「なぜ、クラビに住んでいるの？」とよく聞かれます。「好きだから。特にクラビの海が」と答えるくらいクラビの海はいいです。海の楽しみ方は人それぞれですが、アタシの場合、ボーッと過ごすだけで心が癒されます。現在は新型コロナウィルスの影響で侵入禁止区域となり、訪れることはできませんが、早く海を眺めに行きたいものです。ご覧になった方の心が癒されるよう写真をふんだんに盛り込みました。目と疲弊したココロの保養になれば幸いです。

タイ・クラビ在住のchinagaが寄稿しました。

1.クラビのビーチといえば、アオナンビーチ

まずは、現在のアオナンビーチの様子です。人はほとんどおらず。お店はほとんどシャッターが閉まったまま。

不思議な感じです。

これは、コロナ前のアオナンビーチ。あんまり人はいないですね。だから好きなんだけれども。

アタシはクラビ・タウンに住んでいるのですが、アオナンまではソンテウで出かけます。

15分おきくらい（タイらしく時間は結構アバウト）に、人が集まったら発車します(笑。クラビは田舎なので交通の便がよくありません。タクシーやバイタクもあるのですが、バンコクや他の地域に比べてかなり割高。タウンから空港まで所要時間20分ながらタクシーで400Bします。クラビはこの交通費が高いのが難点。もちろん電車はないので、観光客はレンタルバイクをする人が多いです。

アオナンビーチは、多くの観光客が集まるビーチで、飲食店やバー、お土産屋さん、マッサージなどズラリと並んでいます。道路を隔てれば、すぐビーチ。各地域に行くボート乗り場でもあり、泳ぐ人もあり、ただ座っている人もあり。そして、クラビ名物の奇岩が広がるこのビーチの景色が観光客を魅了しています。

アタシがクラビに住もうと思ったきっっかけのひとつがこのビーチで、いつ来ても、いつまでたっても飽きません。なので、クラビ好きのツウたちは、比較的安いタウンのホテルに泊まり、このソンテウかレンタルバイクでほぼ毎日ビーチへ出かけていきます。

アオナンビーチまでのアクセス

【アクセス】 タウンからアオナンビーチまでソンテウで約40分。料金はタイ人も外国人も統一で50Bです。

2. タイ人憩いの穴場的ビーチ、ノッパラッタラビーチ

松林が広がり、木陰も多くあり、人も少ないため、眺める海として一番おすすめなのがこのノッパラッタラビーチ。ハンモックを持参し、松の木に結び、一日中過ごす人もいるとか。それも毎日！一体、仕事はどうしているのか、これまた不思議ですが、その気持ちわかります。

アタシも外出禁止が解かれたら、まず、このノッパラッタラビーチでのんびりと過ごしたいというのが、目下のちっちゃな夢です。

この長く続く白砂のビーチの先に小さな島みたいなものが見えるのがわかりますか。ここ夕方には潮がひき、海の中を歩いて渡ることができます。

この小さな小島から眺める景色も素敵です。

そして、その向こうにはさらに大海原を見ることができます。プーケット、ピピ島など近隣の島への定期便がここから出ています。空も海もいろんなところに繋がっているのだなあ、としみじみとしてくる景色です。

ノッパラッタラビーチまでのアクセス

【アクセス】アオナンビーチへ行くソンテウの途中にノッパラッタラビーチはあります。アオナンからも行く事ができます。ソンテウで15分程度。価格は不明ですが20B程度でしょうか。

3.サンセットを眺めるのにサイコー！なクロンムアンビーチ

まずはこのサンセットをご覧ください。

水平線に落ちるわけではないのですが、見事なサンセットです。

クラビの海でサンセットが一番キレイに見られる場所です。これこそずっと眺めることができます。沈むまでは時間がかかるけれども、沈む瞬間は一瞬。人生のようだなとセンチメンタルな気分へと誘ってくれます。

新型コロナウィルスが発生し、いろいろな雲行きがあやしくなったきた、2月28日から３月1日の3日間「Krabi Naga」というフェスティバルが開催されました。

タイ政府の全面バックアップの元開催される、クラビでは珍しい大規模イベント。顔見知りの高校生がエントランスで管楽器を吹いていたり、

音響設備が素晴らしい舞台では有名人が演奏をしたり、一流ホテルの屋台をはじめ、庶民的な屋台も立ち並び、ゴザを敷いてそれぞれに楽しむ人たちが多く集っていました。

クロンムアンビーチまでのアクセス

【アクセス】実はこのクロンムアンビーチまで行く公共交通手段はありません。レンタルバイクかレンタカー、もしくはクロンムアンビーチにあるホテルへの宿泊をおすすめします。

4.クライマーの聖地、クラビNo.1人気の海、ライレイビーチ

ボートでしか行くことができないため、アクセスはよくないのですが、このビーチは有名で、シーズン中は、中国人専用の大きなボートが接岸するなど、多くの観光客で賑わっていました。

ウエストライレイビーチ、イーストライレイビーチと分かれており、どちらも徒歩で行き来できます。そのアプローチの道も神秘的で、日中の暑さをしばし忘れさせてくれます。

この小径を抜けると目の前には摩訶不思議な景色と海が広がっています。この崖のような絶壁をクライマーたちは登ります。クラビはクライミングが有名で、世界中のクライマーがこの崖を目指してやってきます。

このビーチでは木陰でボーッとするには、人が多すぎるので、クライミングはできないけれど徒歩で登れる崖のなかを歩いてきました。

見てください。この景色。上から眺めると、人間のちいちゃいこと！ちっちゃな悩みやいろんな問題など吹き飛んでしまいます。

ライレイビーチまでのアクセス

【アクセス】タウンに流れるクラビ川からボートで約50分、ひとり150B。アオナンビーチからボートで約15分、ひとり100B。

5. 最後に

クラビには、このようにいろいろな顔を持つビーチがたくさんあります。毎日どこかのビーチに出かけてのんびりできる日が待ち遠しいですね。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

新型コロナウィルス・ロックダウン中のタイ南部クラビより実況報告（酒類販売禁止令と街中の状況）

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