タイの世界遺産は全部で６つ

世界文化遺産…顕著な普遍的価値を有する、記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など

世界自然遺産…顕著な普遍的価値を有する、地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地など

世界複合遺産…文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもの

〜日本ユネスコ協会連盟HP〜

タイの世界遺産は全部で６つ

タイには３つの世界文化遺産と３つの世界自然遺産が存在します。

①トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区(トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区/フゥアイカーケン野生動物保護区）

トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区はタイの中部にある２つの野生動物保護区を指します。

その広さはなんと東京の2.7倍！

この保護区は、大自然が人の手を加えられることがないままに存在しているため「最後の未踏の地」と呼ばれています。ヤマアラシや絶滅危惧種であるインドシナトラなど、様々な野生動物がここで暮らしているそうですよ。

保護区域内は立ち入り禁止ですが、公園には入域することが可能なので、ぜひ皆さん訪れて見てください！

（※画像はイメージです）

基本情報

②スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町

スコータイの世界遺産はスコータイ歴史公園、シーサッチャナーライ歴史公園、カンペーンペット歴史公園の３つから成ります。

スコータイはタイ初の王朝「スコータイ朝」が生まれた場所です。これらの公園には、４００以上もの遺跡がとても綺麗な状態で残されおり、スコータイ朝の繁栄ぶりを見ることができます！

カンペーンペット歴史公園

この公園では、スコータイ朝時代の軍事拠点として栄えた「カンペーンペット」の遺跡を見ることができます。

ここはスコータイ朝時代だけでなく、その後のアユタヤ朝時代にも敵国の侵入を防ぐ要衝だったんです。

③古都アユタヤ

古都アユタヤは14世紀〜18世紀まで栄えた「アユタヤ朝」によって作り出された都です。

アユタヤ朝はチャオプラヤー川流域で栄えた王朝であり、その水路を生かして様々な国と交易を行なっていました。「日本人町」が存在したり、「山田長政」という人がアユタヤ朝の王に仕えるなど、日本とも関係の深い王朝でした。

そんな「アユタヤ朝」時代の遺跡が「アユタヤ歴史公園」として整備され、世界遺産となっています。

アユタヤ歴史公園は広大なため、公園内の移動には「トゥクトゥク」と呼ばれるタイの三輪タクシーを使うのも一つの手ですよ！タイならではの「象」に乗ってまわることもできるそうです！

④バンチェン遺跡

バンチェン遺跡は紀元前2500年〜2000年に存在した文明の貴重な遺跡です。

バンチェンの人々は３つの文化を保有しており、それぞれが特徴を持った農耕道具や土器を作り出していたそうです。

ただ、あまりにも昔の遺跡であることから、その文明の主はまだわかっていません。

バンチェン国立博物館では、当時使われていた農耕道具や武器だけでなく、当時の人の「骨」まで見ることができます！

（※画像はイメージです）

⑤ドンパヤーイェン・カオヤイ森林地帯

ドンパヤーイェン・カオヤイ森林地帯は、以下の４つの国立公園と１つの保護区からなる広大な森林地帯です。

• カオヤイ国立公園（タイ初の国立公園）
• タップ・ラーン国立公園
• パーン・シーダー国立公園
• ター・プラヤー国立公園
• ドン・ヤイ野生生物保護区

ここには絶滅危惧種を含む約700種もの野生動物が生息しています。ドライブしている途中に野生動物と遭遇することもあるそうです。

（※画像はイメージです）

⑥ケーンクラチャン国立公園

ケーンクラチャン国立公園はタイ最大の国立公園です。

この公園にも象、バイソン、トラなど絶滅危惧種を含む多種多様な野生動物が生息しています。特に鳥に関しては300種以上が生息していて、1年中バードウォッチングができます！

また「トレッキング」や「ラフティング」などのアクティビティも充実していて、大自然を体感できますよ(^^)

（※画像はイメージです）

1. 絶滅危惧種が多く生息しており、生物の多様性を保持した場所であるから