タイの歴史についてザックリ紹介!〜5大王朝〜

サワディーカー!LABタイ語学校です。

今回は、タイの5大王朝をザックリご紹介します
今はコロナでタイに行けない人も、タイに住んでいるけれど実はその歴史をよく知らないという人も、タイの歴史を知ればもっとタイが好きになるはずです。それでは早速ご紹介します!

 

 

 

タイ5大王朝の名称

タイの5大王朝は以下の5つです。

  • スコータイ王朝
  • ラーンナー王朝
  • アユタヤ王朝
  • トンブリー王朝
  • チャクリー王朝

5つあると言っても、上から順番に王朝が代わった訳ではありません。タイの王朝は同時期に存在したものもありますので、そこは注意しながら読んでみてくださいね(^^)

 

1. スコータイ王朝(12〜15世紀)

こちらの王朝は、歴史の授業で耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?スコータイ王朝は、タイ人が設立した最初の国家とされています。メナム川中流域で発祥しました。

 

<建国から衰退まで>
1.
衰退し始めたクメール帝国を追いやり「バーンクラーンハオ」が設立。
2. 3代目大王ラームカムヘーンの時代に最盛期を迎え、最初のタイ文字を定めたり、中国との貿易を始める。
3. 後に紹介するアユタヤ王朝の勢力が強まったこと、王位継承者がいなくなってしまったことからスコータイ王朝は衰退。

 

<スコータイ王朝に興味を持ったそんなあなたに>
スコータイ王朝の遺跡を見たい方は、「スコータイ歴史公園」訪れてみてください!スコータイ王朝時代の大小200以上の遺跡を見ることができ、スコータイが栄えていたことを身を以て感じることができるでしょう。
この遺跡群は、1991年にユネスコ世界遺産に登録されているんですよ(^^)

 

2. ラーンナー王朝(1292〜1775年)

ラーンナー王朝は今のタイの北部(チェンマイ)で建国された王朝です。ただ、この王朝はアユタヤ王朝の支配下にあったとされているため、5大王朝とするかは未だに議論されているそうです。

 

<建国から衰退まで>
1.
タイのルー族の君主「マンラーイ」が建国。
2. マンラーイは君主に即位するや否や、すぐに領土を南の方へ拡大。
3. 戦いによって兵士を失ったり、水害で人口が減少したりで国力が下がっていき最終的にはビルマに占領される。

 

<ラーンナー王朝に興味を持ったそんなあなたに>
ラーンナー王朝をもっと知りたいという方は「ワット・プラシン」に訪れて見てくださいね!こちらの寺院ではランナー王朝時代の人々の暮らしが壁画に描かれているそうです。

3. アユタヤ王朝(1350〜1767年)

アユタヤ王朝はチャオプラヤ川下流の地域を中心に「ウートーン」によって建国された王朝です。

 

<建国から衰退まで>
1. 「ウートーン」
が建国し、スコータイ王朝を吸収して勢力を増す。
2. ビルマの攻撃により一度陥落するも、「ナレースワン」によるアユタヤ王朝の要所の奪還に成功し、世界各国との交流が盛んになる。
3. またもやビルマに占領されて、アユタヤ王朝は滅亡する。

 

<アユタヤ王朝に興味を持ったそんなあなたに>
アユタヤ王朝の遺跡はたくさんありますが、その中でも有名なのが「ワット・マハタート」です。こちらは14世紀に設立された寺院の廃墟で、仏頭が木の根っこで覆われているんです!何も知らずに見ると驚いてしまいますが、木の根が絡むほど昔にアユタヤ王朝が栄えていたことを考えると感慨深く感じます。

 

4. トンブリー王朝(1767〜1782年)

トンブリー王朝はバンコクとチャオプラヤー川を挟んだ対岸に築かれました。この王朝はタークシンの1代だけで終わってしまい、15年という短い命の王朝でした

 

<建国から衰退まで>
1.「タークシン」
が華僑(中国人およびその子孫)の支援を受けながら建国
2. タークシンはビルマ勢力を排除したり、カンボジアに侵攻したりと戦いを次々と起こす。
3. それに不満を持った国民のクーデターにより追い詰められて処刑される。

 

<トンブリー王朝に興味を持ったそんなあなたに>
王朝が短命だったこともあり、トンブリー王朝の遺跡はあまり存在しませんが、トンブリー地区のロータリーにはタークシンの銅像が設置されていますよ!

5. チャクリー王朝(1782年〜現在)

チャクリー王朝は現在も続く王朝です。チャクリー王朝の大王はタイの発展に貢献しており、国民からとても愛されています。

 

<建国から現在まで>
1. 
トンブリー王朝君主の「タークシン」を処刑して「チャオプラヤーチャクリー(ラーマ1世)」が建国する。
2. チュラロンコン大王(ラーマ5世)はラーマ4世の時代から行われていた「チャクリー改革」を推し進め、欧米に比べて遅れていたタイの制度を次々と改革。
3. ラーマ10世が君主となる。(2022年2月1日現在)

 

<チャクリー王朝に興味を持ったそんなあなたに>
チュラロンコン大王(ラーマ5世)はタイの近代化に大きく貢献したため、彼の功績を称えるための式典が毎年10月23日に行われるそうです。式典に出席することは難しくとも、テレビなどで動画を見てみてはいかがでしょうか?

最後に

いかがでしたか?今回はタイを知るはじめの1歩として簡単にご紹介させていただきました!タイの歴史を少し知っているだけでも、観光地に行った時の感動はより深くなるものです。

タイについての知識をたくさんつけて、タイでの旅行・生活を楽しみましょう(^^)

 

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。