タイの美容院事情、カットの伝え方?チップは必要か?男性(メンズ)向け美容院はあるのか?

サワディーカー!LABタイ語学校です!

段階的にさまざまな規制緩和が行なわれてきたタイ。在住者として、再開を待ちこがれていたもののひとつが美容院です。そのうちそのうち、と思っている間に、実は10ヵ月間もカットせずじまいでした。規制緩和直後にショッピングモール内にある高級感あふれる美容院に行ってみましたが、予約制とのことで玉砕。日にちをおき、目をつけていた町にある美容院へ行ってみました。日本の散髪屋さんにあるこのクルクル回る表示が美容院の証です。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

 

1.ソーシャルディスタンスを保ちつつお客さんで賑わう、再開後のタイの美容院

みなさんは美容院ってどうやって選んでいますか?日本では知り合いに紹介してもらったり、ネットで探したりしていると思いますが、例えば、旅先で、引っ越しをしたばかりで、知り合いもいない場合「なんだかここ良さそう」と、勘で選ぶこともあると思います。アタシの場合がまさにそうでした。看板がかっこよかった、という理由で美容院を選び、行ってみました。

10席ほどの比較的大きめの美容院で、プライス看板も出ていたので、安心して入店。

明るく清潔感のある店内で(コレ大事ですよね)結果、勘で選んだ美容院は大正解でした。なぜならカットしてくれる経営者と思われるタイ人スタイリストもとてもかっこよかったから。

ご時世でマスクをしているため、顔の表情などすべてはわかりませんでしたが、ていねいにスピーディーに仕上げてもらいました。そして、最後に「スーワイ(キレイ)」とニッコリと笑って褒めた後、颯爽と次のお客さんの元へ行く後ろ姿を見て、ちょっとシビレたほどでした。

最初はひとりだけだったお客さんも、あれよあれよという間に増え、帰るころには2.3人待ちでした。イスには、ソーシャルディスタンスのための×印があり、そこにきちんとお客さんが待機。ひとりお客さんが帰るとイスにスプレーを吹き、きちんと整えて、新しいお客さんをお迎えするという徹底ぶりにはとても好印象を持ちました。

 

 

2.タイで美容院へ行くなら日本語が通じるところ、日本人がいるほうがいいのか?

まだ日本で暮らしている頃、旅先のバンコクで何度か美容院へ行ったことがあります。その時一緒だった友人は「タイへ来たら自分でシャンプーしないんだ。シャンプーセットしに、毎朝美容院へ行く、という贅沢をするんだ」と言って、本当に毎日、泊まっているホテルの横にあるタイローカルの美容院に通っていました。

タイローカル美容院なので、タイ語しか通じません。けれど「シャンプー&セット」という簡単な英語で、OKなのです。もっと言えば「カット、パーマ、カラー」という単語だけ発せればいいので、タイ語が話せないからという理由で日本語が通じるところ、日本人のいる美容院を選ばなくてもいいのではないか、とアタシは個人的に思います。

「シャンプー&セット」はともかく「カット、パーマ、カラー」は、女性にとってかなり重要度の高いものですが、今はスマホがあります。アタシの場合、10カ月ぶりに行なったカットする際、だいたいの希望を伝えると、スマホでいろいろなヘアスタイルを見せてくれ、その中から希望するヘアースタイルを指差しました。

カラーは見本があります。カラーに関しては、たまたまかもしれませんが、時間はかかりましたが、とてもていねいに仕上げてくれました。

 

 

3.タイの美容院でチップは必要か

何度かタイで美容院を体験しましたが、アタシの場合、チップを払ったことはありません。これから、同じ美容院に通うようになり、スタッフの人たちとの関係が変われば変わるかもしれませんが、今のところチップを払う予定はありません。

在住の長い日本人に聞くと、美容院に限らず、マッサージや食事の際にも、チップは気持ちの問題なのだそうです。予定があるため急いでもらった、とか、サービスがよかった、とか、通ううちに親しくなってよくしてもらった、というのがあれば、その気持ちをチップというカタチに込めればいいのではないか、と。そうですよね。

たとえば、マッサージに行ったとき、全然よくなかったマッサージだった場合、アタシはチップを払いません。食事に行ったときに、スタッフのサービスやマナーが良くなかった場合もです。反対にとてもよかった場合はチップを多く渡します。

美容院も同じだと思います。チップは「あげなければならない」「あげなくてもいい」というものではなく、「ありがとう」の気持ちの問題。アタシ自身、アナタ自身の価値で決めればいいのでないかと思います。

 

 

4.メンズ仕様のタイの美容院はあるのか

メンズ専用の美容院はないものの、日本でいうところの「床屋」はあります。それはスタッフもお客さんが男性だけ、という独特の雰囲気と佇まいがあるため、なんとなく男性専用だなあ、というのがわかります。

が、男性専用の美容院でなくても、ほとんどの美容院で、男性もOKです。これは日本と同じだと考えていいと思います。床屋にいく人もいれば、美容院へ行く男性もいる。なかには女性専門の美容院なんていうのがあるのかもしれませんが、アタシは、日本でもタイでも出会ったことがありません。

気軽に「 男性でも大丈夫ですか?」と尋ねてみるといいと思います。たぶん、ダメとは言われないですし、のぞいていると「ハロー」と声をかけてきてくれるはずです。これがタイのいいところ。

 

【関連記事】バンコクに20店舗以上!子供とメンズ向け床屋チェーン【Never Say Cutz】

バンコクに20店舗以上!子供とメンズ向け床屋チェーン【Never Say Cutz】

 

 

5.タイの美容院。勘と直感を信じて、気軽にトライしてみよう

今は日本にも安いカット専門店がありますが、タイローカル美容院はとてもリーズナブルです。言葉がわからなくても、会話を交わさなくても、タイ人の人間模様がこっそりと覗けてしかもスッキリとできる、なかなかおもしろい場所だと思います。まずは、シャンプー&セットだけでも行ってみてはいかがでしょうか。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

LAB thaiko先生のブログ

LABthaiko先生のブログは2018年に産まれて日々多くの記事を作成しています。タイの様々なお役立ち情報を時にはタイ語を交えながらの記事にしたり、ニュースサイトとして、情報媒体としての役割を果たせるよう、もっと皆さんにタイについて知って頂けるようこれからも情報を発信していきます。