チェンマイ郊外、山の中の古都メーオン(Mae kampong)と景観の美しいモーンチェム(Mon jam)は、タイ人にも大人気の観光地

サワディーカー!LABタイ語学校です。

チェンマイを旅すると、クラビとチェンマイ、それぞれに住むタイ人友人ふたりに告げたところ「ぜひ、行ってみて。とてもいいところよ」と教えてくれたのがメーオン。山あいにある秘密の村のようなところだとか。その帰りに行ったのが、モーンチャム。本当は山間にあるテントに泊まる予定だったのですが、あいにくのお天気で、断念。晴れていれば、サンセットもサンライズもどちらも見られるという360度パノラマの景色が圧巻だとか。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

1.日本を彷彿とさせる、チェンマイ~メーオン間。川のせせらぎの横にあるカフェやオーガニックのコーヒー園に寄り道

チェンマイ市内からクルマで走ること30分くらいでしょうか。メーオンへ行く途中で偶然見つけたのが「パングロム カフェ(Pangrom Civet Caffe)」。グーグル検索してもヒットしなかったので、日本語で初紹介かも!グーグルマップでも検索できず、場所をお知らせできないのがとても残念なのですが、メーオンへの道の途中で、まだ、そんなに山道に入っていない場所です。

京都と滋賀の間を流れる「貴船川」という風情あふれる場所があるのですが、そこを彷彿とさせるような、段々になった川があり、ゆるやかな水の流れる音にとても癒されます。

色とりどりの傘が並んでおり、それがまるで日本の和傘のように見え、思わず「日本みたい」とつぶやいてしまったほど。あまりヒトも多くなく、あまりにも心地よく、1時間ほど休憩してしまいました。

このあたりはオーガニックのコーヒー園も多く、途中、コーヒー豆を買おうと立ち寄りました。「アカバコーヒー」は、海抜1200~1500mの山のなかにあり、一年を通して気温が高くなく、新鮮な水、土、空気によって栽培されています。そんなきれいな土壌だから、有機肥料も豊富だとか。

母娘のふたりで営んでおり、なんだか日本人のような顔をしていらして、流暢な英語を話され、おいしいコーヒーの入れ方などいろいろ教えてもらいました。

少し酸味の強いのがここのコーヒーの特長ですが、オーナーいわく「本当にコーヒーが好きになヒトがお客さまに多い」とか。価格も有名な「ドイチャンコーヒー」の半額、と良心的でした。

【アカバコーヒー(Acaba Coffe)】

 

 

2.古都と自然が凝縮した秘密のような村、メーオン(Mae kampong)

すごい山道を登っていくとメーオンに着きます。メーオンとは昔ながらの村といった感じでしょうか。点在する食堂や小さな寺院、お土産物屋さんなどとても趣があり、タイ人たちは、みんなすごい衣裳をまとって、あちらこちらで撮影大会が行なわれていました。

炭火で焼くガイヤーン(焼き鳥)や野菜は、とてもおいしかったです。

チェンマイ名物「カオソーイ」が大好きなので、お昼時には超満員の食堂で食べました。

車道から徒歩でジャングルのような森を下っていったところにある、滝を間近で眺められるカフェが有名なのですが、超満員。席がなかったので、写真だけ撮って退散しました。

個人的には、先に立ち寄った京都・貴船に似た川沿い「パングロム カフェ」のほうが好きかな。ヒトも少なかったし。今度は、ヒトの少ない平日にゆっくりと行ってみたいです。

【メーオン(Mae Kampong)】

 

 

3.いちご園、祖先がミャンマーの子どもたち。素朴な人々が暮らす、モーンチェム(Mon jam)までの道

アタシはミャンマーへ行ったことがないのですが、チェンマイからモーンチェムへ向かう山間部には、明らかにルーツがミャンマーなんだろうなあ、という人々に出会います。

タイ人とは顔が少し違いますよね。日本人に似ているような気がしてならないのですが。

 

そして、屈託のない笑顔で子どもたちが近寄ってきます。以前、写真を撮ると「お金ちょうだい」と言われたことがあるので、ドキドキしていたのですが、なにかを催促することは一切なく、写真を撮ろうとすると素晴らしい表情を見せてくれます。

立ち寄ったいちご直売所みたいなところでも、あまり、ガツガツとしたところがなく、子どもだけでなく、大人たちも、伸び伸びと暮らしているような印象を持ちました。

アタシが日本人だ、と言うと「以前はたくさん日本人が来たんだけれど、今は全然来ないねえ。日本に帰っちゃったのかなあ」と。

そして、日本のコロナの状況を聞かれて説明すると「アナタはラッキーだったね。タイにいて」と、皆が口を揃えて言います。お土産に買った「ドライイチゴ」。とても美味しかったです。

 

 

4.コスモス、アジサイなどが咲く、美しい山間部、 モーンチェム(Mon jam)

モンチェムは別名「お花畑」とも呼ばれており、山頂にある広い公園内には、色とりどりの花が咲きほこっています。ちょうどアタシが行った11月上旬には、コスモスとアジサイが咲いていました。

コスモスは秋、アジサイは6月、というイメージがあるので、これらが同時に咲いているのは、 日本人にとって不思議ですよね。

こちらも、週末だったためタイ人観光客でいっぱいだったのですが、メーオンとは違い、広大な場所にお花畑が広がっており、いろんな位置から山々が連なる圧倒的に美しい景観も一緒に眺めることができるので、メーオンとモーンチェムどちらがおススメかと聞かれたら、断然、モーチェムをおすすめします。

山頂から見ると、たくさんの建物が並んでいるのが見えます。これはテント。宿泊したヒトに聞くと、どのテントも大概ベッドだけでいっぱいになるような部屋のつくりになっているそうです。

冒頭にも書きましたが、本当はこのテントに泊まる予定だったのですが、天候に恵まれず、ザンネンながら麓のメーリムの町に宿泊しました。テントの中から、サンライズ、サンセットどちらも見ることができるそうで、圧巻だとか。ぜひ、次回はリベンジしたいと思います。

【モーンチェム(Mon jam)】

 

 

5.チェンマイ市内からすぐの場所に自然の宝庫

メーオンとモーンチェム。いずれも、チェンマイ市内からクルマかバイクで1時間もかからないところにあります。二カ所とも、定期バスが運行していますが、自身のタイミングで、好きなところに寄り道したり、食べたいものを食べたりできる、レンタルバイクかレンタカーをおすすめします。

ツアーなどもあるようですが、自由なほうが断然楽しいと思うのですが、いかがでしょうか。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

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Y.Y

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