海外在住者・在タイ駐在員なら知っておきたい!海外投資(オフショア投資)とは

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こんにちは、ファイナンシャルアドバイザーの藤本です。タイ・マレーシア・日本にお住まいの方に向けて、日本でも海外でも出来る貯蓄・資産運用を紹介しています。

 

超低金利が続いている日本では、銀行預金や生命保険を利用してもなかなかお金を増やすことができません。

 

このような状況のなか「海外投資」を利用する人が増えており、中でも特に「オフショア投資」に注目が集まっています。

 

「海外投資やオフショア投資って何?」「どういう特徴や注意点があるの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではタイ在住者におすすめの「海外投資」や「オフショア投資」の魅力と注意点をくわしく解説します。

 

*投資にあたっての最終判断はお客様ご自身の判断でお願いいたします。

 

 

 

海外投資とは?

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まずはじめに、海外投資とは何なのか、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

 

海外投資とは外国の資産に投資すること

海外投資とは、外国の資産に投資することです。日本円ではなく、アメリカのドルや欧州のユーロ、イギリスのポンドなど外国通貨で、海外の株式を購入したり、株式や債券を運用する投資信託を利用したりできます。

 

日本国内の株式や債券への投資に比べ、海外投資は高い金利や高い成長率を期待できることから、海外投資をする人が増えているのです。

 

以前よりも海外投資する人が増えている

日本には「外国為替及び外国貿易法」という法律があり、海外金融機関は日本の居住者に海外金融商品を宣伝できません。また以前は、個人が海外の企業への投資や外国の通貨を保有することに関してさまざまな規制がありました。

 

そのため、日本に住んでいると海外投資に関する情報が手に入りにくく、「あまり聞いたことがない」という人も多いのではないでしょうか。

 

現在は以前よりも規制が緩和されたため、今では海外投資する人が増えているのです。

 

海外居住者が海外投資をすると大きなメリットが

多くの規制がある日本とは違い、海外に住んでいる方は利用できる貯蓄方法や資産運用方法の選択肢が増えます。例えば、日本に居住していると選べないような優良な保険への加入や投資を活用した資産運用が可能です。

 

タイに住んでいる方におすすめなのは、海外投資の中でも日本帰国後も継続でき、銀行預金や国内保険よりも高い利率で運用できる「オフショア投資」です。

 

次からは、「オフショア投資」についてお話しします。

 

タイ在住者にオススメの海外投資は「オフショア投資」!

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海外在住者にオススメなのは「オフショア投資」です。ここでは、「オフショアって何?」「オフショア投資とはどういうもの?」といった疑問にお答えします。

 

オフショアとは?

オフショアとは、タックスヘイブンと呼ばれる租税回避地のことです。

 

代表的なオフショアには、イギリス領マン島、ケイマン諸島、ヴァージン諸島や、スイス、ルクセンブルク、シンガポール、香港、パナマ共和国などがあります。

 

オフショア投資とは?

オフショア投資とは、租税回避地であるオフショアに投資し、日本国内よりも低コストで高利回りの運用が期待できる投資方法です。

 

オフショア投資の投資商品は種類が豊富で、元本保証にも関わらず日本よりもはるかに高い利回りで運用できる商品や、月々数万円から始められる積立型の商品など、ニーズに合った商品が選べることから人気を集めています。

 

以前は「日本からオフショアへの送金が難しい」「情報が少ない」などの理由で広く知られていなかったオフショア投資ですが、クレジットカード決済が可能になったり、日本語サイトが増え情報収集しやすくなったりしたことから、個人でオフショア投資をする人が増加しました。

 

 

オフショア投資の魅力と注意点

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オフショア投資は多くの魅力がある一方、日本国内での預金や株式投資と異なる部分も多いため注意点もあります。それぞれよく理解した上で、上手に活用していきましょう。

 

オフショア投資 5つの魅力

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1.高い利回り
日本の金利は低い状態が続いており、定期預金の金利でも0.1%以下になることも。

 

オフショア投資なら、固定金利で年3%や元本確保であれば15年140%といった魅力的な利回り商品がたくさんあります。日本国内よりも高い金利の金融商品を利用すれば、日本よりはるかに高い利息が得られるのです。

 

2.複利効果を最大限に活かせる
運用方法には、単利運用と複利運用の2つがあります。

 

・単利運用:当初の元本の金額のままで運用し、運用益を得る方法。
・複利運用:運用益を翌月に再投資する方法。利益が利益を生み、高い運用利益を生みやすい効果がある。

 

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(引用:FXを複利運用して効率的な投資をしよう!単利との違いやメリットを解説

 

オフショア投資は運用利益に対する課税がされないというメリットがあるため、複利効果を最大限に活かすことができます。そのため、運用年数が長くなればなるほど資産の増え方が大きくなる点が最大の魅力といえるでしょう。

 

3.金融商品が豊富である
日本と比べて魅力的な金融商品が豊富で、元本保証型やハイリターン型など200以上の商品から選べます。月々数万円からはじめられるものもあるため、初心者でも比較的手軽にはじめられるのも魅力です。

 

4.分散投資でリスクを回避できる
分散投資とは、1つではなく複数の外貨や金融商品に分けて投資することで、リスクを最小限に抑える方法です。国や金融商品を分残して投資することで、万が一ある国や金融商品の価値が暴落し投資で損失を出してしまうことがあっても、他の国や金融商品への投資で得た収益で補うことで、大きな損害を防ぐことができます。

 

分散投資することで、価格変動リスクやカントリーリスクなどをある程度抑えつつ、着実な利益を狙えるのです。

 

5.税率が低い
日本では金融商品に投資した場合の収益に対して約20%の税率がかかりますが、オフショア投資は、運用益に対しての税率が低いか非課税です。税金が安いとそのぶん投資に多く資金をまわせるため、効率の良い運用ができるでしょう。

 

 

オフショア投資 5つの注意点

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1.為替リスクがある
為替リスクとは、為替相場の変動による影響で財産が目減りするリスクがあることです。日本円ではなく米ドルやユーロ、英ポンドなどの外貨建てで行うオフショア投資も、為替リスクが発生します。

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(引用:JTG証券 _外国債券の主なリスク

 

為替は投資している国の経済情勢や政治情勢、大統領・金融業界に関わる方の発言など、さまざまな要因によって日々変動しています。どんなに高い金利でも、投資開始時よりも満期時に円安なら利益は増えますが、逆に円高になれば為替差損が生じ損になることもあるのです。

 

2.カントリーリスクがある
カントリーリスクとは、戦争や想定していないような政治・経済情勢の悪化などによって、国の株価が暴落してしまい、期待していた投資の収益が得られない、大きな損失が起こるリスクを指します。

 

海外投資する際は、投資先の国の情勢や経済状況について把握し、投資するかどうか判断する必要があるでしょう。

 

3.途中解約は損になる可能性が高い
日本国内外問わず、金融商品の多くは途中解約をすると損になりますが、特にオフショア投資では運用期間の途中解約をすると損になる可能性が高い特徴があります。

 

オフショア投資は長期的な投資を前提にした商品です。解約のタイミングが早いとそもそも解約できなかったり、運用結果が大きくマイナスになったり、手数料が多く発生したりするため、契約時に必ず条件を確認しておきましょう。

 

4.情報収集や手続きが難しい
オフショア投資を扱う事業者は海外にあるため、オフショア投資に関する資料や情報、手続きに関して、英語で書かれていることがほとんどです。情報収集するためには、英文サイトを翻訳したり、海外の投資家とやりとりしたり、といったことをしなければなりませんし、情報収集がうまくできないと、「思っていたのと違う」「知らなかった」といったリスクもあります。

 

情報収集や手続きをスムーズに行うには、信頼できる仲介会社を見つけることがポイントです。

 

5.利益は課税対象となる
オフショア投資の運用間に発生する税金はゼロまたは少ないですが、日本帰国後に売却益や運用益が確定した場合は納税の義務が発生し、確定申告によって課税されます。これは、海外投資口座が日本になくても日本居住者は利益が確定した時点で納税するルールだからです。

 

投資先の国に居住している場合は、利益に対して課税されない場合もあります。

 

まとめ:オフショア投資の魅力を活かして資産を増やそう

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海外在住者や在タイ駐在員にとって、オフショア投資にはたくさんの魅力があります。

 

オフショア投資を有効活用し、自分自身や家族の将来に向けて貯蓄を増やしましょう。

 

この記事を読んで、「オフショア投資に興味ある」「詳しく話を聞いてみたい」という人も多いのではないでしょうか。まずは、お金のプロであるファイナンシャルアドバイザーに相談しましょう。お気軽に問い合わせフォームまたは、以下の連絡先までご連絡ください!

 

ニーズに合った商品を紹介できるよう「目的は何か」「どれくらいの期間でいくら貯蓄したいのか」をお聞かせいただき、定期預金よりも少しだけ高い利率で運用したい方向けから、積極的に運用をしたい方まで幅広いニーズに答える商品を案内いたします。

 

この記事を書いた人

QUESTOR CAPITAL マネージャー
藤本弘之(Hiroyuki Fujimoto)

マレーシア在住の独立型ファイナンシャルアドバイザー。関西学院大学卒業後HRサービスを提供する企業へ入社し、企業の「人」に関しての将来設計を主として担当。現在はQuestor Capital Ltd.に所属しながら、主にマレーシア・タイ・日本に居住されている方を中心に金融機関の紹介だけでなく、契約から契約後の運用、ファンドの組み替え、入出金まで資産形成・資産運用に関わるすべてをサポート。現在4歳になる男の子のパパ。趣味はサウナとキャンプ。

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◆QUESTOR CAPITAL Ltd.
QUESTOR CAPITAL Ltd.(クエスターキャピタル社)は東南アジアで14年以上に渡り、海外で働く外国人向けのファイナンシャル・プランニングサービスを提供。日本人を含む様々な国籍の海外在住者1000名以上の方々の個人の資産形成・防衛に対するアドバイスを行う。オフィスはマレーシア、シンガポール、タイの3カ国にあり、タイオフィスはBTSプロンポン駅から徒歩5分以内にあるRSU Towerの10階。

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LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。