タイバーツの歴史:バーツ硬貨とバーツ紙幣のエトセトラ

タイバーツの歴史について、硬貨・紙幣の両方から調べました

サワディーカー (สวัสดีค่ะ こんにちは)!

タイに住んでいるとどうしても手にしなければならないもの、使わなくてはならないもの、それは・・

 

タイバーツ。

 

日本のお札に比べるとシナシナだし、メモ代わりにされた痕跡も見受けられるし、なんかちょっと臭うし...なタイの紙幣。

そして〇〇.75~のように補助通貨まで細かく分かれているタイの硬貨。

実は様々な歴史の上に今のタイバーツがあることをご存じでしたか?

今回は、そんな「タイバーツ」の歴史について、近代に焦点を絞ってお話します。

 

 

こちらの記事に関しては、以下の動画で要約しています!!ぜひご覧ください!

 

目次

1.タイバーツ硬貨のミニ歴史

2.タイバーツ紙幣のミニ歴史

3.タイバーツの小ネタ
ああああ3-1.タイ語しか書いていないバーツ硬貨もある
ああああ3-2.タイバーツがヨーロッパでも使える?
ああああ3-3.サタンは使えない場合もある
ああああ3-4.タイバーツは中国で印刷されている?

4.タイバーツのいま

5.最後に

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タイバーツ硬貨のミニ歴史

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元々は銀の重さをはかる際の単位であったバーツ。(タイで初めて製造された1バーツ硬貨の重さから、1バーツは15.2gと定められています。)「バーツ」という言葉は、昔、僧侶がお布施を一時的にしまっていた「銖(ばち)」の中国語に由来します。昔は海外、特に欧米では1925年ごろまでticalと呼ばれていました。

おそらくタイ最初の王朝と呼ばれるスコータイ王朝(1238-1583)の頃にはすでに硬貨が存在していたといわれており、現在使われているようなコイン型の硬貨が使われ始めたのはチャクリー王朝(1782-現在)の3代目、ラーマ3世の時代からです。

 

おまけ:タイでコインが使われ始めた理由

それまで通貨として使われていたのはコヤスガイの貝殻でしたが、ラーマ3世は「お金のために貝を殺すなんて可哀想すぎる!」ということで、貝の使用をストップ。シンガポールにならい通貨をコインへと変更しました。非常に信心深い王様で、生き物に対する慈悲の厚い方だったそうです。

 

現在使われている硬貨が登場したのが1941年。第二次世界大戦でニッケルが不足した影響で、銀製の5,10,20サタンが流通し、その後アルミニウム青銅→銅→白銅→ニッケル銅→アルミニウム・・・・・というように、素材が変わり色が変わり、今ある形となりました。現在広く流通しているのは、2009年に出されたデザインのものです。

☆2018年4月より新しくラーマ10世デザインの硬貨の流通も始まっています。

 

タイバーツ紙幣のミニ歴史

紙幣の歴史は、1902年のシャム王国に始まりました。(「タイ王国」になったのは1939年)

 

ヨーロッパの紙幣にならい1902年の9月19日より流通が始まったのは、イギリスの印刷会社Thomas De La Rue & Company Limitedによって刷られた5、10、20、100、そして1000バーツ紙幣。(この時点ではアラビア数字も英語表記もなかったそう!外国人には読めませんね)

 

1925年には上記紙幣のデザインを変更し、1バーツ紙幣を追加で発行。この時からようやくアラビア数字が表記されるようになります。

☆欧米ではこのころからようやく、ticalではなくbahtと認知されるようになりました。

 

その後数回の変更を経て、1942年にタイ中央銀行が設立され、通貨に関するすべての管理を行うようになると、1945年に50バーツ紙幣が登場する一方、1957年には1バーツ紙幣が廃止され、1972年と1988年にはそれぞれ5バーツと10バーツ紙幣も廃止になりました。

☆10バーツ紙幣は今でも(一応)流通はしていますが、お目にかかることはほとんどありませんね。

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タイバーツの小ネタ

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タイ数字しか表記されていない硬貨もいまだに流通している

古い硬貨だとアラビア数字が書かれていないものもあります。

その場合は、デザインで判別しましょう。

バーツがヨーロッパで使える??

10バーツ硬貨は2ユーロ硬貨と重さも形もほぼ同じで、且つ2種類の金属を使用している点でもそっくり。つまり、それらの識別ができないヨーロッパの自販機では、10バーツ硬貨が使えてしまう。

→自販機荒らしが多発!(10バーツはたったの25ユーロセント(約32円)です。ボロ儲けですよね)

 

使えないサタンもある

現在でも1、5、10サタンは一応流通はしているらしいのですが、あまりの流通率の低さに、お店では利用を断られるケースも多いのだとか。

 

タイバーツは中国で印刷している?

バーツ紙幣の印刷は基本的にNote Printing Works of the Bank of Thailand(紙幣)や王立タイ造幣局(硬貨)が行いますが、紙幣の中にはChina Banknote Printing and Mintng Corp(中国中央造幣局)で印刷されるものもあるようです。

☆これが直接の理由かどうかは分かりかねますが、100バーツ札と中国の100元札、色も質感もそっくりなんですよ。

 

タイバーツのいま

現在広く流通しているのは以下のものです。

 

紙幣:20501005001000バーツ

硬貨:10バーツ

(1、5、10)2550サタン

 

たくさんの柄が存在するタイの硬貨。国王陛下の肖像が描かれている面が表面となります。

古いものであればあるほど、陛下の肖像が若いんですよ。

筆者のお財布に入っていた10バーツ硬貨を見てみましょう。

 

タイバーツの歴史:硬貨の写真

左から古いもの順に並べてみました。先代のラーマ9世がどんどんお年を召していくのがわかると思います。

一番右の硬貨に描かれているのは、2016年に即位されたラーマ10世です。

流通開始が2018年4月6日からですので、まだピカピカです。

 

タイバーツ硬貨アラビア数字なし

一番左、筆者の財布の中で一番古い10バーツ硬貨の裏面。

よく見てみると書かれているのはタイ文字のみで、アラビア数字がありません。(いつ頃のお金なんだろう)

 

 

最後に

いかがでしたか?

ご紹介した以外にも、タイのお金にはもっと深い歴史や裏話がたくさんあります。
レアな硬貨や紙幣には、額面以上の額で取引されているものもあるそうです。
調べてみるのも面白いですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

タイ語でなんて言うの?タイバーツ編

バーツ บาท [bàat] (バーッ)

紙幣 บิล [bin] (ビン)

硬貨 เหรียญ [rĭan] (リァン)

歴史 ประวัติ [bprà-wàt] (ブラーワッ)

国王陛下 พระเจ้าอยู่หัว [prá jâo yòo hŭa] (プラージャオユーファ)

流通 การหมุน เวียน [gaan mŭn wian] (ガーンムゥンウィァン)

お金 เงิน [ngern] (ンゲン)

ドル ดอลลาร์ [don-lâa] (ドンラー)

เยน [yeen] (イェン)

銀行 ธนาคาร [tá-naa-kaan] (タナカーン) 

ATM เอทีเอ็ม  [ay-tee em] (エィティーエム)

お釣り เงินทอน [ngern ton] (ンゲントォン) 〔(お金)+(細かくわける)〕

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