タイ交通レポート!バンコクの交通事情をリアルに語る
サワディーカップ!どうもLABタイ語学校です!
今回は私が見たタイの交通状況とデータをもとにタイの交通事情をお伝えしていきます。
バンコクに来てからまだ日は浅いですが、タイの交通事情で驚く事が多々ありましたので共有したいと思います。
タイは日本と同じ左側通行でそれだけ聞くと、アメリカ等他の右側通行を採用している国で運転するのを比べると容易な気がします。
人によっては、運転は簡単かもしれませんが、残念ながら事故に会うのも簡単といえるでしょう。
そしてこの記事は一部注意喚起でもあります。日本では当たり前なルールや譲り合いの精神・価値観なんてものは通用しないと考えるくらいが丁度いいです。
それでは実態を見ていきましょう!
▶この記事はこんな方にオススメ!
・タイで運転される方
・タイの交通事情に興味ある方
データで見るタイの交通事情
端的に言ってしまえば、タイの交通事情は良いものとは言えません。2015年に交通事故死亡率(10万人あたりの交通事故死亡者は36.2人)で世界2位を取ってしまったこともあります。詳細はこちら
WHO(世界保健機関)によるレポート
最近までは新型コロナによる影響もあってか、タイの交通事故死亡者は減少傾向にあったようですが、WHOの報告(2027年までのタイの道路交通事故死亡者数と目標)によれば現在のペースで交通事故死亡者が増えると以前の指数に逆戻りする可能性が出ているとのことです。
そして悲しいことに、被害者の75%がバイクに乗っている若者(15歳〜29歳)とも報告されています。
主な原因は、
- ノーヘルバイク運転者
- 飲酒運転
- スピード違反
の3つと推測されています。
またヘルメットをすれば年間 6,984 人の死亡を防ぐことができ、飲酒運転が無くなれば、年間 5,529 人の死亡を防げるとWHOが推定しています。
そしてこの2つの項目が事故全体の原因の6割を占めているのです。
もちろんタイ政府も法整備や渋滞する方向の道路を増やすといった形で対策はしています。
実際にバンコク市内で検問ほどではないですが、警察の方々が張り込んでいる所を見た事があります。
大通りに行くと、車道脇にに4,5台のパトカーが止まっていました。
また車道の中央に炎天下の中、立っている警察官もいらっしゃいました。
タイ政府の目標としては、2027年までに交通事故死亡者を10万人当たり12人未満に減らすとしています。
ぜひ4年後には実現している事を願います。それでは次に私の目で見たタイの現状をお伝えします。
私が見たタイの交通状況
最初に
私が撮影した写真には他の方がハッキリと写っています。個人情報保護・肖像権の観点から一部独自で編集しております。
明らかに車道上で撮った写真がありますが、私は一切運転しておりません。
またタイ政府の意向とは異なる現状を御覧になると思います。
予めご了承ください。
私が見たタイの交通状況
大量のバイク?
見てくださいこのバイクの数。スクンビット駅の近くです。この光景は不良アニメでしか見たことないです(笑)。
バンコクに到着して早々にこれを目撃しました。なんか1人逸脱者がいます。
停止線を超えて停止する人。皆さんは国に関係なく停止線の前で停止するようにしてください。
ちなみに信号が緑になると、我先にと多くのバイクが競争を始めるが如く走ります。この国では日常なのでしょうか。
日本も同様ですが、このようにバイクが前方に集まるにはすり抜けが必須です。
先日Grabでバイタク(バイクタクシー)を利用したのですが、客を乗せようが関係なく無理なすり抜けや追い越しをしました。
渋滞のワンシーン
ゴールデンウイーク最終日の高速ですか?
このようにバンコクでは渋滞が当たり前です。バンコクは都会ですので。
写真を見るとある意味すり抜けは仕方ないと考える人の意見も理解できます。
私も日本でバイクに乗りますので。ただ無理なすり抜けはやめていただきたいです。
ノーヘル走行
あれだけタイ政府やWHOが公表・対策しているにも関わらず、ノーヘル走行が横行しているのが現状です。
タイ通の記事を引用すると「ヘルメットを着用していないバイクの運転手には罰金500バーツ、後部座席の人には1000バーツの罰金となっているそうだ。」
つまりノーヘルOkayではないです。ちなみにバイタク利用時に私はノーヘルかつ警察官の目の前を通ったりしましたが、何も指摘されなかったです。
残念ながらこの国の交通機動隊は日本ほど機能しているとは言えません。
では一体彼らは何を取り締まっているのか疑問ですね。バイタクの運転手さんは無免許や飲酒運転だろうと仰っていましたが、捕まる・職務質問されるまで真実はわかりません。
荷台に人が!
日本でも運転されている方なら見たことあるのではないでしょうか。
日本の道路交通法第55条で荷物の看守のため最小限の人を乗せることは可能です。この写真は見えづらいですが、実は3人が荷台に乗っています。
ちなみに荷物も積載されていなかったです。ただ3人が荷台に乗っているだけでした。
こちらの記事によると2017年から厳格化しており荷台に人を乗せるのはNGとのこと。
私は2023年現在バンコクにいて、例の法律が厳格化してから5年ほど経ちますが、日常的に見ます。
ナンバー無車両発見!
これは明らかにアウトでしょ。日本でやれば直ぐに通報&SNSに晒されますよね。
さらに後部に座っている人はノーヘル。しかし周りを見ても皆普通に素通りしていました。
どうやら別に特別な事ではないようです。正直なところバンコクの大通りを歩く・Grabを使っているとよく見かけます。
最早、私が細かい男なのでしょうか?
この章の冒頭で見せた写真の中にナンバー無しバイクが数台いても不思議ではありません。
基本赤信号時左折OK
アメリカに行ったことがある人ならそれの逆方向バージョンと考えるとイメージが付きやすいと思います。
タイでは左側通行のため赤信号時は左折が可能となっています。一部禁止標識等による例外があります。
日本ではこの標識の場所のみ可能で、それも数が少ないため違和感があると思います。
横乗りスタイル?
少々見えづらいですが、左車線の車が3台連続で停車している横を走っているバイクです。
これは漫画GTOでしか見たことがないです。日本ではどうやら2000年以前のバイクのコマーシャルで後ろに乗る女性がこの乗り方で放送されていたと聞いたことがあります。
ちなみに日本ではこの横乗りスタイルは安全運転義務違反です。しかし、タイではこの横乗りをしている女性を多く見かけます。
調べても法的に明記された情報が出てこないです。こちらの記事にはパンツが見えてしまう方がマズイ的なことが書かれています。
とは言え、安全ではありませんので適切な恰好と跨るスタイルで乗るようにしましょう。
自転車二人乗り
自転車自体バンコクではあまり見ないです。
日本ではアウトですが、この国では制限がされていないようです。
以上の事例が実際に見たタイの交通事情です。
まとめ・注意喚起
ここではデータと事例を踏まえたうえで、私たちが取れる対策をお伝えしていきます。
運転される方
- 日本での運転以上の安全運転を心がけてください。
- 中でも交通状況の把握はマスト。
バイクに乗られる・バイタクを利用される方
- 適切な恰好をし、横乗りをしない
- ヘルメットを着用
- 渋滞時間は可能であれば電車に乗る
その他トラブル回避
- ナンバー無し車両に乗らない
- 荷台には乗らないようにしてください。
さいごに
いかがでしたか?今回はタイの交通事情をデータと実体験の2つからお伝えしました。
今回のトピックで触れていないタイの交通事情もまだ多くあると思います。
ぜひご自身の目で確かめてみてください。
そして交通事故に気を付けて、有意義なタイライフを送ってくださいね!
それではそれではコープクン・クラップ!またお会いしましょう!