タイではあまり英語が通じない?
サワディークラップ!どうもLABタイ語学校です。
今回はタイで英語が通じるのかどうかについて実際のデータと私の体験に基づいたタイの英語事情と、タイの方々とどのようにコミュニケーションを取るかについてお伝えしていきます!
タイを観光する方、赴任される方、留学される方、ぜひ最後まで読んでいってください。
結論タイで英語は通じるの?
実際のところ場所と人によります。そして簡単な中学レベルの英語を使うのがいいでしょう。
なぜなら日本と同様、タイは英語を公用語とはしていないからです。例えば空港やホテル、大型ショッピングモールの案内では、英語が通じると言っていいでしょう。電車のアナウンスに英語も使われています。
ただコンビニやスーパーのスタッフには通じないことがあります。屋台の店員さんも数字等の簡単な英語なら通じることがあります。以下は根拠と私の実体験をお伝えします!
場所 | 英語が通じるかどうか |
空港 | 通じる |
ホテル | ほとんど通じる |
コンビニ | 中学レベルなら通じる |
スーパー | 中学レベルなら通じる |
英語能力指数
EF調査 | 平均 | タイ | 日本 |
順位 | × | 101位 | 87位 |
指数(スコア) | 502 | 416 | 457 |
英語レベル | × | 非常に低い | 低い |
(EFのデータより作図)
※レベルは5段階評価で、非常に高い、高い、標準、低い、非常に低い
※エントリー国は全部で113か国です。
具体的な根拠として、2023年のEF による113か国から220万人の英語力を集計したEPI(English Proficiency Index、英語能力指数)調査の結果、
タイは113か国中101位となっており、指数も平均が502に対し、416となり非常にレベルが低いと判断されています。
ちなみに日本は87位、スコアが457でレベルが低いと判断されてます。
またレベルの意味として、タイでは簡単な英語表現であれば意思疎通が図れると考えることができるのです。
500程度であれば標準レベルとされ、550を超えると高いレベル、600以上は非常に高いとされ、観光のみならずビジネスでも問題なく英語を使うことができるとされています。
レベルが表す英語力をより詳しく知りたい方は公式サイトから確認してみてください。
元ルームメイトに聞いた話と私の体験談
タイ人の元ルームメイトに聞いた話
実は私は先週までマレーシアに語学留学をしていて、タイ人の方とルームシェアをしていました。
彼とお互いの国について話し合うことが多く、英語事情についても話しました。彼曰く、マレーシアやフィリピンと一緒にしない方が良いと助言を頂き、特にローカルな店や屋台のスタッフ、タクシードライバーにはyouの英語は通じないと。
せいぜい空港とホテルのスタッフであれば通じると言っていました。日本と同じレベルかそれ以下と考えるのが妥当でしょう。
私の体験談
実はバンコクに着いてからあまり時間が経っていないのですが、現地の方々とコミュニケーションを英語で取り、その中で私が感じたことをお伝えできればなと思ってます。
結論を言うと上記の通りケースバイケースでした。英語のレベルは中学レベルであればほとんど通じます。
初日は空港から電車に乗って宿泊施設に向かいました。どの電車に乗っていいのかわからず、駅員さんにこの駅に向かいたいと尋ねたところしっかりとした英語で明確に答えが返ってきたのです。
他にもスマホのシム販売や両替所、いずれも英語で話せば英語で返って来る状況が続きました。そのためこの時の私はタイも英語が通じるとてっきり思ってしまい、そんな中宿泊施設付近に到着。
Google Mapで見ても少しわかりづらかったため、先ほどの勢いでその辺にいたタイ人の方に「Excuse me, Could you tell me how to go to this place and Do you know where the reception is ?」 とケータイを見せながら質問してみたところ、
「 I do not know English、 sorry sorry」と返されてしまいました。その時近くにいたバイク乗りのお兄さんがこちらに来て、単語の羅列で説明して頂き、宿泊施設に到着することができたのです!
他にも夕飯の確保のためコンビニに行きましたが、向こうが聞き取れない、逆にこちらも聞き取れない等のシチュエーションもありました。
カード決済可能とお店に書かれていたのと、機械があったため私はカードで決済したかったのですが、店員さんはタイ語と英語交じりの何かを言っていました。
しかし私は「No Cardと200THB」しか聞き取れず、合計が80バーツ程であったため、勘で「You mean I cannnot pay by credit card if the total is less than 200 THB、 right? 」と聞き返した所、どうやら合っていたようで現金で支払い帰宅しました。この会話だけで5分くらい使ったような気がします。
昨日はフードランド(ローカルスーパー)に食材や一部の食器を買いに行きました。食材は割と簡単に見つかるのですが、食器がなかなか見つからず、店員さんに質問して見る事にしたのです。
ただ初日の事もあり、極力簡単な英語でどこに食器があるのかを聞くことにしました。
「Where is Fork? 」と質問し、そして案内してもらったあとはしっかりと「コープクン・クラップ(ありがとう)」というシンプルな会話です。
TOEICを勉強された方なら「Utensils(食器)」を使いたくなるかもしれませんが、そこは抑えてください(笑)。
結局私は洗剤、スポンジ、コップ、食料を買いました。フォークは買っていないんですけどね。
タイ人とコミュニケーションを取るうえでの私なりの対策
以上データと私の体験をもとにタイの英語力についてお伝えしてきました。そこで私が思う対策は3つあります。
- 中学レベルの英語を使う
- タイ語を学習する
- 翻訳アプリに頼る
です。
1つめは実際のデータと私の体験でもお伝えしたと思いますが、簡単な英語でしたら基本的に聞き取ってもらえます。そもそも英語はコミュニケーションツールの1つです。
確かに学校や資格試験では正解することが求められますが、会話で実際使う際には正しい英語よりも相手に伝わることにフォーカスするべきです。
そのため例えば「Where fork?」でも相手がその場所まで連れて行ってくれる・指示してくれるのであれば特に”is”なんてあってもなくても良いと個人的には思います。
大事なのはキーワードとそれをどうしたいのかを伝える努力です。
2つめはタイ語を学習することです。私は簡単な挨拶とお礼しか言えませんが、それでも良いと思っています。
どこの国に行ってもその国の言語でお礼をいうと現地の方の笑顔が見れることが割と多いと思います。会話をしていてどちらも気持ちが良いです。
特にタイでは公用語はタイ語であるため、今後タイに長期滞在される方や移住するのであれば習得した方が良い事もあります。
3つめは翻訳アプリを使う事です。英語は私の母国語ではないため、知らない単語や表現はたくさんあります。
それでもそれらを使って伝えなければならない状況に直面することがあるかもしれません。
その時は翻訳アプリを使いましょう。文明の利器です。最悪相手には伝わるし、機械が聞き取って相手の言っていることが理解できることがほとんどでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?タイではケースバイケースで英語が通じますが、その状況下でも
- 中学レベルの簡単な表現を使う
- タイ語を勉強する
- 翻訳アプリに頼る
私もこれから言葉の壁で苦しむことはあるとは思いますが、以上のような方法で彼らとコミュニケーションを取り、新たな経験と文化を体験していきます。
皆さんもどうか以上の方法を試してみてください。何よりタイライフを楽しんでください!それではコープクン・クラップ!またお会いしましょう!