タイ株式投資への道〜成長が期待できるタイ企業の紹介〜

サワディーカップ! LABタイ語学校です。

皆様、突然ですか株式投資をしたことはありますか。

「自分ではしたことないけど投資してるって言っていた友達がいるな・・・」「なんかリスクありそうだしよくわからないし怖いな」

等、色々なイメージを持たれていると思います。

日本でも約2,200社もの企業が上場しておりますが、

実はタイにも証券取引所があり約600もの企業が上場しており、その株式が日々取引されています。

タイは人口も約7,000万人と多く、また東南アジアにおいてインドネシアに次ぐ第二位の経済規模を誇っています。

コロナ禍になり観光客の激減でダメージを受けていたタイ経済ですが、足元観光客の回復が目立ってきております。そんなタイの今後の成長性に魅力を持ちチャンスを感じられている方も少なくないと思います。

また、タイへの株式投資の魅力として大きく考えられるのが所得税がかからないことです!(*日本居住者の場合日本国内での課税があります。)

日本株投資をする場合、譲渡益(売却して出る利益)が20.315%程度かかります。

所得税がかからないのは大きな魅力ですよね!

様々な成長機会があるタイの企業ですが、今回はバンコク証券取引所に上場しており売買のできる有名どころ企業を3社紹介していきます!(*こちらはあくまで紹介であり、銘柄の推奨を行なっているわけではありません。投資は自己責任でお願いいたします。)

 

 

①Airport of Thailand

タイ国内にてスワンナプーム国際空港やドンムアン国際空港を含む6つの空港を持ち事業を行なっている会社になります。

 

( 引用元 .)

 

 こちらはタイ入国者のグラフになります。コロナ発生直後から2022年前半まで入国者は大幅に低迷していたものの、今年に入り増加傾向にあります。まだまだコロナ前の水準までは戻ってきていないものも今後の入国者増も期待できるのではないでしょうか。

 

2019

2020

2021

2022

Total revenues

64,566.79

33,133.92

7,543.97

17,891.86

Revenues from sales or services

62,783.41

31,179.10

7,085.60

16,560.02

Other incomes

1783.38

1954.82

458.37

1331.83

Total expenses

33,082.48

27,797.34

28,089.00

31,755.51

Profit (Loss) before income tax expense

31,484.31

5,336.58

(20,545.03)

(13,863.65)

Income tax revenues (expense)

(6,388.76)

(1,038.04)

4,173.17

2,887.59

Net Profit (Loss)

25,026.37

4,320.68

(16,322.01)

(11,087.87)

( https://investor.airportthai.co.th/highlights.html より筆者作成 )

それでは直近の業績推移を確認してみましょう。

 

2022年の業績を見ても足元まだ純損失が出ているものの、2021年のコロナ最悪期よりは回復傾向にあります。昨年まではコロナ禍による観光客の激減の影響で非常に悪かったものの、足元規制緩和により観光客の流入が業績に寄与しているように確認できます。2019年の水準と比較すると売上、利益とももにまだまだ成長の余地があると考えらるのではないでしょうか。

 

アフターコロナの観光客増加を見込み、今後の業績拡大が期待できそうです。

 

 

②CP ALL

 

1988年に設立され傘下にCP foodsをもつなどCP系列の親会社であり、タイ国内のセブンイレブンを運営している企業になります。

また、セブンイレブン事業に加えて請求書の支払いサービスや食品の製造販売等様々な分野にて事業を行なっています。

 

では業績を見てみましょう。

Income Statement Unit : Million Baht

2016

2017

2018

2019

2020

Total revenue

451,939

489,403

527,174

571,110

546,590

Cost of Sales & Services

339,688

366,002

394,632

426,063

410,880

Net profit

16,677

19,908

20,930

22,343

16,102

( https://www.cpall.co.th/wp-content/uploads/2022/02/FY21_Presentation_CPALL-AM-for-distribute.pdf より筆者作成 )

決算資料として2021年データまでしか公表されていませんでしたが、AOT同様、コロナ後の業績の低下が確認できます。しかしAOTほどコロナの影響は出ておらず、国内消費需要の受け皿として黒字を保っており、また、2020年の業績は2016年の業績と比べて大きな差が出ておらず、これまでの積み上げてきた事業拡大の効果によって堅実な事業基盤の確立ができているといえるのではないでしょうか。

日本の伊藤忠とも業務・資本提携を行なっており中国のマーケットへも進出しているCP ALL。

今後の更なる成長を見逃せません。

 

 

③AIS

 

タイ国内において通信事業を行なっている会社になります。タイには現在AIS、true、dtacの三つの大手キャリアが存在しています。AISはタイ国内マーケットシェアの約47%を持っており上記の二社と圧倒的な差をつけています。一方で負け時とtrueとdtacも合併を現在模索するなど、国内シェアの獲得に向け激しい競争が行われています。

 

圧倒的なシェアを持っているAISですが、携帯電話のような通信事業のみならず、アメリカMicrosoftと戦略的パートナーシップを組み、法人向けクラウドサービス等も展開しております。

 

2019 2020 2021

Total Revenues

180,893,685

172,89.265

181,332,890

Total costs

(111,899,445)

 

(111,848,323)

(121,453,193)

Gross profit

68,994,240

 

62,041,942

59,879,697

Profit before income tax expense

37,401,762

32,525,841

32,894,012

Profit for the years

31,192,520

 

27,437,255

 

26,924,463

 

( https://investor.ais.co.th/misc/ar/2021/20220218-advanc-ar2021-en.pdfより筆者作成 )

 

2021年度においては総売上高は 181,333 million THBを叩き上げており、パンデミック等の情勢に関わらず高い業績を維持しています。

通信業者のため、景気の良し悪しに業績が左右されづらくAOTやCP ALLと比較すると業績の動きが少ないのも特徴です。

 

 

まとめ

いかかでしたでしょうか。今回はタイでも特に有名な企業をご紹介させていただきました。

タイ居住者でタイの株式を直接買われたい時は現地の証券企業にて口座を開設して購入するのが一般的です。また、日本国内からでもこ日本の証券会社によってはタイの株式を扱っているところもあるようです。

今後も経済成長が期待でき、なおかつコロナ禍からのリバウンドも期待できるタイ。

株式投資にはリスクもありますが、お金を現金でおいているだけではインフレ時に実質的価値は目減りしてします。

是非一度株式市場にも目を向けてみてはいかかでしょうか。

 

●投資には、信用リスク・価格変動リスク・為替変動リスク・カントリーリスク等が存在します。あくまでご自身の責任及び判断に基づき取引を行ってください。

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。