今、ブーム!? タイ産オーガニック「ココナッツフラワーシュガー」の魅力

サワディーカー!LABタイ語学校です。

フルーツ天国、タイで有名なのがココナッツ。ジュースとして飲むだけではなく、花から採れる蜜をそのまま天然シュガーとして、料理やコーヒーに利用しているのです。

〈目次〉

1.ココナッツフラワーシュガーとは

2. ヘルシーで栄養豊富な「ココナッツフラワーシュガー」

2-1  低GI(グリセミック・インデックス)食品
2-2  「ココナッツフラワーシュガー」の栄養成分
2-3  「ココナッツフラワーシュガー」のヘルシー度
2-4 「ココナッツフラワーシュガー」はストレスの緩和

3. 世界的な有名モデルも使っている!?「ココナッツフラワーシュガー」の理想的な使用法

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

1.ココナッツフラワーシュガーとは

「ココナッツフラワーシュガー」はココナッツから採取される甘味料のことで、ココナッツの木に咲く黄色い花のつぼみから取れる蜜を集めたものです。そのまま液体で瓶詰めされているもの、煮詰めて作られるパウダー、または、固形のものがあります。

私がこの存在を知ったのは、レストランカフェ。最近、ここクラビにもおいしい料理とコーヒーが楽しめるカフェが増えてきてうれしい限りなのですが、この店のオーナーに教えてもらいました。彼女いわく、この「ココナッツフラワーシュガー」はとてもヘルシーで、クセがないのでコーヒーなど飲み物だけでなく、料理にも使えるのだとか。ちなみにこのレストランのオーナー夫妻はチェンマイ出身で、私の大好きなカオソイがメニューにあるのですが、ここのメニューの味を気に入った理由が、カオソイが甘くないこと。もちろん「ココナッツフラワーシュガー」を使用しているとのことですが、そのスッキリした甘さ、というよりコクのあるスープが、本場チェンマイにも勝る!と思い、興味を持ったのがきっかけでした。

スーパーでパウダーの「ココナッツフラワーシュガー」ーというものは見たことがあるのですが、液体は初めて。画像にもあるように稲穂の集合体のようなココナッツフラワーからポタポタと滴り落ちる甘いエキスを詰めたものが、教えてもらった「HA-YOUNG」のもの。聞くところによると3日3晩で320ℓの瓶がいっぱいになるそう。

味や香りはココナッツというよりも黒糖をやさしくしたような感じ。さらに砂糖よりも甘みにコクがあります。かといって、クセはほとんどないので、アイスカフェに入れるリキッドシュガーとして最適。また、クラビのカフェレストラン「ニコニコ」では、名物のカオソイにも「ココナッツフラワーシュガー」を利用しているそうです。

 

 

2. ヘルシーで栄養豊富な「ココナッツフラワーシュガー」

この「ココナッツフラワーシュガー」は、砂糖よりもずっとヘルシーで様々な効果があるといわれています。

2-1 低GI(グリセミック・インデックス)食品

 

GIというのは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略の言葉で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。簡単に言えば、食べた時にゆるやかに血糖値が上がる食品を低GI食品と分類され、糖尿病の人はもちろん、その予備軍、ダイエットにも効果的とされています。

【砂糖をはじめとする甘味料のGI値】

ココナッツシュガー : 35

メープルシロップ : 73

はちみつ : 90

黒糖 : 99

三温糖 : 108

上白糖(白砂糖) : 109
グラニュー糖 : 110

「ココナッツフラワーシュガー」は他の甘味料よりも圧倒的にGI値が低く、れんこんや玉ねぎ等の野菜と同じくらいです。その他の低GI食品として有名なのが、納豆などの大豆類、そば、さつまいも、きのこ類などがあります。

 

2-2  「ココナッツフラワーシュガー」の栄養成分

骨を作り精神安定に役立つカルシウム、体内の塩分バランスを適正に保つ作用のあるカリウムや、鉄、マグネシウム、亜鉛などが含まれるほか、「イノシトール」を多く含有しています。鉄分、リン、亜鉛などのミネラル分、16種類のアミノ酸、ビタミンC,ビタミンBを多く含み、その栄養素は豊富。白砂糖にはほとんど含まれていない各種ミネラルが、ココナッツシュガーには豊富に含まれています。

イノシトールはミネラルではなくビタミンB群の1種と言われており、「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれています。肝臓に余計な脂肪が溜らないようにコントロールする働きや、コレステロールの流れを良くする働きがあり、生活習慣病の予防が期待できます。

 

2-3  「ココナッツフラワーシュガー」のヘルシー度

美容、健康、ダイエットの大敵である、便秘の予防や解消に有効とされている水溶性食物繊維の「イヌリン」という成分が「ココナッツフラワーシュガー」には含まれています。
食物繊維は人体に吸収されませんが排出する能力に優れていて、有害物質を吸着して便とともに体外へ排出します。その排出能力は多くの疾患の予防に役立つほか、ダイエット面においても満腹感を得られやすい、脂肪の吸収を抑制するなどの働きがあり、とても身体に有用な成分です。

 

2-4 「ココナッツフラワーシュガー」はストレスの緩和

「ココナッツフラワーシュガー」には、人間に必要な20種類のアミノ酸のうち16種類が含まれており、特にグルタミン酸が多く含まれています。グルタミン酸は旨味成分として知られているアミノ酸の一種で、リラックス成分であるGABA(ギャバ)を生成します。これは、ストレスのケアをする効果をはじめ、脳を活性化させる作用、体の毒素を排出する作用など、多くの働きがあると考えられています。

 

 

3. 世界的な有名モデルも使っている!?「ココナッツフラワーシュガー」の理想的な使用法

「ココナッツフラワーシュガー」は風味に強いクセがありませんので、様々なレシピに活用することができます。基本的な使い方としては、コーヒーや紅茶に、ヨーグルトのトッピングとして、煮物などのお料理やお菓子作りなど、砂糖をココナッツシュガーに置き替えるだけ。ここで注意したいのは、「ココナッツフラワーシュガー」は、栄養価が高く太りにくい甘味料ですが、積極的にたくさん食べても良いものではないく、あくまでも砂糖の代わりにヘルシーに甘みを付けることができる、というものです。

数年前、ココナッツオイルにココナッツウォーターと、ココナッツの美容健康効果が注目され、人気になりましたよね。同様に現在、オーストラリア出身のモデル、ミランダ・カーらセレブも「ココナッツフラワーシュガー」を愛用しているという噂があるほど、その注目度はアップしてきています。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

 

 

 

 

LAB thaiko先生のブログ

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