バンコクで起こったテレビやエアコンなど家電の故障。停電からの過電流

サワディーカー!LABタイ語学校です!

*この記事のデータは2020年4月時点のものとなります。

 

タイで頻繁する停電。その度に物件のエンジニアや電気局が大至急で復旧にあたります。それまで待つしかないのですが、ボーっとしていてはいけません。
今すぐに部屋中の家電の確認が必要です。過電流があなたが借りている家電を故障させてしまうかもしれません。

 

 

 

1. 家電を壊す原因。過電流(サージ電流)ってなに

過電流とは

過電流は一般的に、たこ足配線など、電気の使いすぎで電線や器具の許容電流を超えて、電気が流れることを言います。

オーバーカレントとも、言われています。( 例えば 許容電流15Aのコンセントに、10A+5A+5A=合計20Aの電化製品を同時に使って一時的に許容電流を超えてしまう事を言います。)

 

サージ電流とは

サージ電流とはパソコンやスマートフォンに搭載されている基板などの電気回路に対し、定常・定格状態を瞬間的に上回って発生する過電流のことを言います。サージ電流はPCB基板やそれに実装されているメモリなど各種チップにダメージを与え、ショートなど物理障害を発生させる原因となります。サージ電流はサージ電圧の発生に伴って発生します。

https://www.drivedata.jp/terms/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E9%9B%BB%E6%B5%81/

 

上記の通りで、お部屋の家電が、過電流となってしまった場合、家電内部でダメージが発生し、その家電が壊れてしまうケースがあります。

 

2. どんな時発生する可能性がある?

サージ電流の発生原因は主に以下のようなものがあります。

  1. 落雷によるもの(雷サージ)
  2. スイッチ開閉時に発生するもの
  3. 静電気放電により発生するもの

特に2.について、コンセントの抜き差しや、マルチプラグのスイッチのON/OFFの切り替え時にも注意が必要です。

電源を落とさずに、①ONにしたままでコンセントを抜いたり②マルチプラグをOFFにしてしまうと、過電流が流れてしまう事があり、それが原因でオーナー様から借りている家電を壊してしまうかもしれません。

日本では100Vの電圧ですがタイでは220Vと日本の2倍以上あり、その分、家電にダメージを与える可能性も高くなります。

タイの電圧などコンセント事情 タイで安全に日本の電化製品を使おう

 

 

3. タイで頻発する停電時が最も要注意

タイで頻発する停電時には最も注意が必要です。

 

停電が発生する要因とは

停電には主に6つの原因によって発生している事があります。

事前に予想ができる グループ1と、グループ2

【事前に予想できる】

①コンドミニアムの管理事務所による(意図的な)計画停電。当たり前ですが、社会インフラは定期的にメンテナンスが必要です。一定期間毎にこのような停電があります。
事前に共有部に貼り紙で通知されていますが、今でもタイ語のみで通知書を掲示している物件も多く、注意が必要です。
②電力会社による、(意図的な)計画停電。(繰り返しになりますが、、、)当たり前ですが、社会インフラは定期的にメンテナンスが必要です。一定期間毎にこのような停電がありますが、このケースのみ事前に電力会社のHPで確認する事が可能です。

【事前に予想しづらい】
③日本でもお馴染み、大雨によって発生(タイではスコールがよくあり、この原因が多くあります)

【事前に予想できない】
周囲の工事によって、停電が発生
コンドミニアムでの故障によって発生
電線のショートによって提言が発生

これらの予想できない事は特に発生時に、最も日本人がストレスに感じる事かもしれません。

①、②のケースの場合、やはりタイ語が話せる事、読める事で、事前に知る事ができる場合があり、非常に生活は楽になります。
日本でごく一部の人達しか英語が話せないのと同じで、タイでもタイ語しか話せない人達が大半です。
なんで英語で通知書を作ってくれないんだ!というクレームをしてもクレーマー認定され、他の件でトラブルになった際に、ちゃんと対応してもらえなくなるリスクがありますので、あまりお勧めはできません。
唯一の救いは①、②のケースの場合復旧時間が通知されている事が多くありますので、その時間に合わせて、他の場所に移動する。それまで時間を潰しておく事ができます。

 

③~⑥の場合、基本的にはいつ復旧するかはまったくわかりません。管理事務所や電気局に、問い合わせをしても明確な答えが返ってくる事はないと思いますし、回答がかえってきても、その通りに進むとは限りません。

 

 

4. 知っておく事で、防げる。トラブルになってからでは遅い

(前述3.の通り)停電によって、過電流(サージ電流)が発生すると、電気が復旧する際に、一時的に通常より高い電流が流れ込む事によって、家電の電球許容上限値を超えてしまう事で家電を故障させてしまいます。

停電が起きた際は、復旧までに、できるだけ家電のコンセントを抜いておく事をお勧めします。

特にタイの場合、お部屋を借りていて、オーナー様所有の家電を使わせて頂いている方がほとんどかと思います。

知らないでは済まされません人の所有物を、正しく使わない事で、壊れた場合、当然故障費用を請求される事になりかねません。

日本のように過度に消費者を守ってくれるような仕組み・制度はありませんので、トラブルに巻き込まれない為にも、過電流で家電を壊してしまわないように、対策をしておく事がお勧めです。

壊してからでは手遅れです。日本にいれば、トラブルになってもトラブルの後処理をするのは自分自身ですが、外国ではトラブルを起こしてしまうと、多くの方に協力頂かないと解決すらできません。

 

このように借りている(使っている)側の過失が明確な場合、自分に少しでも非があれば、オーナーの権限が強いタイ(厳密にはオーナーの権限が強いというより、借りている側で主張できる、借りている側を守ってくれる制度がない)では、その非を突かれて言い合いになっても、敷金という人質がある入居者側は圧倒的に不利です。敷金を返すかどうかオーナーの気分次第という事を決して忘れてはいけません。

 

 

5. 最後に(損失は10万円以上!?)

これまで散々、過電流の危険性について述べてきましたが、実際は過電流で家電が壊れる事はそうそうありません。

 

ただし、もし万が一過電流によって、以下のような家電が全て壊れてしまった場合、その損失は10万円を軽く超えると思います。

そのような事になってからだと大抵は手遅れです。少しの知識と、少しの対策で多くのトラブルは事前に防ぐ事ができます。

本記事を読んでくださった方が一人でも多く、タイの生活においてトラブルを減らし、より快適な生活を送って頂ければ幸いです。

 

 

 

 

今回も最後まで見て頂き、誠にありがとうございました。

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