザインです。
国ごとに上下逆さまに対する見解は異なるのでしょう。
それにしても、「上下逆さまにならないように上下左右のないデザインに変更する」というのが、マイペンライなタイの国民性を感じますよね。(笑)
3. 現在のタイ国旗にも像がいる?タイ国旗の意味について
現在のタイ国旗はタイ語でธงไตรรงค์ (トン・トライロング)と呼ばれる三色旗です。
赤・白・青にはそれぞれの意味が有り、青は「国王による君主制」、白は「仏教」、赤は「国民」を表しています。
それぞれの色の背景には諸説あり、白色は以前の国旗に存在していた白い象を省略しているという話もあります。
赤と白しかないタイ国旗もある?
1916年から1917年の間に使用されたタイ国旗は白と赤の2色で構成されていました。
この変更にも諸説あり、当時の国王であるラーマ6世の誕生日が土曜日であったため、土曜日を示す青色に変更されたと言われています。
また、この国旗に変更されたのは1917年という第一次世界大戦の真っ只中であり、同盟国の色に合わせたという説もあります。
白赤青の三色は当時タイが連合国として参加していた三国協商のイギリス、フランス、ロシアの国旗に使われていた組み合わせです。
確かに、色が同じなだけに近い印象を受けます。
アジアでもこの3色の組み合わせだけが使われている国旗はほとんどありません。
「なんかどこかでタイの国旗を見たことがあるんだよなあ~」という方はロシアやフランスの国旗を連想しているのかもしれませんね。
4. 最後に
いかがでしたか?
国旗一つを考えてみても、その国の歴史や文化が深く現れていますのでとても面白いですよね!!
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*こちらのページに記載の情報は2019年11月現在のものです。変更される可能性があります。
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