日系まつ毛専門サロンSeedring代表・秋元様へインタビュー

MIA

 

 

まつ毛は顔の印象を決定づける重要なパーツ。そこをぐっと魅力的にしてくれるアイラッシュエクステンション(まつエク)の人気は年々上昇しており、施術を受けられている方も多いのではないでしょうか。美容への関心が高いタイでもまつエクを施術してもらえる店舗は年々増加しています。

 

その中でも昨年10月にオープンした日系まつ毛専門店Seedring、日本商材の取り揃えはもちろん、創業者自身が日本の勉強会へ積極的に参加しており、日本の最先端の技術とデザインの施術が受けれると好評です。

今回はそんな大人気まつ毛サロンSeedring代表秋元希美様にインタビューをさせて頂きました。

Seedringの所在地はコチラから

 

まつエク施術をはじめられたきっかけは? タイの開業を決めたきっかけは? 今後の展開は?等々伺わせていただきました。

 

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まつエク始めた経緯

 

ー 美容業界に興味を持つようになったいきさつを教えてください。

幼い時から美容師になりたいと漠然と考えていました。もっとはっきりと美容関係の職に就きたいと考えるようになったのは母が美容の勉強を始めたときからかもしれません。母の練習でエステやマッサージを施術してもらった時に綺麗になれたことや気持ちが晴れやかになったことが嬉しくて、美容に更に興味を持つようになりました。

 

ー 卒業された大学(APU)は美容とは縁の薄いところでしたが…

そうですね。美容師になりたいという夢は持っていましたが、それと同時に可能性を狭めたくないなと考えていました。もともとフィリピンでの在住経験があったことから東南アジアに対する興味もあったので、地元の大分県内にある国際的な大学へ進学することにしました。

(APU:大分にある立命館系列の大学で留学生が生徒の半数を占める国際的な環境が特徴。経営学や社会学がメイン)

 

ー いつ頃から美容関係の勉強を始められたのでしょうか?

卒業後に地元大分の一般企業に就職し、休日にも何か勉強がしたいと考えネイル学校に通い資格を取りました。その後、母の店が県内でまつエクを導入している最先端の美容トータルサロンだったので、そこに転職し本格的にまつエクの勉強を行うようになりました。

 

ー なぜまつエクを専門に行うようになられたのでしょうか?

まつエク施術後のお客様の笑顔が素敵だなと感じたからだと思います。

まつエクは一回の施術で施術前との印象で違いがとても明確になります。その仕上がりに皆さんとても喜んでくださったことが私自身も嬉しく、まつエクを専門にするようになりました。

 

 

開業を始めたころ

 

ー タイで開業するに至った経緯をお聞かせください

母の店舗の福岡支店の店長として福岡に移住した際に、アジアで起業している方、今後起業したい方の集まりに参加するようになりました。そのコミュニティでタイでトータルビューティーサロンを開きたいと考えていらっしゃる方にお誘いを受けタイに赴くことになりました。

 

ー なぜそのお話が秋元様に回ってきたのだと思いますか?

私が先方が求めている人材にちょうど良かったのだと思います。海外に興味があり、まつエクの施術が行え、すぐにタイへ赴ける人というのはそんなに多くはないので。(笑)

私自身も仕事がひと段落つきそうな時期だったためこのお話をいただけて本当に幸いでした。。

その後トータルビューティーのお店はプラカノンでオープンしました。

今は撤退したため、私はトンローへ移転・独立してまつ毛専門店を開業しています。

 

 

ー いつかは海外で起業しようと考えられていたのでしょうか?

海外で働きたいなとは漠然と考えていました。母親の跡を継いで事業拡大をしていっても良いかなとも考えていたのですが、国外で起業できるという滅多にない機会が巡ってきたので自分で0から事業を始めるのも面白いと思い独立しました。

Seedringは母の名前から由来しています。母が経営している店舗がSeedlingなので、そこから一文字だけ変えて自身の店舗名にしました。始まりは小さな苗でも最後には大きく成長するという意味も込めています。

 

 

ー 開業前にタイでまつエクの施術は受けられましたか?

はい。トータルサロンを開業する前にタイのまつエク市場に自分たちが新規参入できる余地があるのか分析するために様々なお店でまつエクの施術をしてもらいました。

すでにタイでも多くのお店でまつエクは導入されていましたが、まつエク専門店や日系のまつエク専門店はとても少なかったですね。また、日本で20年前に最先端と呼ばれていた施術やデザインを提供している店舗が多かったことや、日系と言いつつも施術する担当者によってその技術にも大きくばらつきがあったことから、まだまだタイでまつエク市場は成長できると考え参入を決めました。

 

ー Seedringは日本の最先端技術を受けられるというのが強みでしょうか

そうですね。Instagram上で有名な方々のデザインをチェックすることや、日本の勉強会に定期的に参加することで、お客様に日本のデザインに気軽に触れて頂ける良い機会になればと考えています。

またサービス面でも日本の接客態度を取り入れるだけでなく、目元に張ったテープを痛みなくはがす仕草にも細心の注意を払うなど、お客様が快適に過ごしていただけるよう心掛ています。

 

仕事観

Seedring店内

 

ー Seedringの理念を教えていただけますか

  • お客様の望まれる以上の美しさを提供したい
  • 全ての物に感謝し、お客様の人生が豊かになるために
  • お客様だけでなく従業員の幸福も追求する。

この3つが当店の理念です。お客様の人生が豊かになるよう期待以上のサービスを提供すると同時に、自分たちの人生にも豊かさを求めてほしいと考えています。

 

 

ー スタッフの方々の採用基準を教えていただけますか?

現在、人材の確保に力を入れているため特に基準は設けておらず、一つ上げるとするならば清潔感のある見た目をされているか注視することでしょうか。

現状、面接に応募してきてくれても実際に面接にまで来てくれる方が少なく、就職しても技術だけ学んで1年とたたずに他の店舗へ移ってしまう方もいらっしゃいました。少しの注意でも、厳しく叱られていしまったと感じて離職した方もいたため、人材の確保には苦戦しています。

 

ー 就職されたスタッフの方の流動をどう防がれているのでしょうか?

就職が決まった際は1年以内にやめる場合は授業料をもらうと明記した契約書にサインしてもらっています。また、知り合いの方から紹介していただき、昨年の12月から日本での在住経験が10年以上という方に通訳をお願いしています。おかげでスタッフとの意思疎通がしやすくなったことで、怒られていたわけではないと誤解が解けました。あとはスタッフが定着してくれることを願うばかりです。

タイで事業されている先輩方のお話を聞くと、スタッフは10回総入れ替えが起こってからやっと定着すると伺ったので、まだまだこれからなんだなと覚悟はしています(笑)

 

ー 苦労が絶えませんね…

独立してからまだ1年しかたっていないので仕方がないことだと割り切っています(笑)。上手くいかないことも多くありますがここで折れるわけにはいかないなと。

 

関連画像

 

ー 国外での起業や、体当たりの現地調査など、未知のものに飛び込まれていく気概に憧れます。怖くはなかったのでしょうか?

こわかったです。実際に現地調査で訪れた店舗で施術を受けた後に目が腫れてしまったこともありました。しかし技術やサービス提供の様子などは人づての情報ではどうしても分からない部分が出てくるため、現状を知るためにも挑むことはやめなかったです。

 

ー どうすれば気概を持てるようになりますか?

一度全て受け止める覚悟を決めることでしょうか。結果としてマイナスになるかもしれないという可能性を受け止めた上で、自分でやってみるしか答えは分からないのだと覚悟を決めて物事に取り組むようにしています。もちろん楽に成功が約束されている道に進んでいきたいのですが、能動的に動いていかない限り何が楽な方法かさえも分からないのでやはり何事にも挑んでみようと考えています。

タイで開業するんだと覚悟を決め、現地の店舗に訪れたことで、タイのまつエクマーケットに参入の余地があると確信してから事業を始めることができましたしね。

 

今後の展望

 

ー 今後の展望をお聞かせください。

今は技術者を増やしてさらに多くのお客様へサービスが提供できるようになりたいです。

現在はほぼ毎日予約が埋まってしまっている状態が続いており、新規のお客様が来店しにくい状況が大変心苦しいです。

 

ー お母様のように店舗を複数構えられるようになると良いですね。

そうですね。それとともにタイの美容業界のグレートアップのお手伝いを出来たらなと考えています。

タイの人は髪質によってまつげ一本一本が細い人が多いので、まつエクの施術を断られてしまう方も大勢いらっしゃいます。まつ毛を育毛し太さが出れば施術を受けれるようになるのですが、なかなかタイ国内だと効果のあるまつ毛美容液も少ないのが現状です。

 

ー 自まつげ育成や生え癖矯正のメニューがあるのはそのためでしょうか?

はい。日本のまつエクの最先端を全ての方に楽しんでいただきたいと考え、まつ毛の状態を施術が出来るよう改善するお手伝いが出来ればと思いこれらのメニューを用意させていただきました。まつエクやまつ毛のケアで更に魅力的になることが出来ると示していけたらいいですね。

将来的には、タイを拠点に東南アジア各地で勉強会や講演会を開き、日本の技術を多くの人に伝えていければと考えています。

 

 

最後に

インタビューが終わってすぐに次のお客さんが見えられるという本当に多忙の中、インタビューを受けてくださいました。アポイントメントが取れて本当に幸運でした。秋元様、お忙しいところインタビューを受けて頂きありがとうございました。

SeedringのLine@上で空き時間情報が定期的に掲載されていますので、予約される際はそちらを要チェックです!

 

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