チェンマイといえば、カオソイ!在住者に聞いた、ミッシェラン獲得店など厳選4店
サワディーカー!LABタイ語学校です。
チェンマイといえば、ガイヤーン(タイ風焼き鳥)やソムタム(パパイヤサラダ)など北タイならではのタイ料理が数多くありますが、一番人気がカオソイ。いわゆるカレーラーメンです。在住者に聞いて実際に訪れた中で、おいしかった4店をご紹介します。
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿
1.ミシェラン獲得の歴史ある名店「カオソイ ラムドゥアン」
2020年にミシェランを獲得した創業70年の名店。タイ政府観光庁の正式サイトで案内されていたり、チェンマイでは3店舗展開していたりするカオソイ専門店です。サテや揚げ春巻きなど副菜も充実しています。アタシが訪れたのは1号店で、いわゆる本店です。
チェンマイの3店舗内でもカオソイの味が違うとのこと。本店は何十年もスープだけを作っている人、牛肉だけを煮ている人などがおり、カオソイの良さを味わうなら1号店ということで行ってきました。大衆食堂のような雰囲気がありながら、店内はとても天井が高く、広々としています。ウィークエンドのランチタイムに行ったのですが、大勢のタイ人で賑わっていました。
柔らかさが絶品なのでぜひカオソイヌア(牛肉入りカオソイ)を食べてー!という在住者のすすめでオーダー。確かにとても柔らかい牛肉がゴロゴロとたっぷり入っており、食べ応えも十分。いつもカオソイを頼んで後悔するのが、その温度。店によってはぬるいところがあるのですが(タイは暑いのでタイ人はぬるいほうが好きらしい)ラムドゥアンのカオソイはやけどするほどではありませんが、スープをひと口含んだ時、その熱さにまずうんうんとうなずいてしまいました。
値段もリーズナブル、スープの辛さもほどよく、スープも奥深い味わいで、クセもあまりなく、ココナッツミルクの塩梅もちょうどよく、今回紹介するカオソイの中でいちばんおススメです。
【カオソイ ラムドゥアン】
2.ランチがお得。週末はタイ人でいっぱいの北タイレストラン「フアンペン」
フアンペンはカオソイ専門店ではなく、北タイ料理レストランです。もうひとつの特長としては、ランチ(8:00〜15:00<カオソイは11:00〜>)とディナー(17:00〜22:00)では食べる場所が違ったり、価格設定が異なったりすること。ディナー時には、代表的なチェンマイ名物「カントーク」(お盆に数種類の野菜や肉料理がやってくる)が有名とのことですが、今回の目的はカオソイだったのでランチタイムに行ってきました。
ウィークエンドだったので時間をずらして14時頃来店したのですが、すごい行列でびっくり。結果、注文してから40分ほど待ちました。来客の様子を見てみると、カップルや小さな家族も多かったのですが、10人ほどの大ファミリーで来ている人達が多く見受けられました。また、旅行でチェンマイに来ているのでしょうか、若いタイ人女性がスーツケースを携えてひとりで食事している人もいました。
ランチタイムはひとりでも大勢でもランチを楽しめる大衆食堂という感じで、時期的なものもあるのでしょうが、ほとんどがタイ人でした。夜はテーブルクロスが敷かれ、ムードたっぷりのレストランへとガラリと雰囲気も変わるようです。
【フアンペン】
3.人気のお洒落スポットニマンへミンある、若いタイ人で賑わう「カオソイ ニーマン」
若いタイ人があちらこちらで自撮りしている、お洒落な地域ニマンヘミン。「カオソイ ニーマン」は、その中でも行列の絶えないお店です。こちらのカオソイの特長は、数多くの種類のカオソイがあること。通常はカオソイガイ(鶏入り)、カオソイヌア(牛肉入り)、カオソイムー(豚肉入り)の3種類がメインですが、シーフードや野菜だけ、蟹丸一匹入りのゴージャスなものなどもラインナップ。
スープの味もこってりすぎず、あっさりすぎず、辛さもあまりなく、麺の量もちょうどいいので、カオソイだけで満足できます。あっ、サテも食べましたが、こちらも安定のおいしさでした。ただ、ひとつだけ難点をいうとスープがぬるかった。先述の通り、タイ人にはこれでいいのかもしれませんが、日本人をはじめ、友人たちもちょっとぬるいね、と言っていました。
そんな時は「プロート ロン ロン(熱くしてください!)」と、アタシは言うようにしています。それにしても、人がいっぱい。店内も外観もお洒落なので、若者が集まるのも納得です。
【カオソイ ニーマン】
4.「セントラル フェスティバル チェンマイ」の地下のフードコートにある「カオソイ専門店」
こちらは、名もなきカオソイ屋さんです。調べてみたのですが、店名はタイ語でしか表示されておらずわかりませんでした。何人かにおいしいよ、と教えてもらいました。空港近くにあるショッピングモール「セントラル フェスティバル チェンマイ」の地下のフードコートにあるカオソイ専門店です。
この一店舗しかなかったはずです。さまざまなタイ料理のフードコートがあるので、食べたいものが違う人と行ったり、いろんなものをシェアしながら食べるのも楽しいですよね。そして、こちらのフードコートはとてもキレイなので気に入っています。階上には、大戸屋や日本では見たことのないなんだか凄いらしいラーメン屋さんがあり、日本人としてはそちらにそそられてしまいますが、今回はカオソイ一択です。
こちらのカオソイの印象はとにかく辛かった。タイ料理によくある、おいしいのだけれど辛すぎる、という代表的な味でした。値段は安くて(50バーツ!)チキンは大きくて、柔らかくて、熱さもほどよく、量もたっぷりあったのですが。辛いのが得意な人はチャレンジしてみてください。味は保証します。
【セントラルフェスティバルチェンマイ】
5.カオソイは、スパイシー具合、スープの味、温度が味の決め手!?
カオソイといっても多種多様。勝手に味の決め手を決めるとするならば、辛さ、スープの味、ココナッツミルクの配合具合、温度、なのかなぁと感じました。レストランにカオソイがあれば必ず注文するほど大好き。この他にもいろいろ行った中で特におススメをご紹介してみました。機会があればぜひ。
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。