タイ・バンコクで進出・活躍している日系不動産デベロッパーまとめ
タイで活躍する日系企業が続々と増えています。
2017年のJETRO(日本貿易振興機構)の調査結果では、タイに進出した日系企業は5,000社を超えました。
確かに近年のアジアの国々は一気に成長し、東南アジアでは中国や韓国の存在感を強く感じます。
さらに少子高齢化や年金問題などの問題により、日本の未来を不安に感じる声をよく聞くようになりました…
しかし実際、日本は今もGDP世界3位の国なのです!!
タイはもちろん、多くの日系企業が世界で活躍しています。
そんな日系企業の活躍を、今回は不動産デベロッパーに絞ってご紹介しています!!
1. タイで建設数の多い日系デベロッパー
一口に不動産デベロッパーといっても、特徴は様々です。
まずは2019年時点で建設数の多い三社をご紹介します。
1.1 三井不動産(株)
進行中も含めて、三井不動産による分譲住宅はなんと驚愕の20棟!!
あなたが街中で普段目にしている高層マンション、三井不動産が建てたかもしれません…
画像はIdeo Q Chula-Samyan(アイデオ Q チュラサムヤーン)。
三井不動産がアナンダ・ディベロップメント社と合弁でタイで初めて建設した分譲住宅です。
MRTサムヤーン駅から徒歩2分にあり、40階建てで部屋数はなんと1602室もあります。
特徴的な形をしており、とても美しいですね。
出典:https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/1106_01/
1.2三菱地所(株)
進行中も含めて、三菱地所による分譲住宅は15棟です!!
画像はAP社との合弁で2021年完成予定のRHYTHM Ekkamai Estate(リズム・エカマイ・エステート)。
エンポリアムやTerminal21のあるスクンビットエリアに建設されます。
階層構造がとても美しい外観です。
スクムビットエリアによく来られる方は数年後に思わず見とれてしまうかもしれません!!
出典:https://www.mec-r.com/company/business/global.html
1.3阪急阪神不動産(株)
阪急阪神不動産は不動産、沿線づくり、商業施設などを手掛ける地域密着型の企業です。
その歴史はなんと100年以上!!
現在、タイにおける分譲マンション事業は7件。
バンコク以外の地域にも2件の分譲住宅を建設しています
タイではセナ・デベロップメント社と合弁しています。
2019年中に初の分譲住宅であるニッチ・モノ・スクンビット・ベアリングが完成します。
こちらが建設されるサムットプラカン県は海にとても近い場所です。
高階層から眺める景色は絶品でしょうね!!
出典:https://www.hhp.co.jp/services/global/
2. 特徴的な住宅を建設しているデベロッパー
2.1信和不動産(株)
信和不動産は大阪府大阪市に本社を置く不動産デベロッパーです。
タイではウォララック・プロパティー社、日本企業のプレサンスコーポレーション社と合弁しています。
特徴としては、建物の長寿化への取り組みです!!
特殊な技術で、通常の3倍以上である住宅寿命100年を目指しています!
画像は2020年中完成予定のRUNESU Thonglor 5です。
8階建てとタイの分譲住宅では低めですが、代わりに長寿命化を意識した住宅になっています。
日本はやはり高い技術で認知されている国ですのでこうした建築技術があることは大変誇らしく感じますよね
出典:http://www.shinwa-fudousan.co.jp/business/
2.2東急電鉄(株)
東急電鉄は元々鉄道会社ですが、都市開発にも力を入れています。
東急グループのスローガンは「美しい時代へ」です。
質が高く、健康的である、人の心を打つといった指針が込められています。
タイではSansiri PCL社と合弁しています。
画像はスクムビットエリアに2019年中に完成予定の”Taka Haus”です。
バンコクの分譲住宅は煌びやかなものが多いのですが、Taka Housは落ち着きのある外観です。
確かに自然と調和し、居住者が健康的になるような印象を受けます。
都市中枢のスクムビットエリアでは雰囲気の一風変わった建物と言えそうですね!
出典:https://www.taka-haus.jp/
2.3住友林業(株)
住友林業は創業から300年以上、林業に携わってきた歴史があります。
他のデベロッパーに比べて「木を活かす」ことに注力しています。
タイではProperty Perfect PCL社、Sumitomo Forestry Singapore Ltd.社と合弁しています。
2020年完成予定の分譲住宅であるHyde Heritage Thonglorは建物内にふんだんに木を取り入れられています。
トンロー駅から徒歩数分の圏内にできます。44階建てでとても高い建物ですので目につきそうです。
完成した後にはぜひ見に行きたいものですね!!
出典:https://sfc.jp/information/news/2019/2019-04-18-01.html
2.4野村不動産(株)
野村不動産は「あしたを、つなぐ」を理念に掲げ、街の未来をつくることに注力されています。
タイではオリジン・プロパティー社と合弁しています。
画像は2020年完成の”KNIGHTSBRIDGE PRIME Onnut”です。
こちらはアソーク駅から直通5駅のオンヌットに建設されています。
オンヌットは2018年にショッピングモールができ、今後の発展が特に期待されるエリアです。
「バンコクの成長を謳歌できる立地」をキャッチコピーにされていますが、まさにその通りだと感じられますね!!
出典:https://www.nomu.com/pro/thailand/
3. 直近で参画を表明したデベロッパー
3.1 日本エスコン
日本エスコンは「その土地の魅力を最大限に引き出す」、「そこで暮らす人の幸せを思い描く」をコンセプトにしています。
タイではオリジンプロパティー社と合弁しています。
画像は2021年完成の”ナイツブリッジ・スクンビット―テパラック”です。
2019年8月に発表されました。
こちらが建設されるサムットプラカン県は空港や港に近く、2021年にはアソーク駅まで直通でBTSで行けるようになります。
現在はベッドタウンとして注目を集めており、駅まで徒歩1分という高立地はまさに「土地の魅力を引き出す」と言えますね!!
出典:http://bit.ly/2LWTvxd
3.2 霞ヶ関キャピタル(株)
霞ヶ関キャピタルはなんと2011年に設立されたとても新しい会社です。
エネルギー分野の事業で東日本大震災の復興に関わり、設立されました。
会社方針は「成長性のある事業分野」「社会的意義のある事業」を重視しています。
画像のMulberry Grove SukhumvitはMQDC社との合弁で2023年完成予定です。
増加する住宅需要に合わせて、学校や病院などが周辺に位置するエリアに建設されます。
完成まで約4年の期間がありますので要注目ですね!
出典:https://kasumigaseki.co.jp/
3.3 東京建物
東京建物は1896年に、現在の「みずほ銀行」や「損保ジャパン日本興亜」と同じ旧安田財閥の創始者である安田善次郎によって設立された、
日本で最も歴史のある総合不動産会社です。
設立当初より、日本で最初の住宅ローンを開始。不動産の鑑定に関しての歴史も大変古く、明治30年代以降から業務を行っており、昭和40年10月1日に設立された社団法人日本不動産鑑定協会の発起人として参画。
高級賃貸マンションでは「Brillia ist(ブリリア イスト)」シリーズを展開
タイ進出初のプロジェクト(2つ)、特に日本人街(サトーン と スクンビット)に開発される(*東京建物からのプレリリース発表では名前や立地など詳細は発表されていない、後に「Tait12」と「The Estelle」という名称が発表された)物件として2018年4月19日発表・注目されました。東京建物はアジアにおける事業会社であるTokyo Tatemono Asia Pte.Ltd.を通じてRaimon Land Public Company Limited(以下、レイモンランド社)と共同事業協定書を締結し、東京建物の株式比率49%、レイモンランド社51%の合弁開発会社(ジョイントベンチャー)でプロジェクトを進める運びとなりました。
The Estelle Phrom Phong日本人の利便性No1!?東京建物xレイモンランドの超高級物件も残数Unitのみ!
4. 最後に
いかがでしたか??
アジアのコンドミニアムの建設と聞くと、中国企業のことを思い浮かべる方は少なくありません。
しかし、日系企業も特にバンコクでは活躍していることを実感頂ければ幸いです!!
それではまた!!
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