アジア最大級のファッション海外通販サイト「Pinkoi」からタイのファッションをチェック
サワディーカー!LABタイ語学校です。
台湾でスタートしたPinkoi(ピンコイ)。現在は、会員登録者数400万人以上、総ショップ数25,000店以上。台湾をはじめ、タイ、香港、中国、日本などアジアを中心に世界中のデザイナーと購入者をダイレクトに繋ぐアジア最大級のファッション通販サイトです。
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿
1.日本でもタイでも大評判! 台湾発祥のPinkoi(ピンコイ)とは
Pinkoiは、2011年に台湾で3人の青年が設立。台湾、香港、タイ、中国、日本などアジアを中心にした個人デザイナーが作ったファッション関連商品を販売、購入できる海外通販サイトです。現在、英語、中国語、日本語、タイ語に対応しており、世界約90カ国に発送実績があります。
2014年に日本でのサービスがスタートしました。数あるファッション通販サイトのなかでも、Pinkoiが定評があるのが、販売されている品のクオリティーの高さです。Pinkoi側は商品や取引などサイトの質を高く保つために、出品者に対して審査を実施。審査を通過した場合のみ、販売が許可されるという仕組みになっています。
ちなみに、販売が認可されたデザイナーは出品する際は無料。成約した場合のみ、手数料は、商品価格の15%+15台湾ドル(約60円)+振込手数料という設定になっているとか。タイに暮らすアタシが日本語のサイト(https://jp.pinkoi.com/)にアクセスしてもたところ、タイの住所で会員登録できるので便利です。
日本ではコロナ禍の影響で、海外旅行ができなくなり、せめてファッションやアクセサリー、小物だけでもアジアンテイストを味わいたい人々の欲求にマッチ。購入するヒトがコロナ以降、急激に増えているとのこと。海外から直接送られてくるというのも魅力のようです。通販サイトによくある届く、届かない問題については、Pinkoi側がしっかりと管理しているため、トラブルは少ないようなので安心です。ただ、商品によっては、受注生産、注文を受けてから作るという出品者もいるため、その場合、商品到着まで時間がかかる場合もあります。どのくらい時間がかかるのか、購入の際にはよく確認したほうがよいでしょう。
2.Pinkoi内で「タイフェスティバル」も開催。タイのデザインが世界で大注目
台湾が発祥だけあって、全ショップのうち人気が高いのは、台湾や香港のショップですが、夏を迎えるシーズンになると、俄然タイのファッションが注目を浴びるようで「タイフェスティバル」なるものが開催されます。タイのデザインやショップが、日本をはじめ世界各国から注目されるのは、なんといっても、明るくポップな色使いと華やかな見た目。
そして、天然素材を使ったタイらしさ溢れるユニークなデザインにあります。最近ではヨーロッパやアメリカでファッションを勉強したデザイナーたちが、タイに帰国した後に自身のブランドを立ち上げるということもあるとか。こういった現象によって、タイのファッション業界もさらに進化していっているように感じます。
ファッションではなく食で同じような体験があります。チェンマイでタイ人オーナーの日本食レストランに行った時のことです。最初は「日本人がオーナーなのかなぁ」と思うほど、味のセンスが良かったのですが、聞いてみるとタイ人オーナーは、ヨーロッパの日本食レストランで修行をしたとか。フランスから仕入れた牡蠣を日本スタイルのメニュー「生ガキ」や「カキフライ」で提供していて、これが、なんともおいしい。内装はモダンでシック。DJブースなどもあり、一番驚いたことは、タイ人の若者カップルや家族であふれかえっていたこと。
日本に比べると安いのかもしれませんが、タイではかなりの値段。2週間の滞在中、3回も行ってしまいましたが、ウィークデーも含めて、3回ともほぼ満席状態でした。タイと日本とヨーロッパのフュージョンの世界、そんなお店を出店して、味はもちろん演出も凝っている、そのタイ人のオーナーの感覚に驚いてしまいました。これからのタイにおける食べ物もファッションも、この若く新しいセンスがリードしていくのだろうなぁ、と思わずにはいられませんでした。
3.Pinkoi内のタイファッションブランド人気ショップ ベスト3
Pinkolのサイト内にある、タイ人デザイナーによるショップの中から、独断と偏見でベスト3を選んでみました。
3-1 天然素材を用いたラグジュアリーファッション「Mulmul cabinet(マルムル キャビネット)」
「Mulmul」はインド語で「綿を見つける」を意味します。その名の通り、天然素材、なかでも綿(コットン)をファッションに多く取り入れています。デザイナーいわく「自分自身のライフスタイルである『のんびりとした生活』」に合うものをテーマに洋服を作ってるとか。
主にコットンで作られているため、こちらのショップの第一印象としてとにかく涼しげ。そして、ラクチンそう。そして、お洒落。ここに集約されると思います。購入者レビューを見てみると、やはり夏のアイテムとして、涼しくてファッショナブルという意見が圧倒的でした。
個人的には、ワンピース、パンツがおススメです。カジュアルに普段使いでも、ちょっとお洒落して外出したい時でもOKなセンス溢れる素材感とデザイン。それでいて、着心地が良く、涼しいというメリットだらけのファッションセンスが光ります。
3-2 藁(ワラ)とレザーを使った、カラフルで異色のバッグが揃う「Chaksarn(チャクサーン)」
素材づくりから着色、縫製にいたるまで、すべて熟練したタイ人職人によるハンドメイド。というのも、タイ本来が持つ芸術性を体現したいから、だとデザイナーは語っています。
さらに、ワラという素材はとても軽量。女性にありがちな肩を疲れさせることがありません。機能的なだけでなく、コンパクトでエレガントなフォルム、カラフルな色合いもデザイン的に評価が高く、どんなファッションにも合うように計算されています。
特にシンプルなワントーンのファッションとの相性は抜群。おとなしめの服装でも、このカラフルなバッグを合わせるだけで、一気に華やかな印象を与えてくれます。カジュアルでもフォーマルでも、仕事からプライベートまであらゆるシーンで使うことができるバッグが揃っています。
3-3 天然素材でできた履き心地のよいサンダルショップ「Vpada」
今年の3月から出品。またたく間に人気ショップの座を獲得している「Vpada」。その人気の秘密はなんといっても履き心地。織りパターンに工夫を凝らしたソール部分は通気性が良く、足を痛めにくいだけでなく、デザイン性にも優れています。もちろん、すべてハンドメイド。素材にもこだわっているのに、ほとんどのサンダルが750バーツとリーズナブル。日本人のファンも多く、迎える夏に向けて、タイを感じるべく、何足か買い揃えているというレビューもありました。
こちらは、サンダルなどシューズだけではなく、バッグも充実。日本のファンに向けて!?日本語ブームの影響か!?謎の日本語が入ったバッグもラインナップ。可愛い系からシンプル、ナチュラル系などバリエーションも豊富なので、好みのタイプがきっと見つかるはず。アタシも日本の家族や友達へ送ろうかなぁ、と今、検討中です。
4.日本でもタイでも手に入れられるアジアンファッション&グッズ
アジア最大級であり、出品者を厳選しているだけあって、そのファッションの数々は選りすぐられた、目移りしてしまう魅力的な品ばかり。ちなみにターゲットは20~40代の女性。買わなくても最新のファッションチェックにも役立ちそうです。
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。