【タイのSNS事情】スマホが普及したタイ人のライフスタイルに迫る
バンコクでは、電車の中やレストランはもちろん、仕事中の店員さんさえもスマホをいじっているタイ人を度々目にします。
急成長を遂げたタイ経済にあいまって、タイのスマホ普及率もここ2~3年で大幅に上昇しました。
タイのスマホ普及率と利用時間に関してはすでに日本を上回っていて、そこには独特の文化があります。
今回の記事では【タイのSNS事情】と題し、タイ人がどのようにスマホを使っているのかをまとめました。
Source:WeAreSocial Annual Report2018
タイのSNS利用率など、関連統計
現在のタイは(タイの人口約6,900万人のうち)
・ネット普及率82%「△24%増」
・スマホ普及率71%
・平均スマホ利用時間9.5時間/1日
このような状況です。
全人口を対象にしているので、一部の農村地域などを除いてほとんどの地域でネットが利用されていることがわかります。また、スマホ利用率も高く、バンコクでスマホを持っていないタイ人はほとんどいない、と言えるでしょう。
また、特記すべきは普及率の上昇スピード。ネット普及率の24%増は驚異的であり、日本の普及率93%あたりまですぐに近づいてくると予想されています。
※ちなみに、スマホはAndroid利用者が約80%です。
日本ではトップシェアを獲得しているiPhoneですが、タイではあまりメジャーではありません。タイ人でiPhoneを持っている人は比較的所得が高い層か、タイ人特有の見栄で購入する人なのではないでしょうか。
以上のように、タイでは高いネット普及率とスマホユーザーを抱えているので、ネットサービス、スマホアプリ等のサービスも発達しています。
ここからは、タイの各種SNSの利用状況と、特に人気の高いネット系サービスを紹介します。
タイにおける各SNSの利用者数とその使い方
ここでは、各SNSの利用者数(2018年)を踏まえた、タイ人と各SNSの関係性に迫ります。詳しく知りたい方は、こちらの記事の内容を踏まえ、知人などに質問してみるとより効果的だと思います。
タイ人と【facebook】
◆facebook 5,000万人(全人口の74%) △4%
友人の近況チャック+messengerのために利用している人が多い。
毎日数回欠かさずチェックしている人が多いように思います。
タイ人と【Instagram】
◆Instagram 1,360万人△24%
芸能人、インフルエンサーの情報を得るために利用している人が多い。
若者は、自撮りやインスタ映えスポット写真を撮影するのが好きですが、投稿に関してはFacebookで行う人の方が多いです。
インスタ特有の利用方法としては、(信頼している個人や店舗の)化粧品などを購入する使い方があります。
個人や、小規模セレクトショップがインスタで商品を紹介し、気になった商品の着用画像の掲載、値下げ交渉などをLINEで行えます。
タイ人と【Twitter】
◆Twitter 1,200万人△33%
Facebook,Instagramには遅れをとりましたが、最近人気急上昇中のSNSが「Twitter」。
人気の理由としては、俳優やインフルエンサーたちがTwitterでファンとの交流を盛んにしたことで、若者層のユーザーを獲得した影響が多いと思います。
これからの成長に期待です!
その他タイで普及率の高いwebサービス
チャットアプリ【LINE】
日本で一番利用されているチャットツール【LINE】。
ここタイでも圧倒的なシェアを誇っています。
基本的には日本のLINEと変わりませんが、タイのLINEでは【LINE TV】というスマホでテレビを視聴できるサービスが人気です。
なんでも口コミ掲示板【Pantip】
タイ人が商品やサービスを利用する際に参考にする掲示板【Pantip】。
タイ語だけではなく英語をあるので、タイ語が苦手な方でもお使いいただけます。
タイのぐるなび!こと【Wongnai】
タイにも有名なグルメ系サイトが数多く存在しますが、その中でもレビューの信頼性が高いタイ人が使うグルメサイトといえば【Wongnai】。
タイの知人とどこのレストランに行くか相談するときは、このサイトのURLを送ると参考になるので効果的です。
https://www.wongnai.com/
LAZADA
タイ最大手のオンラインショッピングサイト(現在は中国アリババグループが所有)で、Amazonのタイ版といった感じでしょうか。
使いやすいサイトの構成と数日でしっかり届くのでとても便利です。
https://www.wongnai.com/
このサイトはタイEC市場の中でトップシェアを誇るものの、タイの経済発展の度合いに比べれば利用者数は少なめです。
理由としては、クレジットカード(決済)の普及が遅れていることが挙げられます。
オンライン購入の50%がスマホから、そのうちの50%がSNS経由。
クレジット利用率は26%、銀行窓口、ATM支払いが依然としてマジョリティである。
銀行口座72%クレカ所有5%が現状。
政府主導のQRコード決済プラットフォーム「prompt pay」に期待!
最後にータイのSNS利用状況と使い方
いかがでしたか?
タイ人の特徴を知りたい方、タイ人へのマーケティングやマネジメントをしている方は特に参考になるかと思います。身近なタイ人のSNSプロフィールは一度チェックしておきましょう!
「それにしても、タイで有名な俳優や女優はどんな人がいるの?」と思った方はこちらをどうぞ!
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「タイで人気のYoutuberってどんな人がいるの?」と思った方はこちらをどうぞ!!
Youtuberでタイ語を勉強できる!?日本語を話すタイ人のチャンネル
―タイ語でなんていうの?SNS編―
※「SNS」「Internet」は、タイでも同じ言葉を使います。
友達 เพื่อน (puan) プーアン
家族 ครอบครัว (kroab-krua) クロープ クルァ
恋人 แฟน (fɛɛn) フェーン
話す พูด (puut) プート
名前 ชื่อ (chuu) ジェップ コー
動画 ภาพยนตร์ (phaap yon) パープヨン
音楽 ดนตรี (dontrii) ドントリー
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