タイのローカル朝ごはん5選&屋台を楽しむコツ!
サワディーカー!LABタイ語学校です。
せっかくタイ旅行に来たから朝ごはんもローカルなものを食べてみたい!ホテルの朝食は少し飽きてきた、という方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめなのが朝の屋台!気軽においしいものが食べられて、現地の雰囲気も存分に味わうことが出来ます。
今回はそんなタイの朝食について、屋台で食べられるメニューや屋台を楽しむためのコツと一緒にご紹介します。
ไม่เผ็ดเลย ครับ(男性)/คะ(女性)
マイペットルーイ カップ/カー
全く辛くしないでください。
เอาอันนี้ ครับ(男性)/คะ(女性)
アオアンニ― カップ/カー
これをください。
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タイの朝食文化とは?
朝ごはんは屋台で
日本では「朝食=家庭で食べる」というイメージが強いかもしれませんが、タイでは外で朝ごはんを食べるのが一般的といわれています。その理由はタイでは朝や夕方の交通渋滞がすごく、朝家でゆっくりとご飯を食べる時間があまりないからだそうです。そのためタイ人は朝ごはんを屋台で食べたり、屋台で買ってきて職場や学校で食べるという人が多いのです。
タイ朝食の特徴
タイ人は朝食を通勤通学の途中に屋台で買って食べたり、職場や学校についてから食べたりすることが多いです。そのため朝ごはんの定番、お粥や揚げパン、豚の串焼きなどどれも短時間で気軽に食べることが出来るものばかりになっています。そしてお粥やフルーツなどが主流のため、軽めでヘルシーという特徴もあります。
また、タイでは自炊をするよりも屋台で買ったほうが安く済むこともあるため、屋台で朝ごはんを買うのは一般的になっています。
タイの定番朝ごはん5選
ジョーク(โจ๊ก)
ジョークとはお米を原型がなくなるまで煮込んだお粥のことです。ジョークには肉団子や野菜などが入っていて、生姜やネギをトッピングして食べます。ジョークの上に生卵を落とし余熱で卵に火を通して食べるというのが現地の人の食べ方なんだそうです。
タイ人はジョークを朝食として食べることがほとんどで、基本的に朝にしか売っていないお店が多いです。またジョークは人気のご飯なので、昼過ぎには売り切れてしまうことも多くあります。
カオトム(ข้าวต้ม)
カオトムとはお米を煮込んだお粥のことで、ジョークと違うところはお米の原形が残っているところです。日本の雑炊のようなもので、海鮮や肉類の具材が入っています。カオトムはジョークよりもあっさりとした印象の味なので、味が濃いおかずと一緒に食べることが一般的でこうした食べ方を「カオトムグイ」といいます。
タイではどちらかというとカオトムよりジョークのほうが朝食として食べるイメージが強いです。
パートンコー(ปาท่องโก๋)
パートンコーとは日本でいう揚げパンのようなものです。タイ人は基本的に豆乳とセットで買う方が多く、練乳やカスタードなどをつけて食べます。揚げてあるので朝からはちょっと重いなと思うかもしれません。そんな時はジョークに付けて食べるのもさっぱりして美味しいですよ。
パートンコーはタイのマクドナルドでも気軽に買うことができるので、屋台は衛生面が気になるという人はぜひマクドナルドで食べてみてください。
カイガタ(ไข่กระทะ)
カイガタとはベトナムから伝わったイサーン地方の料理で、小さなフライパンで目玉焼きや野菜、ひき肉やソーセージなどを入れて焼いた定番朝食です。タイ料理では珍しくパンと一緒に食べられることが多い料理で、辛くないので朝から辛いものはちょっと…という方にもおすすめです。
カイガタは基本的にカフェや食堂などにあることが多いですが、屋台にも売っていることがあるので食べたい方はぜひ探してみてください。
ムーピン(หมูปิ้ง)
ムーピンとは豚の串焼きのことで、屋台料理の代表の一つともいえます。照り焼きのような甘辛い味なので、辛いものがあまり得意ではない方も食べることが出来ると思います。またタイではカオニャオ(もち米)と一緒に食べるのが一般的です。朝に食べると昼食までの腹持ちが良く、タイ人に人気の朝ごはんの一つです。
また朝だけではなく、小腹がすいた時に食べる人も多く、ビールとの相性も抜群なのでいつでも楽しめる料理です。
屋台での朝食をもっと楽しむためのコツ
タイの朝ごはんを楽しむためのコツを知っておくと、より楽しくおいしく朝食を食べることが出来ます。
早起き
朝の屋台は6時頃からやっていて、9時頃には終わってしまうところがほとんどです。また屋台は時間帯によって開くお店が変わり、商品も変わってしまいます。そのためジョークなどの定番朝ごはんを食べてみたい方は、事前にどのあたりにジョークが食べられるお店があるなど調べておくと良いでしょう。特に人気の屋台などは早くに行かないと売り切れてしまう商品もあるので早起きをしていくことをおすすめします。
カスタマイズを楽しもう
タイ料理で不安なことといえば辛さ!という人も少なくないでしょう。タイ人には普通に感じても、日本人からするとすごく辛いと感じるものがタイ料理には多くあります。タイの屋台では注文の際に辛さを指定できることがほとんどなので、辛さを指定できる言葉を事前に覚えておくと便利です。
少し辛くしてくださいと伝えるときは「เอาเผ็ดนิดหน่อย ครับ/คะ」(アオペットニーノイ カップ[男性]/カー[女性])
辛くしないでくださいと伝えるときは「ขอไม่เผ็ด ครับ/คะ」(コー マイ ペット カップ/カー)
全く辛くしないでくださいと伝えるときは「ไม่เผ็ดเลย ครับ/คะ」(マイペットルーイ カップ/カー)
といいます。タイでは辛くしないでと伝えても少し辛いことがあるので、辛いものが全く食べられない人や苦手な人は、「ไม่เผ็ดเลย ครับ/คะ」(マイペットルーイ カップ/カー)と伝えるほうがいいでしょう。
衛生面
多くの方にとって屋台で一番気になるのは衛生面かもしれません。
衛生面で一番はじめに気を付ける点は屋台の場所です。屋台の多くは交通量の多い道沿いにありますが、車の排気ガスなどによって汚染が気になる場合があります。交通量の多い場所にある屋台よりも、交通量が少ない場所にある屋台のほうがいいかもしれません。
次に気を付けたほうが良いのは、作り置きかどうかです。朝の屋台は暑くなる前から始めているので比較的傷んでいないものが多いです。しかしお客さんが少ない屋台だと古い食材をそのまま使っている場合があります。そのため人気店や人が並んでいるお店を選ぶほうが新鮮なものを食べることが出来て安心です。
最後に生ものや水・氷に気をつける!です。生ものなどを警戒している人はほとんどだと思います。ですが、前のお客さんが生ものが入った料理を頼んでいたら、自分が頼んだものに生ものが入っていなくても食あたりになる可能性があります。また水や氷でも食あたりになる可能性があるので、コンビニやスーパーで買った水を持参するなどの対策は必要です。
もし屋台が不安なら、お粥専門店などのレストランを探してみるのもいいかもしれません。
最後に
いかがでしたか?
今回はタイの朝食文化と屋台で食べれる定番朝ごはんを紹介しました。屋台は時間帯によって開くお店が変わるので、朝にしか食べることのできない食べ物も多くあります。朝の屋台でしか味わうことのできない地元の味をぜひ堪能してください。
興味のある方はタイの朝の屋台に足を運んでみてください。