タイのバンコクで自動販売機が急増!セブンも参入。生絞りオレンジジュースも!

サワディカップ。LABタイ語学校です。

何度か自動販売機が増えたかな? という印象はあったバンコクの自販機マーケットですが、その動きが特に最近また急加速しています。

今回はタイの自動販売機導入について、記事を書きたいと思います。

 

基礎比較知識~日本国内と世界の自動販売機について~

まずは基礎知識として、日本国内の自動販売機は1962年頃から普及が始まり、現在では494万台(自動販売機と自動サービス機)、全体の売り上げは4兆7360億円とも言われているそうです。清涼飲料水が売り上げが最も大きく1.7兆円。乗車券が1.4兆円との事です。

【参照元: 一般社団法人日本自動販売機工業会『自販機普及台数及び年間自販金額(2016年版)』より】

PDFレポートはこちら: https://www.jvma.or.jp/information/fukyu2016.pdf

何の製品が最も自動販売機で売られているのか(普及台数)?と簡易的に知りたい方は以下URLを参照ください。

https://www.jvma.or.jp/information/information_3.html

 

世界の市場についてはどうだろうか?

海外での普及台数は、アメリカ296万2000台欧州300万台中国20万台東南アジア・オセアニア12万台。単純な設置台数で言えばアメリカや欧州全体には及ばないが、人口比でみれば日本は世界一の“自販機大国”だ。

参照元:https://diamond.jp/articles/-/169397

 

世界の自動販売機の写真

 

 

 

 

1. タイ自動販売機導入の歴史

実はまず初めに、日本人が自動販売機と言うと、ジュースが売っている↓このタイプの自販機を想像する方が多いとは思うが、

実際は、乗車券の販売機も自動販売機に含まれる為、

タイで最も普及・導入が進んでいるのは、BTS・MRT・ARLなど電車に乗る際に利用している乗車券用の自動販売機が最も身近な物ではないでしょうか?

 

またTrue、AISなど通信キャリアに設置されている料金支払いの機械も自動販売機ではないかと思う。

 

自動販売機の歴史について

2015年頃まではバンコクの街中で見る自動販売機は、日本からの輸入しているだろう自動販売機が最も多かった。

輸入自動販売機のほとんどが、コインの挿入口に、日本の硬貨の絵が残っていたので、見た事がある方は印象に残りやすかったのではないかと思います。そして、本当にタイバーツを入れて、ちゃんと計算されるのか?という不安が多かった(笑)のではないかと思います。ただ、私も何度か使った事がありますが、ちゃんとタイの硬貨を入れても、その金額が認識されていました。ただし、入れた硬貨の金額の表示ディスプレイが日本のままで、”1桁違う!”という自動販売機を多く見かけられたと思います。

どんな自動販売機だったかは↓こちらの動画がわかりやすいです。

 

2016年 CPラム社&TIPCO&サハグループが設置。オイシグループも開発中

タイ国内で9200店舗以上のSeven-Elevenコンビニエンスストアを運営するCPオール(CPALL)の子会社で、食品・製パン事業を展開するCPラム社は、調理済み食品自動販売機試験導入すると発表しています。
同社は自販機の「フーディーディー」をバンコク都心オフィスビルや大学構内に設置します。

また、野菜ジュース飲料大手のティプコ(TIPCO)も既にBTS駅構内にジュース飲料自販機販売を設置し始めています。

日本料理店・緑茶飲料大手、オイシ・グループ(OISHI)でも食品自販機を開発中と報道されていて、コンビニやスーパーで販売中のサンドイッチなどを販売する計画です。

消費財大手のサハ・グループ(SPC)2017年に自動販売機さらに1,000台を増設設置すると計画しています。現在は飲料のみですが、今後は化粧品などをラインナップに増やす計画です。

タイでも人件費の高騰、売り手市場による人材不足、効率化を目指すための自動化が進み始めていて、自動販売機の設置なども増加してきています。

参照元:アセアンジャパン https://www.asean-j.net/33742/

 

2017・2018年頃の自動販売機市場

【ポイント】

Sun108が自動販売機にAlipayを導入し10億バーツ以上の投資で、自動販売機製造強化

Blue-Pay社がVendingMachineを設置

 

タイの消費材財閥のサハ・グループ系企業、Sun108社は、タイ国内で自動販売機を製造・リース設置・販売しています。

同社は中国系決済システムのアリペイAlipay経由による支払いを開始しています。また、10億バーツ以上を投じ、タイ東部チャチュンサオ県の生産工場で自動販売機製造強化を進めます。

2017年にはカシコーン銀行・Sun108・Alipayの3企業が、タイ国内を訪問する中国人観光客向けにAlipayアプリのQRコードスキャンで購入できる自動販売機を開発しました。

中国人が訪れる観光地やデパートに24台の自動販売機を設置し、2017年~3年以内に500台に拡大することを目指しています。Sun108社の自動販売機はSun108 Vendingというブランドです。同社によると、タイ市場では約1万台自動販売機が稼働しています。

ライバル他社としては、Blue-Pay社がバンコク首都圏を走るBTS駅構内などにスマートフォン決済が出来るBlue-Pay VendingMachineを設置しています。

タイ全国には約30万の金融サービスポイントがありますが、国内簡易決済サービスとしてスマートフォン決済用機械を設置できるのはタイ中央銀行に銀行代理店ライセンスを認められたブーンターム、タームサバーイ、カウンターサービス、そしてエアーペイタイランドの4社となっています。

参照元:アセアンジャパン https://www.asean-j.net/33742/

 

 

 

2. キャッシュレス普及と同時に急加速

硬貨を使うとなると、その硬貨を識別するシステムの開発が必要となる。(開発費がかかる)

偽硬貨に騙されないような工夫も大事になる。

BluePay社の自動販売機は2017・2018年頃、急速に設置が進んだが、

私の身近なBluePay社の自動販売機のほとんどが2020年現在撤去されている。

利用上すごく不便さは感じなかったが、BluePay社の自動販売機はお札は入るが、硬貨が入らないという問題点があったのは認識している。

キャッシュレスシステムを導入した自動販売機は、犯罪(自動販売機の盗難)に強いというメリットもある。

 

最も最近導入が進んでいるセブンイレブンの自動販売機は、キャッシュレス機能が充実しており、

また硬貨も使えるとあり、かなり便利になっている。

 

タイで使えるキャッシュレスについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考ください。

タイで使えるアプリ決済サービスを3つご紹介!【キャッシュレス】

 

 

3. どんどん便利になる自動販売機(ジュース以外、生絞りオレンジジュースなど)2019年以降

タイの自動販売機(特に最近のもの)は、スナック類やおにぎりなど軽食も売っており、非常に便利になっている。

↑NobleRatchadaRevolve2

↓IdeoMobiSukhumvit(Onnut) 陳列商品が微妙に違います。

 

 

生絞りオレンジジュース自動販売機の普及進む!

シンガポールでも有名な生絞りオレンジジュース自動販売機が最近、急速に増えているように感じる。

50thbで搾りたてのジュールが飲めるのは非常に嬉しい限りである。

 

購入すると、機械の中(目の前)で、オレンジが絞られてカップに注がれていくのを見る事ができ、なかなか見ていて楽しい

 

 

 

4. 日本と同様に犯罪(万引き)対策にも良いのか?

日本では万引きによる年間の被害総額が4600億円とも言われている程、万引きが多いようだ。

参照元:https://bouhanpatrol.wordpress.com/2017/04/12/%e4%b8%87%e5%bc%95%e8%a2%ab%e5%ae%b3%e5%b9%b4%e9%96%935000%e5%84%84%e5%86%86%e3%80%81%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%81%ae%e5%87%ba%e5%85%83%e3%81%af%e3%81%93%e3%81%a1%e3%82%89/

 

タイでは、万引きによる被害総額は、100億バーツ(300~350億円)とも言われている。

参照元:https://www.economics.psu.ac.th/?p=28519

自動販売機は、売店に置かれている製品と違い、盗難はとても難しく、万引き防止という切口だけで見ると非常に良いかもしれない。

 

 

5. 最後に

タイに住む外国人にとって自動販売機が増える事は良い事だと思います。

特に最近では、コンドミニアムのロビーなどに設置が急増しています。

たしかにコンビニや、小さな売店は至る所にありますが、コンドミニアムの中にあれば、わざわざ猛暑の中、ちょっとした物を買いに外に出る必要もないですし、レジで不必要に長い時間待たされる事もないかと思います。

水道水が飲めず、年中暑い気候という事もあり、水分補給はとても重要で、災害時にも自動販売機は良いライフラインとなるかと思いました。

今後も、様々な自動販売機が増えて、タイがもっと住みやすい街となる事を願うばかりです。

 

 

 

カンタンにアプリ決済!True Money Walletの使い方

 

 

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