クラビのライレイビーチへの行き方・地図とお勧めクライミングとリゾートホテル&スパ
クラビにはビーチがたくさんあります。ヒトが少なくゆっくりできるビーチ。木陰があり昼寝ができるビーチ。アクセスのよいビーチ。この「ライレビーチ」は、はっきり言ってアクセスはよくないのですが、景観が素晴らしく、海の透明度も高く、インスタ映えすることから、多くの観光客がやってきます。クラビは、クライミングのメッカとしても有名で、この「ライレイビーチ」では、クライマーの勇姿を見ることもできます。
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿
1.ボートでしか行けない「ライレイビーチ」の行き方
1-1 アオナンビーチからの行き方
「アオナンビーチ」のいちばん賑やかな場所にあるボートチケット売り場で「Railay」行きのチケットを購入しましょう。片道のみ(100B)を買うのがポイントです。なぜなら帰りは帰りで、ライレイの各ビーチからボートが出ているためです。
「アオナン、アオナン」とボートマンに呼びかけられて、何人か集まるまで待ってから乗船という場合もありますが、それはそれでいろんな出会いがあり、楽しいものです。乗船時間は約15分。ビーチから直接乗り、ビーチへ降りるというなかなかワイルドな乗船方法ですが、これもクラビ満喫の醍醐味のひとつ。ビーチサンダルと短パンで出かけましょう。間違って足首まであるジーンズを履いていくと、とんでもないことになってしまうのでご注意ください。
1-2 クラビ川からの行き方
クラビタウンに滞在しているヒトは、ホテルまでの送迎付で、クラビ川からボートに乗ってライレイのビーチまでボートで行くことができます。こちらは所要時間約45分。片道150B。
こちらでアクセスした場合、 行きのクラビ川では足もとが水につかることなく出発することができ、ライレイで降りるときも桟橋に着きます。これはこれでなかなか快適。こちらはツアーの一種となっていますので、ホテルのデスクや各ツアー会社に問い合わせてみてください。
2.ビーチサイドでレストラン&マッサージ。「ライレイビーチ」おすすめリゾートホテル
2-1 ライレイといえば、クラビナンバーワンホテル「ラヤヴァディー」
海洋国立公園内、ライレイウエストビーチ沿いにある「ラヤヴァディー」は、その客室がすべて独立したパビリオンになっており、丸くキュートなそのフォルムは、自然と寄り添い、一体となって、広い敷地内に点在しています。「ラヤヴァディー」の特筆すべき点は、環境保護活動に力を入れていること。20年以上も前、1本の木も切ることなく建設されたとか。
くねくねと曲がりくねった小径に、ポツン、ポツンとパビリオンがあるのはそのためなのでしょう。ここのビーチサイドにあるレストランもとても素晴らしく人気です。地形を生かして、まるで洞窟のなかにあるようなつくりのレストランで味わうタイ料理は絶品。夕陽を眺めながら1杯のカクテルだけでも至福の瞬間を味わうことができます。ゴージャスなスパやマッサージも体験できます。
【 ラヤヴァディーの地図】
掲載写真は( https://www.rayavadee.com/ja/ )から。このサイトのデザインセンス、写真も抜群で、見ているだけでラヤヴァディー気分を堪能できます。
2-1 サンライズを味わうならイーストライレイビーチの「ブガータニ リゾート&スパ」
こちらのホテルは4ツ星ながら、そのスタッフのフレンドリーでかつプロらしい仕事ぶりには高く評価されています。古さは否めないものの、広い客室とバスルーム、部屋からの眺めの良さにも定評あり。どこに行くにも便利なロケーションにあるため、ここを定宿にしているヒトも多いようです。
ビーチにテーブルを置いてあるレストランでいただく食事は、その味だけでなくロケーションも最高で、新婚旅行などで利用されるヒトも多いのがうなづけます。また、ホテル名にもあるようにスパに力を入れているようで、申し出ればビーチでのマッサージも可能だとか。ぜひ問い合わせてみてください。
【 ブガータニ リゾート&スパの地図】
3.ライレイの魅力は「プラナンビーチ」にある洞窟とクライミング
多くの人がアオナンビーチからボートに乗りライレビーチに到着。そして奇岩やお猿さんを見ながら、雰囲気のある小径を通り抜け、スコーンと目の前に広がる海「プラナンビーチ」へと向かいます。そのビーチが広がるすぐ際に、ひときわ人がたくさん集まっている洞窟があります。
そこが「プリンセスケイブ」。直訳すると「姫の洞窟」ですが、ここにはあるシンボルが祀られています。それは、行かれた方だけのお楽しみということで、なかなか迫力があり、話題性もあります。その横には海面からそそりたつ岩があり、クライマーたちが淡々と黙々と崖を登っています。この「プラナンビーチ」の先には、岸壁の中にさらに洞窟があります。
こちらは、知っている人やガイドが同伴しないと位置情報も難しいものがありますが「プラナンビーチ」の入り口にある「プリンセスケイブ」は平坦で行けて、ニヤっと笑える洞窟スポットなので、一見の価値、というか、一度は見ておくべき洞窟です。
4.ライレイビーチでは、カヤック遊び、マッサージを体験しよう
ライレイビーチで何軒か、レンタルカヤックができる看板を見かけたことがあります。アタシは体験したことがありませんが、パラセーリングやジェットスキーなどの海のアクテヴィティーが禁止されているクラビのビーチでは、貴重な海遊びのひとつです。
ライレイビーチは比較的波が穏やかなので、初心者でも楽しめること間違いなし。あちらこちらでマッサージの看板も出ていますので、こちらもぜひ。ただし、クラビのマッサージはバンコクなどと違って少々お高め。1時間300Bは観光地価格ではなく、クラビタウンでも同じ価格です。でも、波の音を聞きながらのマッサージは、至極でおすすめです。
5.クラビを訪れたら、一度は行きたい「ライレイビーチ」
島ではないのだけれども、険しい崖が入り組んでいるため、陸地のアクセスはできず、ボートのみでしか訪れることができない「ライレイビーチ」。しかし、クラビを語る上ではずすことのできない、石灰岩でできた、そそりたつ崖や壁は圧巻です。今まで体感したことのないビーチの素晴らしさを味わっていただきたいものです。
【ライレイビーチの地図】
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。