タイだけ!? 在住日本人が選ぶ、旬のタイフルーツベスト5

サワディーカー!LABタイ語学校です。

タイは果物天国と呼んでも過言ではないほど、南国ならではのフルーツが数多くあります。特に雨期である4~9月には、旬のフルーツがたくさん店頭を賑わせています。スーパーにないものもあるので、近くの市場(タラート)や露店で買いたいものです。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

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1.第5位~見た目は小さなジャガイモ!? 栄養価抜群の竜眼(リュウガン)こと「ロンガン(タイ語=ラムヤイ)」

【「ロンガン」のベストシーズン=6~9月】

見た目が薄茶色で、枝について売られているため「小さなジャガイモのようなフルーツが本当においしいの?」と、初めて見た時は疑問に思ったものですが、これがなかなかジューシーでおいしい。丸くて茶色いロンガンに爪で切れ目を入れ、パカッと開くと透明に近い白い実のなかに、黒目のような種があることから、竜眼(リュウガン)と呼ばれているのだとか。

食べ方としては、この茶色いカワをむいてから口に放り込むのが正しいのだろうけれども、アタシは面倒くさいので、キレイに茶色いカワを洗い、そのまま口に放り込むか、爪でパカッと割って、黒い眼を確認してからチュパチュパと白い果実をすするように、食べます。カワと身との間の何とも言えない部分を歯でこそげると、実そのものよりもおいしいかもしれません。

ロンガンは、栄養価が高く、ビタミンCの含有量はレモンよりも多く、この他にカリウムはドリアンの2倍、銅とナイアシンは果物、野菜のなかでナンバーワンです。さらにビタミンB2はうなぎの2倍。ビタミンCといえば、メラニン色素をおさえる役割があり、美白効果が期待できるのが大きな役割。さらには、日光や毒素から身を守る役割があります。皮膚はもちろん、骨や血管、目、脳などに含まれるコラーゲン(健康的な肌やカラダを維持するために水分状態を保つ物質)を作って維持します。

カリウムは、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをし、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。「足がつる」のは、カリウムが足りないからだと言われ、それを多く含むバナナをとったほうがいいと言われたことがありますが、タイで暮らしているなら「ロンガン」をとったほうがよいのかもしれません。

銅はミネラルの一種で、骨、血管、脳などの働きを助け、ビタミンの一種であるナイアシンは心筋梗塞や脳梗塞などのように血管拡張効果などがあります。ビタミンB2は「発育のビタミン」とも呼ばれており、カラダのあらゆる細胞の再生やエネルギー代謝の促進に役立ちます。こう考えると「ロンガン」というのは何だか万能のような気がしてきました。コンビニなどにはロンガンが主成分のフェイストリートメントが売られているのも、理解できますよね。

 

 

2. 第4位~ 食感のあるグレープフルーツ!? 実だけを買うのがおすすめ「ポメロ(タイ語=ソムオー)」

【「ポメロ」のベストシーズン=8~11月】

5月である現在はシーズンではないのですが、今のシーズンでも、たまに、市場やスーパーで見かけるポメロ。実は等身大の実のまま購入したことはなく、カワがすでにむかれて、砂糖付きのパッケージで買うことが多いです。柑橘系と一目でわかるそのフォルムは、パッと見、グレープフルーツのよう。

ただし、食感がグレープフルーツよりもしっかりしていて、ジューシーさも豊富。甘すぎず、酸っぱすぎず、食欲のない時には、ごはんがわりにしているヒトも。ベストシーズンは8~11月と短いようですが、それ以外の時期にも市場や屋台に出回ることもあり、見かけるとついつい買ってしまいます。

「ポメロ」は、タイ料理にも使われています。最もポピュラーなのが「ヤムソムオー」というその名もズバリ「ポメロサラダ」。おうちや店によって異なりますが、ポメロに豚のひき肉と入炒りココナッツ、干しえびなどを和えたシンプルなサラダ。甘みと酸味と辛味(スタンダードは少々辛いです)が交わったサラダです。日本でいうところのフルーツサラダのようなものかな。タイ料理フルコースでは前菜として登場することもあり、「ヤムソムオー」自体はタイ料理のなかでもあまりメジャーではありませんが、その食感と酸味が万人に受け入れられるのでしょう。

日本語では文旦(ボンタン)と訳されていますが、文旦よりもポメロのほうが食感がシャッキっとしている感じがします。ポメロもロンガンと同じく、レモンよりもビタミンCが豊富で、その他にカリウム、クエン酸、ギャバが多く含まれます。クエン酸は疲労回復に効果的で、血液をサラサラにし、低血圧に効果的。ギャバはドーパミンなどの過剰分泌を抑え、リラックス効果を発揮。ストレス解消にいいようです。

 

 

3. 第3位 紫の厚いガードに包まれた真っ白なミルキークイーン「マンゴスチン(タイ語=マンクット)」

【「マンゴスチン」のベストシーズン=4~9月】

アタシは個人的に結構好きです、マンゴスチン。理由はその味。甘くてミルキーで、かすかな酸味があって、日本にいた頃に遭遇したことのなかった味です。旬も記しているように半年ほどありますが、出回ることが少なく、見つけた時には、ポメロ同様、すぐに買ってしまいます。

しかしながら難点もあります。それは、の紫の厚いカワをむくときに、とても手が汚れてしまうこと。爪をくいこませて、この白い果実を取り出すのですが、爪までもが汚れてしまいます。手ぬぐいを用意していても、その手ぬぐいが紫色、というかほぼ黒に近いものに染まってしまい、洗ってもなかなか落ちません。しかし実は、この赤色にとてつもない成分が含まれているのです。

マンゴスチンといえば、果物のクイーンと呼ばれるほど効能があります。ポリフェノールの一種であるキサントンという成分が40種類も含まれており、これが高い抗酸化作用を発揮します。キサントンは抗酸化作用の中でもさまざまな病気を引き起こす細胞へのダメージを防ぐという役割があるため、その作用は秀逸だとか。食べてカラダの中から健康になることはもちろん、美肌効果もあるため「マンゴスチン石鹸」も有名で日本でも大人気です。

マンゴスチンは買ってみると大失敗ということがあるので、簡単なフレッシュマンゴスチンの見分け方をご紹介。できるだけ小さく、皮はできるだけ黒いもの、ヘタ部分は茶色ではなく緑色に近いものが新鮮です。そして触ってみてカタイものより、少しペコッとやわらかいほうが食べ頃。 もし、紫色に近いもの、カタイものを買ってしまった場合、少し時間をおいてから食べるといいようです。

 

 

4. 第2位~ ライチよりもリュウガンよりも旨い「ランブータン」(タイ語=ンゴッ)」

【「ランブータン」のベストシーズン=4~8月】

「ランブータン」はマレー語で「毛の生えたもの」という意味。その名の通り、鮮やかなピンク色いくつもの毛が生えている、その斬新なフォルム。けれどもそれは決してイヤな感じはせず「おいしいに違いない!」となぜか思わせてくれます。指でパカッとそのカワをめくると見えるのが、半透明な果実。ライチにもロンガンにも似ていますが、断然ランブータンの実のほうがプリプリとしていて、歯ごたえがいい。

皮はキレイにむくことができ、その実をほうばると、かすかな酸味と爽やかな甘さが口いっぱいに広がります。ひとつ難点をいえば、中に種が入っているので、その種の薄皮がおいしい実にまとわりついてしまうこと。面倒なのでその薄皮ごと食べてしまいますが、どうしても気になるときは、指で種からキレイにはがして食べます。

南国のフルーツ特有である成分、ビタミンC、カルシウム、鉄分を多く含んでいるので、日焼けや疲労回復、骨が強くなり貧血を防ぐという役割があります。カラダを冷やすという効果もあるので、タイで暮らすには最適なフルーツだといえます。ただし、10月くらいから本当にランブータンは店先に並ばなくなり、見かけなくなります。今が旬なので旬の間に楽しみたいものです。

 

 

5. 第1位~ ダイエットにもグッド!? タイのフルーツナンバーワン「マンゴー(タイ語=マムアン)」

【「マンゴー」のベストシーズン=4~8月】

甘くてジューシーでトロピカルな味わいの「マンゴー」は、タイのナンバーワンフルーツだといってもいいのではないでしょうか。地域やシーズンによりますが、1キロ(約3個)60バーツほどからあります。アタシはフルーツはほとんど朝市で買うのですが、マンゴー専門店もあるほど。

キロ60バーツ、70バーツ、、100バーツまであるのですが、贅沢しよう!と100バーツのものを買った時の感動は忘れることができません。ただただ甘いのはもちろん、トロピカルな香りと上品なほのかな酸味がプラスされていて、以降、100バーツのものを買うようになりました。

マンゴーは、ビタミンA.B.C、カリウム、ベータカロチンが豊富。ベータカロチンを調べてみると、体内でビタミンAに変換するため、皮膚や粘膜の健康を維持したり、体内のさまざまな細胞の増加を促す働きがあり、多くのフルーツ同様、こちらも抗酸化作用があり、生活習慣病にもいいとされています。また、マンゴーは甘いのですが、高タンパク質のため、ダイエットにも効果的で、「マンゴーダイエット」なるものまであるようです。かたよりすぎるのはよくないので、朝食だけでもマンゴーに変えてみるといいのかもしれませんね。

マンゴーを使った料理、ドリンクなどもタイには多くあります。なかでも有名なのはマンゴースムージー。 砂糖ヌキでお願いしてもその味はとても濃厚で、甘くて、タイの日差しで疲れたカラダを癒してくれます。そして、もうひとつ忘れてはならないタイの有名スイーツ「カオニャオマムアン」(もち米とマンゴーのデザート)」。最初は誰しも「もち米とマンゴーのスイーツ??おいしいの、それ!!」と思うのですが、これがおいしいんです。腹持ちにも優れているので、食事がわりにもなります。

よくよく考えてみたら、タイの大福みたいなものだと思うのです。お餅と小豆、と餅米とマンゴー。それぞれの国の特長的なものともち米を合わせたスイーツ。理にかなっていると思いませんか。これにココナッツミルクをかけて食べるのですが、まあ、日本でいうところの餅入りぜんざいといったところでしょうか。もちろん、マンゴスチン同様、石鹸など美容系商品も多々あり、これぞタイナンバーワンフルーツにふさわしいといってもいいのではないでしょうか。

 

 

6. 奥が深い。タイフルーツ総括

タイにしかない、タイだから味わいたい果物たち。本当はまだまだあります、たとえばドリアン。個人的に好みではないので、今回はご紹介していないのですが、タイ人、タイ好き日本人に、ドリアン好きは実は多い。あまり知られていない、知るヒトぞ知る、秘密のフルーツもあります。奥が深いタイフルーツ。またトライしてみていろいろご報告できればいいなと思っています。

 

タイ・クラビ在住chinagaの寄稿でした。

 

 

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