タイ語の勉強は必要?タイの言語事情
タイや特にバンコクは本当に外国人が多い印象を持ちます。
実際2017年にタイを訪れた外国人の数は3538万1210人!
その内日本人は154万4328人と日本人の多さが伺えます。
実際バンコクでも日本人の多いプロンポンなどでは日本語の看板が立ち並び、外国にいることを忘れてしまいそうです。
今回はタイで日本語や英語がどの程度通じるのかをご紹介いたします。
<目次>
①地域によって異なるコミュニケーション言語事情
②タイ人の客観的な英語力とは
③生活シーン別言語状況
-ホテル
-銀行ATM
-看板や標識
-公共交通機関
-買い物やマッサージ
-病院
-役所系
④タイで移住、仕事をする場合に必要な言語
⑤タイ語の言語状況についてまとめ
地域によって異なるコミュニケーション言語事情
バンコクやパタヤなど日本人観光客が多く訪れる観光地では日本語が溢れています。メジャーな観光地を旅行するだけなら英語すら必要ないんじゃないかと思うほどです。
観光地以外でも特にアソーク、プロンポンなど日本人が多い地域ではほぼ日本語のみで日常生活が送れると思います。
日本料理屋やハイソなお店以外にも屋台やコンビニでも、日本人が多い事からか片言の日本語を話す従業員さんが多いです。
一方バンコクの郊外では日本人があまり居なくてタイ語オンリーのお店が多くなります。片言の英語が通じる場所がありますがタイ語と英語ミックスでコミュニケーションを取る必要があると思います。
さらにバンコクから離れた田舎では英語がわかるタイ人の数は非常に少なく、タイ語が分からないと生活が難しいと思います。
結論
- 日本語のみだとタイで行動範囲がかなり限られるが、英語を使えるとバンコクやそこそこの街で生活できる。
- タイ語が少しでも話せるとコミュニケーションが取りやすい。
- ど田舎ではタイ語のみのコミュニケーションが必要。
タイ人の客観的な英語力とは
日本人はよく英語が苦手と言われますがタイ人の英語力はどうでしょうか。英語が公用語ではない88カ国の英語力を比べるEF英語能力指数で調べて見ました。
タイ人は88カ国中64位で英語力が低い国に分類されていました。日本は49位とタイに比べ順位は高いもののタイと同様に英語力の低い国に分類されていました。
タイ人の英語力はあまり高くないですがコミュニケーションスキルが高い国だと思います。日本人は英語の知識がある人でも外国人と接する機会が少ない人は、間違えを気にして英語をうまく話せないという話をよく聞きます。
その点バンコクなど都市部には外国人が多いためか日本人より英語慣れしていて、文法ミスしても伝わればOKといったスタンスで気軽に英語や日本語を話している人が多いと感じます。
タイ人が一生懸命外国語を話してくれても、訛りがある人が多いので、こちらも根気強く理解できるまで繰り返してもらったり、表現を変える必要があります。
結論
- タイ人の英語能力指数は日本より低い。
- 都市部では外国語コミュニケーションを積極的にしてくれる人が多い。
生活シーン別言語状況
バンコク等都市部の生活でシーン別に英語や日本語がどの程度使えるのか紹介いたします。
ホテル
都市部のホテルでは英語はもちろん日本語を使えるホテルも結構あります。
中級以上のホテルだと日本のテレビを見ることができる所が結構多いです。
簡単な英会話ができれば、ローカルの安宿に泊まらない限り心配ないと思います。
どうしても英語が不安な方は日系ホテルを選びましょう。
銀行ATM
バンコクなど都市部では英語表示以外にも日本語表示に対応したATMが非常に増えてます。
窓口も各銀行が本店や日本人が多い地域の支店に日本語窓口を持っていることが多いのでお使いの銀行のHP等を調べて見てください。
日本語対応したクルンシー銀行のATMの使い方を解説した記事はコチラ
看板や標識
日本人が多い地域では日本に居るかと思うほど日本語で書かれた看板を多く目にします。
また華僑の人がやってるお店は看板が漢字で書かれており、日本人でも何屋さんなのか理解できることが多いです。
道路交通標識はタイ語で書かれています。行き先表示などは英語が併記されていますが、道路交通標識は「止まれ」や駐車禁止など重要なものもタイ語のみで書かれている為、注意深く標識の絵を見ないと気が付かないうちに交通違反している場合もあります。
看板などに書かれている略語の記事はコチラ
公共交通機関
バンコクのBTSやMRTの電車は券売機が英語対応してたり、切符売り場の窓口の人は英語が話せるので簡単な英語ができれば問題ないですがバスは簡単なタイ語がわからないと難しいかもしれません。
タイのバスは運転手さんの他に運賃を徴収する人が乗っていて手動で乗車券を買えます。
運賃を徴収する人はタイ語しか話せない場合が多いのでタイ語が話せない方はGoogle Mapを見せたりボディランゲージで伝えなくてはなりません。
買い物やマッサージ
観光地の店やマッサージ屋は英語や日本語を使える人が多いです。
またフジスーパーなど日本人向けのお店は値札に日本語が書いてあったり、日本語が話せる従業員さんが居て、日本で販売している商品を買うこともできます。
安さが売りのローカルマーケットでは、日本語はもちろん、英語も通じないことが多いので、簡単なタイ語会話の能力が必要です。
フジスーパーについて知りたい方はコチラ
ローカルマーケットについて知りたい方はコチラ
病院
バンコクなど都市部の日本人が多い病院は日本語通訳がいて診察や診断結果を通訳してくれるので、言語の心配はほとんどないです。地方の病院はお医者さんが英語を話せても英語を話せない看護婦さんが多いので注意が必要です。
役所系
入国管理局など外国人が多い場所は英語が通じます。警察署や区役所などは英語が通じにくかったりタイ語がわからない方には難易度が高くなります。信頼出来るタイ人の友人などに手伝ってもらうとスムーズになるかもしれません。
タイで移住、仕事をする場合に必要な言語
ただ日常生活を送るという点で見るとバンコクの日本人が多い地域なら日本語だけで生活することが可能です。
仕事は日本人が多い地域では日本語と簡単な英語のみでも求人があります。
しかし会社の中でタイ人従業員とコミュニケーションを取り合ったり、出世して行くことを考えるとタイ語が必要になってくる事が多いと思います。
またタイ人とビジネスをしているときに、タイ語がわからないと損をすることが多く、またもし損していても、損している事にも気がつけないことがあります。
移住や長期間バンコクで仕事をするつもりの場合はタイ語の勉強をすることをお勧めします。
タイにはタイ語検定というものがあり、3級以上を持っていると就職の際に英語習得者より優遇されるケースが多くあります。
タイ語検定の記事についてはコチラ。(5級について)
他の級の情報はこちらからどうぞ
タイ語は難しい?その理由について知りたい方は是非コチラの記事をお勧めします。
タイ語の言語状況についてまとめ
- バンコクやパタヤなど外国人観光客が多い地域を旅行する場合は日本語と簡単な英会話が出来れば問題ない
- バンコクの中でもプロンポンなど日本人が多い地域ではほぼ日本語だけで日常生活を送ることが出来る
- 日本語と中学レベルの英語能力でも仕事をすることは可能だが、自分の給料を上げたりタイで長くやって行きたいならタイ語の勉強をした方が良い
タイで外国人である日本人がタイ語を話せるとタイ人の持つ印象が非常に良くなります。
簡単なタイ語がわかるだけで旅行でぼられずに済んだり、ローカル市場で安く買い物できたり、タイ人との仕事が円滑になったり良いこと尽くめです。
また簡単なタイ語の習得は難しくありません。(タイ語には時制変化がなく文法が厳密でない為単語のみでも会話が成立する)
これからタイで旅行したり、タイで仕事をしたりする予定のある方はぜひタイ語を勉強して見てください。
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