タイ在住者は知っておきたい保険の基礎知識
日本の年金はもう保障されないかも…?と最近噂されていますね。
特に海外在住者の方は日本の年金に頼らずに老後資産を用意する方は更に多いですよね。
今回は年金の代わりにしている方も多い貯蓄型保険と掛け捨て保険の違いを説明します。
*こちらのページに記載の情報は2019年11月現在のものです。変更される可能性があります。
1. 貯蓄型保険のメリット
貯蓄型保険は定期的に払う保険料が高い代わりに、保険金や解約返戻金を受け取りやすく、無駄になりにくい保険です。
途中で解約した場合も支払った保険料の分で保険金や年金が受け取ることができたりと、保険の継続が困難になった場合でも無駄になりにくいことも挙げられます。
2. 貯蓄型保険のタイプ
終身保険
死亡もしくは高度障害状態に陥ったときに保険金が降ります。
終身の通り、契約に期限がないので契約を継続すれば必ず保険金は降ります。
解約時に解約返戻金を受け取れるかどうかは保険のプランによって異なる。
養老保険
終身保険とは異なり、保険期間に期限がある。
ただし、保険期限が来たときには死亡保険金と同額の保険金を受け取ることができる。
解約時に解約返戻金を受け取れるかどうかは保険のプランによって異なる。
個人年金保険
主に老後のための資金を貯めるための保険です。
保険料払込期間に保険料を支払い続けることで、予め定められた年齢に達したときから年金が支払われます。
支払う条件と期間によって複数タイプに分かれており、
「終身年金」であれば、生きている限り年金を受け取ることができるが、被保険者が死亡すると支給されなくなります。
「有期年金」であれば、年金を予め定めた期間だけ年金を受け取ることができます。
どちらに関しても、死亡時については「保証期間」を定めていると残りの保証期間の分のお金がもらえるというオプションをつけなければ死亡時以降の年金を受け取ることができない場合が多くなります。
「確定年金」の場合は年金を受け取る期間と金額が予め定められており、死亡時には残りの年金を一度に受け取ることができます。
3. 掛け捨て型保険のメリット
掛け捨て型の保険は保険料が安めかつ保障が高額である代わりに保険金や返戻金を受けとるケースは比較的少ないです。
保障が適用されないまま保険期間が満了すると支払った保険料はほとんど返ってきませんので、結果的には保険料を払っただけだったということも少なくありません。
4. 掛け捨て型保険のタイプ
定期保険
定められた期間中に亡くなるあるいは高度障害に陥った場合に死亡保険金を受け取る事ができます。
保険期間が満了になっても保険金の受け取りはなく、解約しても多くの場合は保険金の受け取りはなし又は少額のみです。
収入保障保険
定められた期間中に死亡したり、高度障害に陥った場合に、毎月継続して保険年金を受け取ることができます。
一括ではなく毎月もらえる分、遺族の生活費等としては使いやすいのが特徴です。
一括でもらうこともできる場合がありますが、分割でもらう場合よりも安くなります。
医療保険
病気や怪我になった時に入院費や手術費を中心に各種費用を保障されます。
どういった費用をどのくらい保障されるかは保険商品ごとに異なります。
5. タイ特有の保険事情
タイでは保険加入が推奨されています。
タイは所得税の高い国です。
保険に加入することによって税率を下げることができる場合がありますので外国人・タイ国民のどちらも積極的に保険に加入しています。
また、タイ政府もこうした保険加入に対して推奨しているそうです。
国内保険だけでなく海外の保険加入者も
タイにも保険会社は数多くありますが、貯蓄型生命保険等は特により信頼性の高い香港やシンガポールの保険に勧誘される方が増えているのだとか。
こうした国の保険の利回りは日本やタイの保険よりも比較的高いことも一因です。
6. 最後に
いかがでしたか?
やはり日本の年金の行き先が暗い中で、海外在住者は他の対策を取りやすいので老後やもしもの時を考えて行動していきたいですね。
それではまた!!
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