【簡単解説】日本とタイの仏教の違いとは??

仏教

 

みなさん、こんにちは!

 

今回は、日本とタイの仏教について、掘り下げていきたいと思います!

 

日本とタイ、両者も仏教を信仰してるのに変わりはありませんが、宗派が異なるので、実はたくさんの違いがあるんです。

 

 

 

 

仏教の歴史

 

 

仏教は、もともとお釈迦様(ブッダ)がインドで始めた宗教です。

 

しかし、仏教がインドから他の国を伝わっていく途中で2つの宗派ができました。

 

元々は同じ仏教だったんですが、思想の違いなどにより2つに分裂したそうです。

 

タイ人の仏教の割合

 

タイの宗教は仏教をとても重んじている国です。その証拠として、以下の割合になっています。

 

94%:仏教
5%:イスラム教
1%:キリスト教・ヒンズー教・その他の宗教

 

タイ国民のほとんどは仏教を崇拝しています。

 

タイは西暦ではなく仏歴を使う

 

タイでは「西暦ではなく仏暦」を日常的に使います。

 

西暦+543=仏暦 です。

 

仮に2019年だとしたら、2019+543=2562年になります。

 

タイの仏歴についてもっと知りたい方はこちらから!

 

日本とタイ 仏教の違い

 

タイの仏教

 

 

日本→大乗仏教

 

大乗仏教は、自分自身で修行せずとも、「修行したものが教えを説くことで悟りを得られる」と考えられてます。

 

インド~中国、韓国などの北部ルートを通って伝わった仏教です。

 

修行をしなくても修行をしたものに教えを説いてもらえば悟りを開くことができるので、タイの上座部仏教よりは、少しゆるいです。

 

 

タイ→上座部仏教

 

上座部仏教は、「自分自身での修行を通して悟りを得る事」を目指しているのが特徴になります。

 

スリランカ、ミャンマーなどの南部ルートでタイに伝わった仏教です。

 

上座部仏教は初期の仏教で、教義が厳しく、227条の戒律が用意されています。

 

この戒律は日常生活全般にわたる広範なものです

 

~主な戒律~

 

①性交 

②窃盗

③殺生

④悟りを得たと嘘をつくこと

⑤禁酒

 

タイのお坊さんは厳しい修行をしているので、タイ国民の人々はみな、お坊さんに尊敬の目をむけています。

 

 

タイと日本の仏教の違い 飲酒

 

日本→

 

日本のお坊さんはお酒を飲んでもOK。

「つき合い」で飲んでいるのが一般的らしいです。

東京では「坊主バー」というのもあるそうです。

 

タイ→×

 

タイのお坊さんは、飲酒は絶対にしてはいけません。

一般のタイ人とお坊さんがビールを飲むこと、お坊さんを飲みに誘うタイ人もいてはだめです。

 

タイと日本の仏教の違い 肉食

 

日本→

 

日本のお坊さんは、お肉を食べることができます。

ですが、2011年に京都のお寺の茶店がすき焼きを提供していたことが問題となり、すきやきが禁止になった経緯もあります。

 

タイ→×

 

タイのお坊さんは、肉を食べることができないです。

ですが、お坊さんが持ってる鉢に入れてもらった食べ物に肉があった場合は、その肉を食べてもいいとされています。

 

タイの基本的発想 タンブン(功徳)

 

タイの社会の常識やタイ人の基本的な発想に基づいて行われるタンブンという行為があります。

 

タンブンとは?

 

一般のタイ人が、お坊さんの持っている鉢に食べ物やお菓子などを入れることでで、よい行いする(徳を積む)ことになり、良い来世を迎えることができるという考えのこと。

 

 

タンブン

 

タイと日本の仏教の違い 結婚

 

日本→

 

日本は明治時代から、お坊さんは結婚できるようになりました。

 

タイ→×

 

タイのお坊さんは、結婚どころか、女性に触ることも出来ません。

女性も、僧侶には触れてはいけません。

バンコクの地下鉄には、お坊さん用の席があります。

これはタイ人女性がその席の辺りに近づかないことで、僧侶が女性と一定の距離を保つことができるからです。

 

タイと日本の仏教の違い 給料

 

日本→

 

日本の仏教の場合は、職業として考えてもいいです。

 

その日の仕事が終われば、普段着に着替えて、ビールを飲んだり、テレビを見たり、一般の普通の生活ができる。

 

毎月給料が支払われることについては、ふつうのサラリーマンと変わらない。

 

面白豆知識

日本のお坊さんは除夜の鐘をついたら、残業手当が出ることがある!

 

タイ→×

 

タイのお坊さんは365日24時間、仏教僧であり続けてるので、

 

「仕事」が終ったら、袈裟(ケサ)から私服に着替える、ということはないです。

 

袈裟(ケサ)とは、タイのお坊さんが来ている衣服のこと。(下部参照)

 

その代わり、衣食住のすべてはただです。

 

仏教の教えが厳しい場所では、お金に触れるのNGなところもあるみたいです。

 

タイ 仏教

 

 

タイと日本の仏教の違い お寺

 

日本→ 日本 お寺

 

日本は地味で質素な感じですね。

 

タイ→ タイ お寺

 

日本と違い、派手で壮大な感じです!!

 

バンコクおすすめのお寺はこちらから!

福岡とバンコクが姉妹都市!?経緯と交流について

 

まとめ

 

日本とタイは同じ仏教国でも、色々な面で違いがあることが分かりました。

 

タイのほうがより厳格に仏教を信仰しており、普段の暮らしと仏教が密接に関わっています。

 

色々な国の宗教の事を学ぶのも面白いと思います!

 

どうやら日本人もタイで出家出来るそうですよ~!

 

 

 

タイ語でなんて言うの?仏教編

仏教   พระพุทธศาสนา  Praputsassana プラプッタサーサナーァ

仏陀    พระพุทธเจ้า   Praputtachao プラプッタチャオ

お寺     วัด       wat      ワッ

お坊さん  พระ      Pra      プラ

出家    การบวช     Garnbuad    ガーンブアッ

 

タイの寺院に行く際のマナーはこちらから

 

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Kazuya Umezawa

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LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。