タイでレンタカーを借りる時と運転について注意点まとめ10項目
バンコクは運転手付きの車や、タクシーが便利で、ついついそちらを使ってしまいがちです。市内は交通網が発達しており、渋滞回避の為にBTSが便利ですが、郊外に行く場合に、運転手付きのレンタカーやタクシーだと旅行費がかなり割高になってしまいます。
タイは国際免許で運転できる国の1つで、タイ国内で外国人が免許を取る事も難しくはありません。外国の中でも運転しやすい国タイで、新しい旅行の楽しみ方の1つとして、レンタカーを借りて、自分で運転して好きな場所に好きな時間に行ってみましょう。
そんな楽しみもレンタカーを借りる際に、運転する際に注意しなければならない事が沢山あります。こちらの記事を見る事でもっと安心して低価格で楽しい旅行を皆様ができるよう力になれればと思います。
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〈目次〉
1-1.レンタカーの料金体系
1-2.ガソリン費用について
3-1.運転手付きレンタカーのメリット・デメリット
3-2.費用について
4-1.まずは基本的な運転免許と、自動車税について
4-2.ボディーの傷の確認
4-3.アパート・コンドミニアムに駐車しておく場合の駐車費用について
5-1.交通ルールについて把握しておこう
5-2.運転中のリスクについて
1. 価格体系はさまざま(適応時間を確認しよう)
1-2. レンタカーの料金体系
タイの一般的なレンタカー業者は、レンタカー屋さんが空いている営業時間内で1日と計算する事が多いです。タイにいて、最もよく見る路面店(2店舗)のハイウェイレンタカー(MRTルンピニ駅の交差点の角、BTSバンチャック駅前)は、営業時間が8:00-18:00となっており、1日料金の小型車1000thb~(数が少ない為、大抵1200thbのものしかない)の金額適応時間は、最大10時間の為、1日料金とは言えない料金体系となっている。
また多くのレンタカー屋さんは、指定したレンタル日数分の費用 +(プラス) 敷金(5000-10000thb程の会社が多い)を借りる前に、支払う制度となっている。
1-2. ガソリン費用について
ガソリン費用については、もちろん別料金となる事も忘れてはならない。返却時にガソリンを満タンにしていない場合、お店側の概算でのガソリン費用を敷金から減額される(通常より少し多めに取られる)為、車の返却前に必ず、ガソリンは満タンにしておいた方が良い。ガソリンの種類は91もしくは95を入れる事になると思う(車種によっては、E20やE85の場合もある)が、95を入れておくのが無難かもしれないが、ガソリンについては、何を入れればいいかはレンタカー屋さんに必ず事前に確認しておいたほうが良い。
2. 一般的な保険の適応範囲について知っておこう
多くのレンタカー業者の車は、もちろん保険に入っている(保険費用はレンタカー代に含まれている)事が多いが、その適応範囲は注意が必要である。
実はタイのレンタカーの保険では、借りた方にかかる費用のほとんどが補償されない?!⇒自分の車が保険で補償される範囲はわずかだと思います。ちょっとした傷(問題)となった場合、自家用車でもそのほとんどが保険では直せず、自分で出費して直すはずです。
⇒一番多いのは車体につく傷だとは思いますが、多くのレンタカー会社では傷がついた場合は、敷金から傷の修理費用は敷金から減額される決まりとなっている。(*以前、私がハイウェイレンタカーで車を借りた際は、わずかな引っかき傷で1か所あたり800thbを減額された。)
・もし大きな事故を起こしてしまった場合、車体は保険で治るかもしれないが、保険を適応させて修理する場合、通常の修理が1~2週間で終わるのと比べ、保険を適応させた修理の場合、2~5週間程かかる事が多く、その期間、レンタカー屋はこの期間の売り上げを上げる事が出来ない為、この期間の営業損失分の費用を請求される場合もある。
・タイではレンタカーを借りた際に問題となった事(事故を発生させてしまった場合)に対して、その責任(費用)については運転手にある事を忘れてはないらない。事故を起こさない事はもちろん、車を大切に使う必要がある。
3. 運転手付きレンタカー
3-1. 運転手付きレンタカーのメリット・デメリット
1日以下の利用の際や、自身で運転するリスクを負いたくない方に向いています。
ただし、デメリットとしては、多くの運転手はタイ語しか話せない為、開始時の合流の際や、長時間 車のそばから離れてしまう際に、車がどこに行ったかわからずトラブルになるケースがよくあると聞きます。コミュニケーションがうまく行かず、車を使っていない時間の内に、レンタカーが帰ってしまったというトラブルに私自身が経験してしまった事もあります。運転手とのトラブルを無く進める為には、同行者の中に、タイ語を話せる人が一人いると安心ですが、自分がタイ語を話せるようになっていれば、大抵は在タイ歴が長く、タイに慣れていると思います。それなら、運転手をつけずに自身で運転したほうがいいかもしれません。
3-2. 費用について
・時間制で基本料金と時間毎の料金体系になっていたり
・走行距離に応じて、費用が加算されていたり
・燃料代がレンタカーに含まれていたり、含まれていなかったり
またこれらの費用が複合的に料金が決まっている場合などもあり、費用体系については、運転手付きレンタカーは非常に複雑になっている場合があります。料金は複雑かつ割高かもしれませんが、自身で運転して事故した場合に負うリスクから比べると非常に良い面もあります。
4. 運転前に知っておく事
4-1. まずは基本的な運転免許と、自動車税について
最初にも述べたが、タイは国際免許で運転ができる国である。また、タイ在住者は、外国人でもタイ運転免許を取る事(パスポートより手軽なタイ運転免許は、運転しなくても取得する人が多い)も比較的容易である。
・まず運転免許が適応期間中かちゃんと把握しておこう。
⇒国際免許の有効期間は1年で、タイの運転免許は5年(仮免許は2年)である。
・自動車税は支払い済?
タイの車は全て、自動車税を払ったあとに、その証明としてピンク色の紙をフロントガラスに貼っておく必要がある。これは保険とは違い、支払い忘れをしやすく(保険は大抵、保険会社から支払いの催促があるが、自動車税は払っていなくても誰からも催促されない)、特に日常的に使用頻度が少なめのレンタカーの場合、確認しておいたほうが良いかもしれない。
4-2. ボディーの傷の確認
2.でも述べたが、ボディーの傷は、借りる側の費用となる為、借りる際にかならず、全面を写真で撮影しておいたほうが良い。コーナリング時に傷が入りやすい前後バンパーの左右の角は特に注意が必要である。
・車体の4隅(コーナリングで傷が入りやすい)
・ミラーの表面
・後部と全面の下部(駐車時に駐車用の縁石にあたる)
・タイヤの過度な消耗
もし気になる箇所があれば、写真をレンタカー屋に送付して、必ず確認しておくべきである。もし借りる際に気がついた場合は、その場で必ずレンタカー屋の方に伝えておくべきである。
4-3. アパート・コンドミニアムに駐車しておく場合の駐車費用について
タイの住まいでは多くの物件が駐車費用が家賃に含まれている事が多い。ただ、車を駐車する為には多くの条件を事前にクリアしておく必要がある。
・管理事務所(juristic office)で車両登録
・オーナー様に事前に駐車許可を取っておく
・車のフロントガラスに証明用に貼っておくスティッカーを準備
・物件の敷地に入る際にゲートがある場合、そのゲート開閉の為のリモートコントローラー
レンタカーを自身の物件に駐車する為に、必要な事前準備が多くある。もちろん上記をクリアせずに駐車する事も物件によっては可能かもしれないが、Visitor用の料金体系で、駐車費用を支払う必要があり、長時間の駐車(日を跨ぐ駐車)には向かない事が多い。手間はかかるかもしれないが、レンタカーを借りる前に必ず、住まいの駐車場の使用条件を確認しておいたほうが良い。また事前準備にはオーナー様や管理事務所での準備や確認の時間が必要な事も多い為、最低でも借りる1週間以上前には確認しておく事をお勧めする。
5. 運転中に知っておく事
5-1. 交通ルールについて把握しておこう
タイの交通ルールは日本と違う事が多い。ここにいくつか思いつく事を挙げておくが、運転者はしっかりと、その他の情報も含め、しっかりと調べておく事をお勧めします。
・複数車線ある道路の場合、左折は信号に関係なく、曲がれる事もある。
・T字の交差点の場合、最も左側で左折がない場合、直進に関しては、最も左側の車線のみ信号に関係なく、直進ができる場所がある。
・主要道路以外の小道を走る場合、行き止まりの事が多く、ショートカットできない事が多い。
・主要道路の場合、中央分離帯が多く、Uターン場所が非常に少ない事が多い。時間が限られる(急ぐ)場合事前に目的地までのルートはよく調べておいたほうが良い。
・タイの高速道路は、高速に入る際に支払いが必要(日本では高速から出る時に支払い)。また車種によって価格が変わる高速道路が多い
・日中の検問の多くは、バイク向けで、夜間の検問の多くは、車のドライバー向けの検問となっている。
・違反をしてしまった場合、免許証を最寄りの警察署まで持って行かれてしまう場合もあり、わざわざ最寄りの警察署まで行く手間がかかり、罰金だけでなく、時間もかなり取られてしまう場合がある。
・小道(ソイ)は、片側一時停車ができる場所がある。方向にとって停めれる側があり、他の車に倣って停車すると、少し安心だが、停車できる場所にはくれぐれも注意したほうが良い。
5-2. 運転中のリスクについて
運転中は様々な他者からのリスクがあり、2.でも述べたとおり、レンタカーを借りる際には、そのほとんどが運転手の責任となってしまうが、他者から問題を持ち込まれるケースがある。
・陥没地点で、車体に傷がつかないか、道路面をよく確認して運転した方が良い
・後方からの大型者に注意。バスやトラックはかなり幅が広く、また前方から比べ、後方は注意を怠りがちである。後方から来た大型者にサイドミラーに引っかけられてしまう事はよくある。
・バイクに注意!バイクにサイドミラーを当てられるケースもよくある。前方の車と比べ、自身の車が左右どちらかに寄っている時は後方からのバイクに注意した方が良い。また信号待ち中もよくバイクがサイドミラーに当てる事が多い。左右の車とのバランスも考え、バイクに当てられないよう注意が必要である。
・高速道路の高速運転に注意が必要!タイの複線道路(主要道路や高速道路)で、道が混んでいないときに、後方からものすごい速度で走ってくる車が多くある。おそらく郊外の道路では日本以上に、スピード狂のドライバーがいるように感じる。高速運転のできる道路はくれぐれも注意が必要である。
・タイにも、駐車場の各駐車スペースの後方に駐車用の縁石があるが、この縁石が必要以上に高く、後方駐車時に車体下部に当たってしまうケースがある。後方側の駐車の場合は問題ないが、前方から駐車した際に当たってしまうなんとも運転者を考慮していない縁石がいたるところにある。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んだ方がもっと安心して、楽しくタイで運転できれば幸いです。
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