タイと北海道の架け橋はコンサドーレ札幌?コンケーンFCとの関係まで説明します!
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北海道で人気なスポーツ選手の一人にも挙げられるだろう、サッカータイ代表選手のチャナティップ・ソングラシン選手。チャナティップ選手をはじめ、その他にもタイと北海道コンサドーレ札幌には深い繋がりある事はご存知だろうか?
1 .タイでのコンサドーレ札幌の注目度
2017年、チャナティップ・ソングラシン選手が北海道コンサドーレ札幌への移籍が発表された。タイで知らない人がいないほどの有名なチャナティップ選手。注目度の大きさは絶大的だった。チャナティップ選手のインスタグラムのフォロワーはなんと202万人でコンサドーレ札幌加入後、タイのTV局TRUEはコンサドーレの試合を中心に放送している。コンサドーレ札幌の試合は地上波で全試合放送されており、1試合の視聴者数は30万〜40万人になった。札幌での初練習の風景はタイ語でライブ配信され、1万5000人が視聴。再生回数は103万回を数え、計332万人にリーチしている。ちなみに札幌の人口は197万人(2021年9月現在)なのでその注目度が分かる。バンコクのショッピングセンターにはコンサドーレ札幌のユニフォームが売られているくらい注目度が高いことが分かる。
2 .コンケーンFCとコンサドーレ札幌
コンケーンFCは、タイのコーンケン県をホームタウンとするサッカークラブである。2007年6月21日に設立され、ディヴィジョン1リーグ(タイ2部)に加入した。2013年6月7日、北海道コンサドーレ札幌によりコーンケンFCとのクラブ間提携パートナーシップの調印式が行われたことが発表された。
現在はコンサドーレ札幌に所属経験がある三浦雅之がコーンケンFC監督就任している。2013.07 – 2013.11まではコンサドーレ札幌に当時所属していた永坂勇人選手、中原彰吾選手がコンケーンFCにレンタル移籍していた。2014.01 – 2014.07まではコンサドーレ札幌に当時所属していた横野純貴選手がコンケーンFCにレンタル移籍していた。
2015年にはコンケーンFCから2人の選手が練習生としてFWとDFの若手が70日間の短期で参加していました。
3 .コンサドーレ札幌のタイ選手
カウィン・タンマサッチャーナン
ポジションはゴールキーパー。身長は184cm、体重75kgとゴールキーパーとしては決して大きいとは言えないが、瞬発力に定評があり、2010年からタイ代表のGKを務めています。記憶に新しいのは、2016年にロシアW杯のアジア最終予選で対日本戦でも活躍してました。2020年2月8日、北海道コンサドーレ札幌に1年間の期限付き移籍で加入しレギュラーでの活躍が期待されたが結果は第2GKとなった。プライベートではインスタグラムのフォロワーが80万人と人気な選手と言えるだろう。
チャナティップ・ソングラシン
ポジションはミッドフィールダー、フォワード。身長は158cm、56kgと小柄な選手だがドリブルテクニックはJリーグの中でもトップクラスの選手でタイでは「タイのメッシ」の愛称で呼ばれる。2012 King’s Cupにフル代表デビューを果たし現在まで52試合の出場を誇る。2017年、北海道コンサドーレ札幌への移籍が発表された。ただムアントン・ユナイテッドFCでAFCチャンピオンズリーグなどに出場する予定のため、6月まではムアントン・ユナイテッドFCでプレーし、7月より1年半のレンタル移籍で札幌に加入する仮契約を結んだ。移籍後のリーグ戦の活躍がきっかけとなり、北海道コンサドーレ札幌に正式加入する。完全移籍に掛かった移籍金が推定2億から3億円で、「タイの移籍金が過去最高額」とタイメディアが伝えた。その年のシーズンではリーグ戦30試合で8ゴールを挙げ、東南アジア出身初のJリーグベストイレブンにも選出された。
4 .タイと北海道を繋ぐ活動
北海道コンサドーレ札幌は、選手の期限付き移籍やアカデミーを含めた練習生の受け入れなどのチーム間での交流のほかに、ホームアイランドである『北海道』のシティープロモーションの一環としても大きな意味を持つ取り組みとなっています。2013年から筆頭に日本人選手のレンタル移籍をし、2017年にはJリーグで初めてタイ国籍選手、当時日本では無名だったチャナティップ選手の獲得した。その後チャナティップの移籍からタイから100名を超えるツアー客がチャナティップ選手を応援に札幌に来たり、札幌は「ガリガリ君」で知られる赤城乳業と「アジアプロモーションパートナー」契約を2017年12月に締結しその経済効果は凄まじい事が分かる。
北海道コンサドーレ札幌とミズノは2021年8月、タイの首都バンコクに「スタジオ・コンサ・イン・バンコク」をオープンした。スポンサーでもあるミズノは、同クラブで主力として活躍するチャナティップ選手の露出を通じて、タイでの販売促進を目指す。タイから北海道への旅行者増や、北海道企業のアジア進出にも役立てていきたいとクラブは発表した。
この様な事から北海道コンサドーレ札幌はクラブのみならず北海道とタイの架け橋となっている事が分かる。