タイのクラビに日本語の通じる病院はあるのか?クラビの3つの病院まとめ

サワディーカー!LABタイ語学校です!

クラビには、町中に数多くのクリニックがあります。そのほとんどが、クラビ唯一の公立病院「クラビ病院」に勤める医師が、兼任しているようで、ほとんどのクリニックは夕方から開きます。ただし、クリニックでは、タイ語しか通じないところが多く、片言の英語も通じない場合が多いのでもしもの時は、できるだけ大きい病院へ行ったほうがいいでしょう。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

 

1.クラビに日本語の通じる病院はあるのか

答えは、ノーです。そもそも滞在者だけでなく、日本人観光客も少なく、需要がないためだと思われます。これから紹介する3つの大きな病院はすべて日本語が通じません。つまり英語で対応しなければなりません。以前「クラビ病院」にかかったときには、受付はもちろん、看護師ですら英語が話せず、とても困っていたところ、英語の話せるボランティアスタッフを紹介されました。これはとても助かり、彼女がつきっきりで必要書類の記入の仕方、最初に体重や血圧を測るのですが、すべて案内して、しかるべき場所へと案内してくれました。とてもシャキシャキとした人で、とても助かりました。

先日、知人がガンの手術をここで行なうことになりました。その後の化学療法はここでは行なえないと、紹介された県外のガンセンターまで通ったそうです。なので、重病、重体になった場合は、クラビ県内で治療することは難しく、プーケットやスラータニなどもっと大きな都市の専門病院を紹介される場合がほとんどのようです。

 

 

2.無保険、緊急時に役立つ、クラビ唯一の公立病院「クラビ病院」

クラビタウンの中心部にあるため、クラビ在住日本人は、この病院で出産や診察を受けることが多いです。ただし「野戦病院」の異名を持つほど野趣あふれる病院で、初めて行ったときは正直ビックリしました。受付は野外、各診察の待合場所にもクーラーが効いておらず、診察室のみクーラーが配置されています。

前述の手術を受けた知人のお見舞いに行ったとき、術前のベッドは廊下でした。術後は大部屋になったのですが、その知人は「廊下のほうが涼しくてよかった」と言っていました。 なので、旅行でクラビを訪れたヒト、タイに慣れていないヒトは「クラビ病院」を受診するのは、勇気がいると思います。

ただ、診療費はとても安いです。外国人の友人がチェンマイ旅行したときに、バイク事故で数針縫い、クラビに戻ってきてから消毒や抜糸をしたのですが、彼が暮らすアオナンからここ「クラビ病院」まで通っていました。ソンテウで30分くらいかかるのに。理由を聞くと、治療費が安いからだそうです。それまでは家の近くにあるクリニックに通っていたのですが、そこは診療報酬が高いためもっと安い病院を、というと「クラビ病院」を紹介されたそうです。

プーケットの友人に聞くと、公立病院はプーケットも同じような状態だと。ちなみに、安いといっても、日本で保険で受診するのと変わらない診療費だとか。無保険でクラビに滞在し、どうしてもの場合、緊急の場合には「クラビ病院」がいちばん便利だと思います。

【Krabi Hospital(クラビ病院)の地図】

 

 

3.英語が通じる私立病院「クラビ ナカリン国際病院」

クラビ滞在中に病院に行かなければならないとき、「クラビ病院」では不安なとき、多くのヒトが訪れるのがこの「クラビ ナカリン国際病院」です。施設や設備は整っており、ほとんどの医療関係者が、きちんとした英語を話せます。

ただし、私立病院なので保険がない場合、とても高額になります。一度、骨折でここに入院したことがある日本人が、居心地も診察も良かったのですが、とてつもなく高額な請求をされたそうです。アタシたちはタイに滞在しているときは外国人なので、外国人料金が設定されているため、ある程度は仕方ないことだと思われます。

もしも受診や入院をせざるを得ないような状況になった場合は、あらかじめ料金をたずねておくのもひとつの方法でしょう。

【Krabi Nakharin International Hospital(クラビ ナカリン国際病院)の地図】

 

 

4. クレジットカード付帯の保険がきく場合もある「ワタナパット アオナン病院」

2019年新設されたインターナショナル病院です。もともとクラビから南へ車で2時間ほど南下したトラン県にある「ワタナパット トラン病院」の新設病院として開院されているので、実績もあり安心な病院といえます。

ここは、診療内容によってクレジットカード付帯の保険がきく場合があるようなので(クレジットカードによって異なるので、各自お問い合わせください)もしも、クラビで保険がきく病院がない、といわれたら「ワタナパット アオナン病院」の名前を出してみるといいでしょう。

新しいため、病院内はとてもキレイです。インターナショナル病院なので、英語も通じます。ただ、新しいので「クラビ 病院」で検索しても「ワタナパット アオナン病院」の名前は出てきません。なので、クラビにいらっしゃる際には、この病院の名前を覚えておいたほうがいいでしょう。

【Wattanapat Hospital Ao Nang(ワタナパット アオナン病院)の地図】

 

 

5.クラビで、事故や病気になった時は「1669」

最後にとっておきの情報を。タイ全土共通なのか、クラビだけなのかは不明ですが、クラビで事故や急病など、もしもの時は「1669」へ電話してください。これは、タイの救急車を手配するときの番号で、日本でいうところの110番です。

治療後の搬送なども行なってくれる場合があるようです(各病院でお問い合わせを)。クラビではお寺に救急車手配センターが併設されており無料です。

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

 

LAB thaiko先生のブログ

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