知る人ぞ知る「チェンマイホリスティック」でシンギングボウル体験

サワディーカー!LABタイ語学校です。

「シンギングボウル」は、10数個の「チベタンシンギングボウル」を奏でることで、心身のリラックスや脳を活性化。その音色は細胞レベルにまで届くといわれています。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

1.「ホリスティック」とは

ホリスティックという言葉は、ギリシャ語で「全体」を意味する哲学用語です。ありのまま全体を見つめ、限界や欠如も含めて尊重する姿勢が「ホリスティック」とされており、これは一種の医学、として定義されています。そこから派生した言葉として、癒し(heal)、健康(health)、聖なる(holy)などがあります。これはジャン・クリスチャン・スマッツという思想家が1926年に発表した「ホーリズムと進化(Holism and Evolution)」という本の中で、初めて使った造語として発表され、その後、進化していきました。

「ホリスティック」の定義としては「身体、精神、環境がほどよく調和し、体全体的を最良の状態にととのえること」とされています。これは、東洋の精神、医療に関する考え方と結びつけられていルものです。むつかしいものでも、ややこしいものでもなく、自分自身の心と体を中心に考え、心地良い状態、自分自身に合った環境の中で、生きていくことがベストなんじゃない?その状態にととのえていこうよ!という解釈をしています。

 

 

2.「ホリスティック」のプログラムの一種「ンシンギングボウル」とは

体全体の調子をととのえる「ホリスティック」の思考を具体的に構築する方法として、瞑想やヨガなどがあります。ただ、「シンシンギングボウル」という言葉、プログラムは、日本人にはあまりなじみがないと思います。

ンギングボウルとは、「シンギング」=歌う・音を出す、「ボウル」=器のこと。
スティックを用いて縁を叩いたりこすったりすることで、独特の癒しの音色を奏でます。「シンギングボウル」のなかでも、「チベタンシンギングボウル」は、波動と浄化、倍音(基本の倍の周波数をもつ音)を持つといわれており、心身のリラックスや脳の活性化、自律神経を安定させる、肉体的な痛みや不調にも効果が期待できるなど、その音色は細胞レベルにまで届くといわれています。

今回はこの「チベットシンギングボウル」を体験したのですが、以前に「クリスタルシンギングボウル」での、癒しを体験したことがあります。その音色を言葉で表現することはむつかしいのですが、「チベットシンギングボウル」は地面から響くような低音で、「クリスタルシンギングボウル」は、ツーンとつんざくような高音だった記憶があります。

今回の体験のあと、「チェンマイホリスティック」のオーナーであり、インストラクターでもあるALI氏に聞いてみたところ、「チベットシンギングボウル」は、体全体を包み込むように癒すもので「クリスタルシンギングボウル」は、例えば肩や腰など、痛むところに直接ピンポイントで届く違いがあると教えてもらいました。いずれのシンギングボウルが奏でる音、倍音とは基本的な音の周波数の複数倍の周波数、振動を伴っており、その音色の心地良さに、ヒーリング=癒し効果があるとされています。

 

 

3.「チベットシンギングボウル」を体験してみて

具体的には、1時間近く10数個の「チベタンシンギングボウル」を、インストラクターが奏でていくというスタイルです。受講する私たちはそこに寝転がるだけです。音を出す前にとてもやさしい声で「とにかくリラックスして」といわれます。深呼吸を数回し終えた頃、さまざまなリズム、音階、音色が奏でられ、その時間はなんともいえないくつろぎの時間で、あっとういう間に時が過ぎていきました。

受講後に感想を聞かれていろいろディスカッションをします。私の場合、開始後すぐに黒い細長い影のようなものがスッと去っていく、という感覚を二度味わいました。「それは恐怖に感じましたか」と聞かれましたが、怖いという印象はなく、でもはっきりと認識したので(もちろん目はつぶっています)これは何なのだろう、あとで聞こう、と思った記憶があります。と答えると「よくないものが出ていったのだと思います」といわれました。

アタシが日本人だというと、オーナーであるALI氏は検索して、日本の仏壇にある鐘「りん」の写真を見せてくれ、この音色も素晴らしいと語ってくれました。「チェンマイホリスティック」で、奏でられた「チベタンシンギングボウル」は、大きな「りん」と言ったところでしょうか。祖父母の周年忌などでお寺を訪ねた時、大きな「りん」を鳴らしながら、お坊様がお経を唱えたことを思い出しました。日本人のアタシにとって、親近感があり、懐かしく癒されたのは「りん」という存在が身近だったからなのかもしれませんね。

 

 

4.イギリス人Ali氏が、チェンマイにホリスティックサロンを開いたきっかけ

体験とディスカッションが終わり、インストラクターのAliさんにお話をうかがってみました。

ーーー「シンギングボウル」に出会ったきっかけは?

「17歳の時にイギリスを出て、世界を放浪していたんだ。といっても、東南アジアがほとんど。なぜか東洋の文化に惹かれてね。悪いこともいっぱいしてきたんだよ。で、ある時バリ島からチェンマイに来たときに『シンギングボウル』に出会い、僕の意識が180度変わったんだ。そして、これをみんなに届けたいと思ったのが、サロンを開いたきっかけ。ちょうど10年前のことだよ」

ーーーなぜ、チェンマイだったのでしょうか?

「それは、僕にもわからない。ただ、山や川、緑がたっぷりあり、自然のパワーを感じるんだ。『ホリスティック』には環境も大切だから、だったのかもしれないね。僕はタイでチェンマイ以外に住んだことがないんだよ。チェンマイに多くの外国人が集まるのも、きっと目に見えないパワーに導かれているんだと思うよ」

 

 

5.チェンマイには「ホリスティック」があふれている

正直、音を奏で、寝転がっているだけで何か変化が起きるのか、という不安があったのですが、完全にいい意味で思いとは裏腹の体験でした。実は体がバキバキだったために、このあとタイマッサージに出かけようと友人と言っていたのですが、必要なくなりました。完全に体の不調が消たようのです。とても不思議なのですが。タイといえばマッサージですが、時にはホリスティック体験、おすすめです。

【CHIANG MAI HLISTIC(チェンマイホリスティック】

「シンギングボウル」以外に「クリスタルボウル」やヨガなどのプログラムもあります。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

 

LAB thaiko先生のブログ

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