タイ・クラビからシンガポール経由で、日本へ一時帰国してみた【実録】

サワディーカー!LABタイ語学校です。

タイ・クラビから日本へ約3年ぶりに帰国したのが3月末日。3月1日以降のタイから日本入国後、自宅待機期間の変更があり、3回のワクチン接種者は日本の空港のPCRテストで陰性であれば即自由の身になるという、水際対策の緩和がきっかけでした。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

1.バンコク経由ではなく、クラビ〜シンガポール〜関空で帰国

クラビからスクートでシンガポール・チャンギ空港まで、シンガポール航空でシンガポール・チャンギ空港から関空まで、というチケットを取ったのは、3月上旬。理由は、シンガポールの空港に行ってみたかったことと、シンガポールでのトランジットが3時間と短かったこと、そして、一番の理由は安かったことです。ちなみに片道で9,000バーツ。スクートはLCCですが、受託手荷物が25kgまで無料とシンガポール航空と同様の扱いになっていたことも大きな決め手でした。

 

バンコク在住の方はダイレクト便がたくさんあると思いますが、どうもこの時期、ロシアやウクライナからの帰国者がバンコク経由便を使うことが多かったらしく、バンコクから日本への便が相当値上がりしているということで、バンコク在住者でもシンガポール経由で帰った人もいた、と聞きました。

昨晩、クラビ在住の日本人の友人が、タイ航空キャンペーンでクラビ−関空を6,500バーツでゲットしたと教えてくれました。バンコクからであれば、もっと安いのかもしれません。日本へ一の時帰国、だけでなく、訪タイを考えている人にも朗報です。

 

【クラビ〜バンコク〜関空で6,500バーツ!タイ航空キャンペーン】

●販売期間:2020年4月22日まで●対象旅行期間:2020年10月30日まで(https://www.thaiairways.com/ja_JP/book/FlywithThai-FlywithLove.page)


クラビは将来、一大観光地として発展させようとタイ政府が考えているらしく、空港は現在大工事中。仮の小さなカウンターには、10人ほどの欧米人が並んでいました。そういえば、2月にアメリカからクラビにやってきた人に話を聞いたところ、シンガポールでトランジットしてプーケット空港着、ホテルに迎えを依頼し、クラビでサンドボックス(タイ入国後1泊だけSHQホテルに宿泊する措置のこと)を実施したと言っていたのを思い出しました。つまり、シンガポールを経由してそれぞれの国に帰っていく人が多いのかなぁと思いながら、離陸を待ちます。

ひとつ面白かったのは、出国スタンプを押す際、アタシのパスポートを見ながら係員が3人ほど集まり何やらガヤガヤしています。するとそのうちのひとりが「あなたは3年もの間、一度も出国せずにいたようだが、タイ語は話せるのか?」と聞いてきました。ドキドキしながら「チャーン プー パサタイ ニーィット ノイ(私はタイ語をすこーしだけ話せます)」と答えると、ニコッと笑って「OK」と無事出国スタンプを押してもらえました。

上陸後、機内を見渡してみると、ほとんどが空席でした。スクートはLCCなのに、アタシを含め何人かだけ食事が配られました。きっと、その後トランジットしてシンガポール航空に乗る人だけなのでしょう。

 

2.とんでもなく広い、世界のハブ「シンガポール・チャンギ空港」

初めてのシンガポール・チャンギ空港。事前にYouTubeでチャンギ空港のトランジットの方法を予習したところ、トランジット者は専用スペースに入れられて、そこから動けないという話でしたが、結論からいうと何のチェックもなく、自由自在に空港内を移動することができました。驚いたのはその広さ。

まずは、関空までの搭乗口を探そうとすると、この棟ではないからモノレールに乗って移動しろ、と教えられました。「えっ、モノレール!?」本当にありました、空港内に。キョロキョロしているとすかさず案内員がやってきて「どうしましたか?」と尋ねてくれ、搭乗口をていねいに案内してくれました。

大きく明るいアーケードには、ハイブランドや免税店がズラリ。そのほとんどがオープンしていて、案外賑わっていました。このご時世でもキラキラと明るい照明が灯っていて別世界のようでした。ロボットも歩いていたし。

さすが東南アジア屈指のハブ空港といわれるだけあるなあと思いました。思わず寄ってしまったのが、日本のラーメン店「一風堂」。最近オープンしたばかりなのですが、これから日本に帰ればたくさん食べれるというのに、思わずいただいてしまいました。味はまあまあ、といったところかな。

 

3.関空での帰国者チェックが凄まじかった

シンガポールー関空間は、40%くらいの乗機率でした。クラビーシンガポール間より多く、日本人よりもマレーシア人が多く乗っていました。降りるときにわかったことですが、どうやらマレーシアからの留学生の団体がいたようです。

4月現在、外国人観光客の日本入国は受け入れられていませんが、仕事、留学に可能になりました。その影響なのでしょうね。3席、3列のシートにはほとんどひとりしか座っておらず、快適な空の旅でした。

 

【関空到着後の流れ】

(1)検温、検査番号付与、検体採取
搭乗券とパスポートを見せつつ、検温と検査番号をもらい、PCRテストへ、唾液を採取する方法です。早く空港外に出たい一心で、巷でちょっと噂になっていた関空名物!?壁に貼られた梅干やレモンの写真を見ながらがんばります。係員の人に所要時間を尋ねると、40分から1時間といわれました。

(2) 必要書類の確認
タイ出国72間前の陰性証明は、出国前にすでにアプリ「My SOS」にて提出していたので、ここでは確認なし。もうひとつの重要事項、ワクチンを3回接種しているかどうか、の確認だけでした。アタシは3回は3回でも、シノバック(日本未承認)→アストラゼネガ→ファイザーだったので、3回接種と認められず自宅で1週間待機となりました。

(3) アプリ「My SOS」の動作確認
所在確認アプリ「My SOS」の動作確認と説明を受けます。この詳細は次回の記事に書きますが、なかなか手強かったです。

(4) 検査結果 待機
ここで陰性結果が出るまで待ったのは20分ほどでしょうか。ちなみに検体してから、イミグレーションを経て、空港の外に出るまでちょうど1時間。到着時刻の1時間半後でした。

先に成田空港や羽田空港から帰った人のなかには、3時間半かかった、5時間かかった、という人がいましたが、深夜便だったためでしょうか。早く出ることができてラッキーでした。そして、日本帰国翌日、なんと濃厚接触者の知らせが!その詳細については次回の記事で。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの記事でした。

 

LAB thaiko先生のブログ

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