【実話】タイに住むために必要なVISA(ビザ)の話

サワディーカー!LABタイ語学校です。

駐在員や会社経営者などは、ビジネスビザ、ワークパーミットを取得しているため、不安はないと思います。が「とりあえずタイに住みたい」と考える人にとってビザはとても大事。そんな人のためにアタシが実践しているビザ取得の実体験を披露したいと思います。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

1.ノービザで入国して1年間有効なED(Education)ビザを取得

2019年8月1日、日本のすべてを引き払い、以前からの念願でもあったタイで暮らすべくクラビへやってきました。ビザについてはタイに行ってから考えよう、いざとなればビザランをしようと考えていました。もちろん、コロナが起こるなんてことは知る由もありませんでしたので。それでも少しでも有効なビザがあったほうがいいと考え、目黒にあるタイ大使館まで出かけ、2ヵ月間有効の観光ビザを取りに行きましたが、結果的には取得できませんでした。

あとから調べると、東京のタイ大使館は当時、とても厳しいと有名らしく、ネットから申請予約、すべての書類を揃えて行ったにもかかわらず、却下されました。そのとき、同じように観光ビザを申請しに来ていていた中高年の夫婦が「なぜ、タイでロングステイするのか?」とタイ人の大使館員に問われ「今まで必死に働いてきたので、タイで長期間ゆったりと、自然を満喫しながらのんびりしたい」と答えたのに対し「別に日本で過ごせばいいじゃない?」と大使館員に言われていたのを見聞きしてビックリ。すごすごと帰る様子を目の当たりにしていたので、さらに何種類かの書類を揃えて出直して来い!と言われましたが、日本でビザを取るのはあきらめて、とりあえずノービザでタイへ入国しようと想い、決行しました。

日本人はノービザでタイへ入国した場合1カ月滞在でき、一度だけ更新が可能。さらに1カ月延長できます。(現在はcovid19の影響で少し長くなっているようです)この1回だけ有効なノービザの延長は、滞在先のイミグレーションに出かけて、1900バーツ支払えば、なんなく行なえます。この延長の後、アオナンにあるタイ語学校を知り、そこで1年間のED(Education)ビザを取得することになります。

すべて正直に話してしまうと、そのタイ語学校の授業料は1年間で30,000バーツ、さらに一度タイを出国して、南部クラビに近い隣国のマレーシアのタイ大使館へおもむき、EDビザを取得することができるけれども、15,000バーツイミグレーションに支払えば、タイを出国することなく、クラビのイミグレーションでEDビザを取得できると、学校の経営者に言われました。いわゆる、癒着によるソデノシタ、ということですね。

さらには、90日リポートに匹敵する日にイミグレーションに行き、その都度2,000バーツ支払いました。学校側も同じ金額2,000バーツを支払って、合計4,000バーツを3ヵ月に一度、イミグレーションに支払っていました。それが、正しいのか、正しくないのかわからないけれども、その方法しか知らなかったアタシは、とりあえず、1年間有効なEDビザを取得し、この1年間の間に、身のふりかたを考えようと思っていました。万が一、いい策が思いつかなければ、一度、近隣諸国に出国し、再度、EDビザを取得してさらに一年間考えればいいや、これは4.5年は使えるらしいし、と気軽に考えていました。これが、2019年9月のこと。そして、2020年初頭、コロナが世界を席巻します。

 

 

2.ED(Education)ビザからボランティアビザ or リタイヤメントビザへ切り替え

EDビザを取得して1年後の更新は、2020年の9月。当時、ロックダウンによって閉鎖されていたタイ語学学校がようやく復活し、学友と再会した頃、ビザの更新問題に皆頭を悩ませていました。なぜなら、EDビザからEDビザへの更新は、タイ以外の外国にあるタイ大使館にて申請するしかなく、当時は原則、タイ国内には外国人は入国できない状態でしたから。そこで、ひと足早く、バンコクにあるビザエージェントを利用して、EDビザからボランティアビザに切り替えたという人に話を聞きました。ボランティアビザというのも、本来、一度出国しなければ取得できないビザなのですが、お金さえ支払えば、なんなく取得できるとのこと。リタイヤメントビザも同様で、タイの銀行に80万バーツの残高証明と保険加入が義務づけられていますが、いずれも必要なく、なんなく取得できます。

もちろん、最初にビザを得るときには「本当に大丈夫なのだろうか?」と、とても不安になりました。あれこれ思い悩みましたが、学校内にすでにビザエージェントを利用してビザを取得した人がいたことが、後押しとなり、結果的に教えてもらったビザエージェントを利用してビザを取得しました。その先駆者がたまたま日本人だったこともあり、こちらの心配な点を細かく聞くことができたことも幸いしました。なぜなら、そのビザエージェントはタイ人と外国人が共同で経営しているようで、英語でのやりとりのみだからです。

ここで、ここまで詳細について書こうと思ったのは、日本を出国する前に、ビザについていろいろと調べたのですが、ここで紹介しているビザの取得方法は、ネット上でどこを探しても書かれていませんでした。日本人の経営するビザ取得会社は数社ありましたが、とにかくバンコクにあるオフィスまで出かけなければ、料金についての問い合わせすらさせてくれない、地方在住は不可能、などあまり親切ではないイメージだったため、利用しようという気になりませんでした。あくまでも個人的感想ですが。

 

 

3.タイのあらゆるビザ取得ができる、信頼できるビザエージェント紹介

具体的にどのビザエージェントとどんなやりとりをしたか、ご紹介します。

【Thai Visa Center】

https://thaivisacentre.com/

・ビザエージェントはたくさんありますが、ここが一番料金がリーズナブルでした。
・FBのページを見ると、顧客がたくさんおり、経験豊富さが感じられました。
・スピード感がプロの仕事を感じさせてくれました。

【ビザを取得するまでの流れ】

1.サイトにアクセスし、ラインで繋がる<当方から>

2.どのビザを取得したいか、料金について、質問などを送付。アタシの場合、リタイヤメントビザだったため、80万バーツの預金がないけれども大丈夫か伝える<当方から>

3.すぐに返信があり、氏名、電話番号、メールアドレス、パスポートの写メを送るようにというメッセージがくる <先方から>

4.言われたままに、言われたものを送る <当方から>

5.コンファームされたと連絡があり、質問事項の回答がなされる。ちなみに80万バーツの預金は不要でした。※料金についてはあとでまとめて記載 <先方から>

6.ビザの取得をオーダーする <当方から>

7.パスポート本体と写真4枚を指定住所にまで送付するように言われる<先方から>

8.パスポートと写真を郵便局のEMS(速達)で送る 。この際、写メを撮り先方にメッセージ<当方から>

9.送付の翌日に届いたとメッセージがくる。送金するように指示が来る。<先方から>

10.送金。送金証明を先方に送る<当方から>
※タイの銀行口座がないと送金できないようですが、もしなければなにか方法はあるはず

11.入金確認と同時に写真入のスケジュール管理表みたいなものが届く <先方から>

 

<約1週間後>

12.ビザを取得した、即日、Kerryにて発送すると連絡がくる <先方から>
※写真付きなので安心しました

 

<2日後>

13.無事、ビザが更新されたパスポートが戻ってくる

 

【ポイント】

・やりとりの返信がとても早く安心。忙しくてすぐに返信できない時はその旨を伝えてくれます。

・パスポート本体を送るので、この期間とても不安になるのですが、1週間でパスポートを戻せる、という言葉通りのスケジュールでした。ラインで送られていたスケジュール管理表みたいなものも安心できるひとつの要因でした。

・パスポートを送っている間、手元にパスポートがないので、重要なすべてのページの写真を撮っておくようにしましょう。アタシは念のため写真に加えてコピーもしておきました。

・90日リポートも500バーツ支払えば代行してくれるとのこですが、アタシは自分で行ないました。もちろん何も言われることはありませんでした。つまり、このビザはタイ政府発行の正式なビザだということになります。

・最初のコンファームがすめば、何でも、敏速に質問に答えてくれます。どのビザがいいのか、不安なことなど、まずはどんどん質問しましょう。時期的には、前のビザが切れる1カ月くらい前から準備を始めるといいと思います。2年目以降は、Thai Visa Center側から時期を知らせてくれます。

 

【料金】

・ボランティアビザ(50歳以下、1年間有効)42,000バーツ

・リタイヤメントビザ(50歳以上、1年間有効)初年度30,000バーツ。2年目以降14,000バーツ

※現在、多少、料金は変動しているかもしれません。が、アタシと友人はこの料金でした。

 

 

4.これからタイで暮らしたいと考えている人へ

ここで紹介した記事はすべて実録です。アタシが実際にタイにやってきてから知り得た方法です。他にもいい方法はあるのかもしれません。仮にすべての条件をクリアし、書類を作り、自力でビザを取得している人がほとんどですが、イミグレーションの担当者によっては、当たり外れがあるようで、何度も何度も書類を提出しなければならないようです。その時間と労力を考えれば、支払える金額なのであれば、ビザエージェントに頼むのもひとつの方法だと思います。参考になればうれしいです。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

<日本からバンコクへ(コロナ)>の関連記事

クラビでコロナ陽性が判明したら、アオナンの高級リゾートホテルが隔離病棟だった【体験者にインタビュー】

 

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。