【カンタン解説】タイの将棋[マークルック]のルールと遊び方
バンコクの町中で現地の方がチェスのような、
ボードゲームをしているところを見たことがありませんか?
私はバイタクのおじさんたちがボードゲームで盛り上がっているところを見ました。
このボードゲームはマークルック(หมากรุก)と言います。
今回はマークルックについて紹介いたします。
タイの将棋マークルックについて
タイの将棋マークルックとは
マークルックは二人で対戦するボードゲームです。
将棋やチェスと同じく古代インドのチャトランガを起源とします。
つまり将棋やチェスと兄弟なんです。
駒はチェスのような立体的な駒と日本の将棋のような平面の駒両方を6種32枚使い、
8マス×8マスの64マスの盤上で互いの駒を取りながら王手を目指します。
取った駒の再利用はできません。
その点はチェスに近いですね。
また敵陣3段目に入ると成ることができます。
このルールはマークルックと将棋にしかないルール(中国や韓国の将棋にもない)であるため、
両者の関係について研究されています。
タイの将棋マークルックの駒の動き
クン(ขุน、Khun、君)立体駒 略称(ข)
全方向に1マス動ける。将棋の玉将と同様。
ルアー(เรือ、Ruea、船)立体駒 略称(ร)
縦横に何マスでも動ける。飛び越えては行けない。将棋の飛車と同様。
コン(โคน、Khon、根)立体駒 略称(ค)
前と斜めに1マス動ける。将棋の銀将と同様。
マー(ม้า、Ma、馬)立体駒 略称(ม)
ナイトと同様の動き。途中に駒があっても飛び越していける。
メット(เม็ด、Met、種)立体駒 略称(ม็)
斜めに1マス動ける。
ビア(เบี้ย、Bia、貝)平面駒 略称(บ)
前に1マス動ける。
ただし駒を取る時は斜め前に1マス動く。
チェスのポーンと同じ。
奥の3段以内に入るとビアガーイに成れる。
ビアガーイ(เบี้ยหงาย、Bia-ngai、成ったビア)平面駒
斜めに1マス動かせる。メットと同じ。
マークルックの駒には日本の将棋の駒の金、銀、桂…のような略称があります。タイに多くある略語についてまとめた記事はこちらです。
タイの将棋マークルックの基本ルール
縦横8マスの線の引かれた盤を用い、駒はマスの中に置かれます。
プレイヤー双方が交互に、盤上にある自分の駒を1回ずつ動かします。
自分の駒を動かすときや動く先に相手の駒があるとき、
その駒を取ることが出来ます。
将棋と異なり、取った駒は再利用できません。
ビアは敵陣3段目に入るとビアガーイに成ることができます。
実際にゲームをしている様子がこちらです。
タイの将棋マークルックのアプリ
マークルックはタイで一般的ですが、
日本人がバンコクの町中で盛り上がっているところに入って行くのは難しいですよね。
そこでスマートフォンのアプリでマークルックで遊ぶことをおすすめします。
現在若い世代のタイ人はスマホのアプリでマークルックを遊ぶことが多いようです。
ストアアプリで「makruk」と検索するとオンライン対戦できるアプリがいくつか出て来ます。
その中のいくつかは英語で遊べるためタイ語が分からなくても大丈夫です。
おすすめのマークルックアプリ
マークルックを遊べるアプリはいくつかありますが「Thai Chess Duel」をご紹介いたします。
マークルック หมากรุก (maakruk) マークルック
マス รูปสี่เหลี่ยม(ruup sii liam)ループシーリアム
成り หงาย (gaay) ガーイ (反転の意味)
遊ぶ เล่น (len) レン
勝ち ชนะ(chana) チャナ
負け แพ้ (phee) ペー