クラビの海の真ん中にあるレストラン「ロブスターファーム」で新鮮シーフードを食す
サワディーカー!LABタイ語学校です。
クラビには、タウンにも、海の近くにも数多くのシーフードレストランがあります。いけすがあるのでそれらにあるどんなシーフードよりも新鮮で、しかも海の上で食べられる。これぞタイ!なレストラン「ロブスターファーム」 を今回はご紹介したいと思います。
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿
1.ボートに乗って15分。海の上にあるいかだのレストラン
「新鮮なロブスターが安く食べられる海の上のレストランに行こう!」と友人に誘われました。「海の上???、レストラン???、ボートに乗って???」クエッションマークがいっぱいでしたが、クラビ特有の岸壁と大きな青空を眺めながら、心地よい風に吹かれながら、ボートに乗ること15分。レストランとは名ばかりの、木だけで組まれたいかだのある場所に到着しました。畳、ではさすがにありませんでしたが、清潔感のある竹の床にちょこんと座卓と座布団が敷かれており、その雰囲気はまるで日本の夏の海の家そのもの。その佇まいには、めまいがするほど日本が懐かしくなってしまいました。
到着してすぐ「Lobster Farm」という看板で写真を撮ったり、割と広めのいかだの上を興味津々でうろちょろしていると、店主らしき、漁師さんのような風貌をしたヒトが手招きします。「生け簀を見てみろ」と。そこには大小さざまざなロブスターやイカ、エビ、魚などがウヨウヨいます。そして「どれを食べるんだい。コレかい?持ってみるかい?」と、大きなピョピョン飛び跳ねるロブスターを渡してきます。
女性陣はギャーギャー言いながらもちゃっかり写真撮影。「ロブスターのヒゲ部分を両手で持つと暴れないよ」と店主兼漁師さんが教えてくれます。日本では見たことがなかったイカも泳いでいます。鯛のようなスズキのような魚も泳いでいます。さぁ、いよいよ食事タイム!
2.いけすから選んで食べるから新鮮。メニューにはイカの踊り喰いも
アタシは友人にお支払いを任せていたので詳細はよくわからないのですが、シーフードはそれぞれグラム単位で計算するようです。いわゆる時価のため、シーズンによっては変動もあり。アタシが行った時はメニューを見ることなく、ロブスターの重さを量り、価格を確認し、調理方法を直接交渉しました。メニューなんてないものだと思っていたのですが、知人が行ったときの写真を見ると、きちんとメニューがありました。価格は書かれてありませんでしたが。
メニューには、ロブスターだけではなく、イカ、エビ、白身魚、カニや貝などがあり、それぞれいわゆるお刺身で食べられます。カニや貝はちょっと危険な感じがして、抵抗感があり、生で食べるのは遠慮してしまいましたが、なんといっても、いけすでほんのさっきまで泳いでいた新鮮な魚介たちですもの。ロブスターやイカ、魚など、生にチャレンジしてみることにしました。
↑イカの吸盤部分が新鮮な為か舌にくっつきます。初めての感覚で是非お勧めしたい
醤油とワサビで、透明のプリプリのイカを食べた時には大感動。日本でも地域によっては、この透明のイカを食べることができるようですが、これだけ透明感のあるイカを食べたのは生まれて初めてです。ここを訪れたほとんどのヒトたちが醤油とワサビという方法で食べているようです。
↑こちらはハタの刺身
このイカを食べている時、思い出したことがあります。何度かタイ人やファランに「日本人は、さばきたてのピクピク動いている魚介類を食べるのかい?」尋ねられたことを。「あるよ。さっきまで生きていた新鮮な証拠だから、このピクピクッてなる歯ごたえがたまらなくおいしいんだよね~!」と答えるとドンビキされてしまいました。いわゆる踊り食い的なもののことですね。日本人というかアタシは大好きなのですが、タイ人やファランにとっては、残酷で野蛮な食べ物にみえるのでしょうか。
「ロブスターファーム」で食べた、ロブスターとイカと白身魚の刺身はピクピクッとはなりませんでしたが、それは、タイ独特の気候と海の上というロケーションの影響もあると思います。ここは、料亭ではなく海の上の漁師料理なのですから。いってみれば、ボートで釣りに行って、ボートの上で漁師さんにさばいて食べると同じような感覚だと思います。
3.食後は、カヤックを借りたり、泳いだりして遊んでみよう
360度海の海の上レストラン「ロブスターファーム」で食事が終わったら、すぐに帰るのはもったいない。お腹もいっぱいだし、ちょっと腹ごなししてから帰途につきたい、と思っていたところ、ふと見るとカヤックがあるではないですか。店主兼漁師に聞いてみると、OK!海上レストランの真後ろにそびえ立つ崖の周りを一周してみよう、と思い立ったのは男性陣!!カヤックに乗り込みます。アタシたち女性陣は、気分はおしゃべりと昼寝だったので、お留守番です。
もしも!?に備えて水着着用で来た女性陣は、足をポチャポチャと海につけながら、食後のおしゃべりタイム。そのうち暑くなってきたので、ちょっと海に入るか!と、飛び込みます。あっ、ウソです。そろりと海に入ります。いかだのハシにつかまりながら、ちょこっと泳いだり、またいかだに捕まりながらおしゃべりしたり。ほどよくカラダがクールダウンしたところで、再びいかだに上がってゴロリとしてくつろぎます。
日本の海の家と同じく、ゴロリとしたり泳いだり、遊んだり。この自由さが海上レストランのもうひとつの魅力です。クラビからボートで15分ほど走ったところにある沖合いになるので、海の透明度も抜群。パッと見はスカイブルーというより濃紺の海。入ってみるとクラビのどのビーチとも異なる神秘的な海の色合いです。沖合にポツンとあるレストランですが、海は遊びの宝庫。ぜひとも水着着用で出かけてみてください。
↑なんと帰り際 、
4月中旬16:00-くらいでしたが、潮が引いてしまった為、岸近くが浅瀬が広がっていて、
「ギリギリまでボートで行き、そこからは歩いて行ってくれ!」との事、
一瞬ドン引きしましたが、こんな経験した事が無かったので、いざ場面に直面すると、なんだか楽しくなってきて、他のお客様と一緒に記念撮影したり、浅瀬を岸まで歩いていくのを同乗者(他のお客様の方々と)とても楽しむ事ができました。
4.「ロブスターファーム」 へのアクセスはボートのみ。につき予約必須
アタシたちが行ったときは、「カオトーン(Khao Thong)」という「ロブスターファーム」から最短距離にあるビーチからボートに乗りました。ここは、このレストランに行ったことがある同行者が教えてくれたのですが、海水浴ができるわけでもなく、船着場といった感じでもなく、ただボートがポツンと並んでいるという場所でした。ただ、駐車場らしきスペースは設けてあり、ボートに乗り込みました。
「ロブスターファーム」のお支払いの明細に、ボートの送迎料(確か1ボート往復300バーツほどだったはず。定かではありませんが)が含まれており、 レストラン側が送迎をしてくれているのだと思っていましたが、そうではなく、これはレストラン側が提携しているボートが送迎してくれているようです。というのも「ロブスターファーム」のグーグルマップ上の情報を見てみると、タイ人のレビューで、ボートの時間を約束するために、あらかじめお店に予約しなければならない、という表現がされていました。
たまたま「カオトーン」付近にいて「ロブスターファーム」に行こうか、とはなかなかならないアクセスのよくない場所なので、あらかじめ「ロブスターファーム」のほうに確認したほうがよいでしょう。なかなか面倒ではありますが、それだけの価値はあります。
【ロブスターファーム(Lobster Farm)ฟาร์มเอฟกุ้งมังกร 7 สี】
(電話) 082 067 6009
(E-MAIL) oat0207@icloud.com
(Face Book)
https://www.facebook.com/%E0%B8%9F%E0%B8%B2%E0%B8%A3%E0%B9%8C%E0%B8%A1%E0%B9%80%E0%B8%AD%E0%B8%9F%E0%B8%81%E0%B8%B8%E0%B9%89%E0%B8%87%E0%B8%A1%E0%B8%B1%E0%B8%87%E0%B8%81%E0%B8%A3-7-%E0%B8%AA%E0%B8%B5-103663421057544/
(Google Map)
※地図上の位置が「カオトーン(Khao Thong)」、つまり地上に印されていますが、実際はここが船着場であり、ここから沖のほうへ向かった海上に位置します。
5.海の上のレストラン「ロブスターファーム」で、味わったことのない雰囲気を味わおう
おいしいのはあたりまえ。 誰と、どんな場所で、何を食べるか。外で食事をするということは、さまざまなシチュエーションが重なって、時には最高の思い出を創り出してくれます。360度海に囲まれた海上レストランで、醤油とわさびで味わう新鮮シーフード。日本では考えられない、考え方によっては最高のレストラン。一度トライする価値はあると思います。
タイ・クラビ在住chinagaの寄稿でした。
1.ไปทะเลทั้งที เอาชุดว่ายน้ำไปด้วยนะ
パイ タレー タンティー アウ チュット ワーイナーム パイ ドゥアイ ナ
せっかく海に行くんだから、水着を持って行ってね。
”主語+動詞+目的語+タンティー(ทั้งที)=せっかく~だから” で使えるタイ語音声はコチラ
おまけ)ฟาร์มเอฟกุ้งมังกร 7 สีロブスターファームの動画(タイ語のみ)