タイ・ファミリーマートのおすすめは、菓子パン。売り場も商品も日本をリスペクト!?

サワディーカー!LABタイ語学校です。

一時期は、あの「ファミチキ」も売っていた「 タイ・ファミリーマート(タイ・ファミマ)」。現在、日本ファミリーマートは、その運営を完全に離れ、タイ大手企業「セントラル・グループ」の完全子会社として運営しています。日本の名残が少なくなってしまったとはいえ、評判が高いのが、パン売り場。「ありがとう」というコーナー名は、菓子パンだけではなく、コーヒーコーナーにも付けられています。並んでいるパンたちは、在住日本人にとってはうれし、なつかし味。他のコンビニを抜いて圧倒的な美味しさだといっても過言ではないでしょう。

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿

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1.タイ・ファミマについて。その過去、現在、未来

昨年5月、タイ・ファミリーマートを展開していた日本ファミリーマートの運営会社が、持ち株分49%をパートナーであるタイの大手食品メーカー「セントラル・グループ」に譲渡。日本側はタイのファミマ経営から完全に手を引き、セントラルが独自の販売展開を行なうことになりました。日本発祥のコンビニ「ファミリーマート」がタイへ進出したのは、1993年。1989年にひと早く進出したセブンイレブンに遅れを取りつつも、その後、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィピンと、順調に展開していきます。

2017年、バンコク・プロンポン駅徒歩3分、スクンビット通りに面する交差点にある「タイ・ファミマ」がリニューアルオープンした時には、そのキレイさに、その日本語の多さに、その日本食の多さに、そのイートインコーナーの充実ぶりに、話題騒然となったのは記憶に新しいですよね。

では、なぜ、日本側は「タイ・ファミマ」を手放したのでしょうか。それはやはり、ライバル「タイ・セブンイレブン」の影響が大きいようです。いえ、セブンイレブンというよりも、その基盤であるタイ最大手財閥グループ「CPグループ」の存在がかなり大きいようです。現在「タイ・ファミマ」は、タイ全土で約1,000店舗ほど。それに比べて「タイ・セブンイレブン」は約1万2000店と、まず、店舗数に大きな差があります。

「CPグループ」については以前にも記事にしましたが、現在、タイのナンバーワン企業といえるほど大きな食品に携わる企業。 セブンイレブンを創業した「米・セブンイレブン」と「CPグループ」はライセンス契約を締結。 そのプライベートブランド力を活かし、マーケティング力をフルに活用し、 日本でも一時大注目された「中食」の充実させるなど、 タイ人にウケる商品開発つまり、独自路線を進みます。さらに、「CPグループ」は最先端の小売りを学ぶことができる大学まで設立してしまいます。この真摯に小売業界の未来に立ち向かう「CPグループ」に、敵うことができなかったために、日本側は断念してしまったのでしょうか。

「タイ・ファミマ」が、独立路線を歩み出してからまだ一年もたっていません。アタシは個人的に「タイ・ファミマ」の店員さんのほうがフレンドリーで好きです。そうではないヒトももちろんいますが、何回か通ううちに顔を覚えてくれて、いつも買う品をレジでニコニコしながら用意して待っていてくれます。それを自由な発想でやっている感じがスキで、なんだか好感が持てるのです。

 

 

2.タイ・ファミマのパンコーナー!ベストワンのおすすめは、お手頃価格のクロワッサン

むつかしい話はこれくらいにして、早速、「タイ・ファミマ」の充実度ナンバーワン!パンコーナーをご紹介していきましょう。 完全に独断と偏見ではありますが、 何と言ってもおすすめしたいのがクロワッサン。全粒粉クロワッサンとバタークロワッサンの2種類あります。クラビローカルだけかもしれませんが、バタークロワッサンが売り切れの場合がとても多い。見つけると、家にパンの在庫ストックがあっても、買ってしまうほどハマっています。

パン屋さんに行けばいくらでもおいしいクロワッサンはあるのですが、コンビニやスーパーのクロワッサンのなかでは、ナンバーワンのクォリティーだといえるでしょう。なぜか「タイ・ファミマ」のパンコーナーのパンたちは、袋がパンパンに膨れ上がっているのですが、これを開けた瞬間、バターのいい香りがハナをくすぐります。そして、この幾重もある層が魅力的。

少しの時間オーブンで焼くだけで、こだわりのあるパン屋さんのクロワッサンのような、外がカリッ、中がしっとりしたクロワッサンに変身します。これにハムとレタスとスクランブルエッグをはさめば、カフェ気分。時々、これをラップに包んで、マッチャラテを買って、公園でランチすることも。13バーツのクロワッサンを使って、タイの自然の味わう自己流クロワッサン・サンド。サイコーです。

 

 

3.タイ・ファミマのパンコーナー!菓子パンは北海道と沖縄のオマージュが多い!?

「北海道ミルク」「北海道ミルクワッフル」「沖縄黒糖」。なぜか「タイ・ファミマ」にある菓子パンのネーミングには、北海道と沖縄という地名が多く使われます。コレだけで、タイ在住日本人のココロは揺さぶられるのです。アタシだけ!?

ヘンな日本語が多いタイのなかで、ちゃんとした日本語が、きちんと意味のある日本語が、使われているのは「タイ・ファミマ」のパンコーナーだけではないだろうか、と思うほどきっちりと正しい日本語表記がされています。北海道といえば牛乳、沖縄といえば黒糖。牛乳や黒糖がふんだんに使われているのかは、正直、定かではないですが、風味は???ですが、イメージだけでついつい手に取ってしまいます。

北海道でも、沖縄でもないのですが、個人的におススメな日本の味のパンといえば、断然、小倉あんぱん。「 しっとり、ふっくら、おいしいパン」というパッケージのキャッチコピーは間違いなく「北海道ミルク」や「沖縄黒糖」のふっくら感とは異なる、日本のスーパーに売っているあんぱんに似た食感で、日本人にとっては懐かしい味に間違いないです。

 

 

4.タイ・ファミマのパンコーナー!フィナンシェ? ケーキ?の種類が豊富。そのお味は!?

アタシはお酒が好きなので、どちらかといえば、甘いものよりおつまみ系に惹かれます。ケーキという名が付いているものの、一見すると大好きなフィナンシェに見えたので、トライしてみました。結果的にはフィナンシェではなく、ケーキそのものでしたが。

アタシが勝手に思い描いていたフィナンシェとは、外側がカリッとしていて中がしっとりしているというものなのだったのですが、これは、日本でいうところのパウンドケーキのようなものいえます。ゆずテイストにそそられ買ってみたところ、なかなかのゆず風味パンチ。どちらかといえば、オレンジピールに近いような感じがしました。

勝手に想像していたフィナンシェとはまったく食感が異なりましたので、全然関係ないのですが、フィナンシェとは何なのかについて調べてみました。フィナンシェとは、フランス語で「金融家」という意味を持ち、古くはフランスの修道女によって作られた、パリ証券取引所の金融街から広まった、という逸話を持つ焼き菓子。だから、「金融家」なのかな。特徴としてはアーモンドパウダーを使用しており、よく似た食感のマドレーヌとの違いは、フィナンシェは卵白のみを使用するのに対し、マドレーヌは全卵を使用しているのだとか。

 

 

5.「タイ・セブンイレブン」もいいけど、「タイ・ファミマ」もいいね

住んでいるクラビには圧倒的に少ない「タイ・ファミマ」ですが、アタシはスキです。なんと言っても、あまりお客さんが多くなく(特に今!)、リラックスして、ゆっくりといろいろ見ることができるのも、ポイントが高い。そして、「おいしいカフェ」も充実。店員さんが言うには「ファミマの抹茶ラテのほうが、セブンよりおいしいよ!」と。よし、今度、飲み比べしてみよう!

 

タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿でした。

コンビニ

ラーン サッドゥワックスー

ร้านสะดวกซื้อ

日本では「セブンイレブン」や「ファミリーマート」などのことをまとめて「コンビニ」といいますが、タイ語では「コンビニ=セブン」と呼ぶことが多いのでこちらの言葉はあまり使われません。

ちなみに直訳すると「便利なものを買える店」となります

ラーン=店

サッドゥワック=便利

スー=買う

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